HIKOの趣味三昧な日々

趣味の音楽やスポーツについて、日々の気付きとともに書きつづっていきます

Wayne Shorter 「The All Seeing Eye」

2008年12月18日 22時54分51秒 | CD
昨日は大雨で肌寒かったのですが、今日は空気が洗われたように澄んで、割と暖かい一日でした。

今日は仕事で横浜に出張したので、帰りに久しぶりにディスクユニオン横浜関内店に行ってきました。
【今日の収穫】
●Wayne Shorter 「The All Seeing Eye」(写真)
ショーターのブルーノートでの諸作の中では比較的地味で難解とされる作品です。しかし実際聴いてみると、フロントに4管を配したサウンドの印象は結構重厚であり、曲調も意外と馴染みやすく、ハードバップとフリーの中間を行くような先進的な印象があります。ハンコックのピアノがいい感じです。
1965年の録音。

《Personnel》
FREDDIE HUBBARD (tp,flh) 
GRACHAN MONCUR Ⅲ (tb)
JAMES SPAULDING (as)
WAYNE SHORTER (ts)
HERBIE HANCOCK (p)
RON CARTER (b)
JOE CHAMBERS (ds)
ALAN SHORTER (flh) <#5 only>

《Track List》
1.THE ALL SEEING EYE
2.GENESIS
3.CHAOS
4.FACE OF THE DEEP
5.MEPHISTOPHELES
「輸入盤」「美品」1,050円でした。

「MAL-1」 MAL WALDRON QUINTET

2008年11月10日 22時17分11秒 | CD
週明けの今日は朝からぐっと冷え込みました。そろそろコートが欲しい頃です。

さて月曜日、横浜出張の後はお約束のディスクユニオン横浜西口店です。
【今日の収穫】
●「MAL-1」 MAL WALDRON QUINTET (写真)
その哲学者のような独特の風貌から「孤高のピアノ詩人」と呼ばれるマル・ウォルドロン。わが国ではジャッキー・マクリーンの泣きのサックスで知られる「レフト・アローン」の作曲者として有名です。また、エリック・ドルフィー、ブッカー・リトルの双頭バンドのファイブ・スポット・セッションのピアニストもこの人です。このアルバムはそんな彼がプレイティッジに吹き込んだリーダー・アルバム4連作のうちの記念すべき最初の作品です。このアルバムが録音された当時彼と一緒にコンボを組んで活動していたジジ・グライス(as)の、知的で歯切れのいいサックスのソロが聴きものです。もちろんマルの構成力のしっかりしたピアノは文句のつけようがありません。1956年11月の録音。


《Track List》
1. Stablemates
2. Yesterdays
3. Transfiguration
4. Bud Study
5. Dee's Dilemma
6. Shome

《Personnel》
MAL WALDRON (p)
IDRESS SULIEMAN (tr)
GIGI GRYCE (as)
JULIAN EUELL (b)
ARTHUR EDGEHILL (ds)
「国内盤」「帯付き」30%引き588円のお買い得でした。

「Booker Little and Friend」

2008年10月30日 22時37分09秒 | CD
今朝は気温が下がって、通勤時はちょっと寒さを感じました。

さて、さすがに今週は月末週だけあって仕事が忙しく、このブログの更新もままなりませんでした。
しかしそうした中でも今日は仕事帰りにしっかりディスク・ユニオン町田店に立ち寄りました。
【今日の収穫】
●「Booker Little and Friend」 (写真)
ブッカー・リトルJr.は、1938年テネシー州メンフィスで生まれました。
彼の演奏はクリフォード・ブラウンのスタイルをルーツとしており、歯切れがよく輝かしいトーンが特徴です。1956年から1958年の間シカゴ音楽院に学び、その間ジョニー・グリフィンら地元のミュージシャンと共演しました。その後ニューヨークへ移り、マックス・ローチやエリック・ドルフィーらと共演しました。ドルフィーと共にニューヨークのジャズクラブ、ファイブ・スポットに出演した双頭コンボでの演奏を収めた3枚のライブ・アルバムはモダン・ジャズの金字塔です。
今日ゲットしたアルバムは彼が死の数週間前に吹き込んだ作品で、録音作品の少ない彼にとって、最後の録音となるリーダー作品です。1曲を除きすべて彼のオリジナルです。若々しい感性とオリジナリティーに溢れた曲想、トロンボーン、テナーサックスとの3管のフロントで繰り広げる熱く伸びやかでクリアなサウンドは、ジャズがもっとも輝いていた時代の勢いを感じさせてくれます。
1961年10月5日、彼は尿毒症の合併症によりニューヨークで急逝しました。

《Track List》
1. Victory and Sorrow (05:56)
2. Forward Flight (06:18)
3. Looking Ahead (07:25)
4. If I Should Lose You (05:11)
5. Calling Softly (05:39)
6. Booker's Blues (05:16)
7. Matilde (05:55)
8. Matilde [Alt. Take 4] (08:27)
9. Matilde [Alt. Take 7] (08:15)

《Personnel》
Booker Little (tp)
Don Freedman (p)
George Coleman (ts)
Julian Priester (tb)
Pete La Roca (ds)
Reggie Workman (b)
「国内廉価盤」「帯付き」「新品同様」630円とお得でした。

STAN GETZ in STOCKHOLM

2008年10月24日 22時11分45秒 | CD
今日は朝から本降りの大雨、気温も低めで肌寒い感じでした。
ようやく週末となり仕事が終わった解放感から、また町田のレコファンに行っちゃいました。このところ曜日にかかわらずCDハンティングしている気がします。

【今日の収穫】
●「STAN GETZ in STOCKHOLM」 (写真)
1951年に初めてストックホルムを訪れコンサートを行ったスタン・ゲッツは現地のミュージシャンとレコーディングを行いました。その際に取り上げた同国のトラディショナルナンバー「ディア・オールド・ストックホルム」は、その後マイルス・ディビスなど数多くのミュージシャンが好んで演奏するスタンダード・ナンバーとなりました。
このアルバムでは、1955年に同地を再訪したゲッツが、北欧の実力派ジャズメンとワン・ホーン・クァルテットを編成し、得意のスタンダード・ナンバーを心地よさそうに演奏しています。母国アメリカとは違った空気のせいか、クールでリリカルなゲッツのサウンドの良さがさらに際立っており心地よいサウンドに満ち満ちています。青空をバックに飛行機に乗り込もうとするゲッツの笑顔が清々しいジャケットも秀逸です。1955年12月の録音。

《Personnel》
Stan Getz(ts)
Bengt Hallberg(p)
Gunnar Johnson(b)
Anders Burman(ds).

《Track List》
1.Indiana
2.Without A Song
3.I Don't Stand A Ghost Of A Chance With You
4.I Can't Believe That You're In Love With Me
5.Everything Happens To Me
6.Over The Rainbow
7.Get Happy
8.Jeepers Creepers

「国内盤(廉価版)」「帯付き」「美品」200円引き640円とお買い得でした。






Art Pepper 「The Trip」

2008年10月18日 21時44分24秒 | CD
今週はなんやかんやと忙しく、帰宅後PCに向かう時間がありませんでした。
そんな中、町田のレコファンで3日前にゲットしたのがこのCDです。
【3日前の収穫】
●Art Pepper 「The Trip」 (写真)
アート・ペッパーの名作と言えば「ミーツ・ザ・リズム・セクション」と10人中8人位は答えると思います。私も最近までは50年代から60年代初頭のペッパーが最高だと思っていました。しかしいわゆる「後期のペッパー」つまり麻薬中毒の治療のための引退状態から奇跡的に復帰した1974年以降の作品も、実に味わい深い作品が多いことに気づきました。サンクエンティン刑務所や療養所にいた1960年代に、彼はレコードでジョン・コルトレーンを聴き、強い影響を受けました。そして復帰後の彼は、生まれ変わったかのように、コルトレーンに迫るような力強く深い精神性に満ちた演奏を展開します。
この作品で彼は、憧れのコルトレーン・カルテットのドラマー、エルビン・ジョーンズを迎え、モード手法にのっとったイマジネイティブな演奏を繰り広げています。まるで60年代のコルトレーンの黄金のカルテットの再来のような演奏です。1976年9月の録音。

《Track List》
1.THE TRIP Orig. Take
2.THE TRIP Alt. Take
3.A SONG FOR RICHARD
4.SWEET LOVE OF MINE
5.JUNIOR CAT
6.THE SUMMER KNOWS
7.RED CAR

《Personnel》
Art Pepper (as)
George Cables (p)
David Williams (b)
Elvin Jones (ds)
「国内盤」「帯なし」セール200円引き、妥当な535円でした。

「EMPYREAN ISLES」 HERBIE HANCOCK

2008年10月14日 22時00分20秒 | CD
三連休明けの火曜日、今日は予報どおり午前中から雨降りとなりました。

さて、今日は午後から仕事で横浜へ出張。当然帰りはディスクユニオン横浜西口店です。
【今日の収穫】
●「EMPYREAN ISLES」 HERBIE HANCOCK (写真)
連休中にセールをやっていたこともあり、目ぼしい出物はなし。
そんな中手にしたのは、ハンコックのブルーノートのこの名盤です。
フレディー・ハバード(tp)をフロントに、マイルスのグループで鉄壁のリズムセクションを担うロン・カーター(b)、トニー・ウィリアムス(ds)の二人を引き連れてカルテットで吹き込んだ作品は、まさにご機嫌なハードバップです。
油の乗り切ったハバードのトランペットはエネルギーに満ち満ちて実に豪快なプレイです。後にダンス・ミュージックにもサンプリングされた名曲カンタロープ・アイランドはウォーターメロンマンの路線上の軽快でダンサブルな佳曲です。
このメンバーにジョージ・コールマン(ts)を加えれば次作の「処女航海」のメンバー、ウェイン・ショーター(ts)を加えれば後年のVSOPクインテットとなるのですから、内容が悪かろうはずがありませんね。
1964年6月の録音。

《Track List》
1.ONE FINGER SNAP
2.ONE FINGER SNAP (alternate take)
3.OLILOQUI VALLEY
4.OLILOQUI VALLEY (alternate take)
5.CANTALOUPE ISLAND
6.THE EGG

《Personnel》
Herbie Hancock (p)
Freddie Hubbard (tp)
Ron Carter (b)
Anthony Williams (ds)
「輸入盤」「美品」お買い得な630円でした。

Bill Evans with Jeremy Steig 「What's New」

2008年10月06日 22時35分48秒 | CD
今日は朝のうちは雨模様でしたが、午後には上がっていました。

今日は月曜日、久々にディスクユニオン横浜西口店に行きました。
【今日の収穫】
●Bill Evans with Jeremy Steig 「What's New」(写真)
このアルバムは、ビル・エヴァンスがフルート奏者と共演しているというので、ぜひ聴きたいと思いながら、なかなか手にする機会がなかったものです。先入観としては、エヴァンスのリリカルなピアノに優美なフルートの音色が絡む品の良いサウンドを想像していたのですが、実際耳にしてみると大違いでした。ジェレミー・スタイグのフルートはパワフルでアグレッシブで実に男っぽいサウンドです。日本の尺八にも似た奏法で、フルートの音色の概念を打ち壊してしまうほどです。そんなフルートのソロに刺激されて、エヴァンスもいつになく激しく情熱的なピアノを聞かせてくれています。

《Track List》
1.Straight No Chaser
2.Lover Man
3.What's New
4.Autumn Leaves
5.Time Out For Chris
6.Spartacus Love Theme
7.So What

《Personnel》
Jeremy Steig (fl)
Bill Evans (p)
Eddie Gomez (b)
Marty Morrel (ds)
「国内盤」「帯なし」「並品」10%引きで妥当な567円でした。

ERIC DOLPHY 「AT THE FIVE SPOT, VOL.1」

2008年10月03日 22時58分51秒 | CD
期末期初を挟み今週は随分忙しかったのですが、なんとか週末を迎えました。
金曜日の今日は、ついつい開放感に浸って仕事帰りに町田のディスクユニオンに立ち寄りました。

【今日の収穫】
●ERIC DOLPHY 「AT THE FIVE SPOT, VOL.1」(写真)
歴史に残るエリック・ドルフィー(as,bcl)のファイブ・スポットでのライブ。ブッカー・リトル(tp)との2管のフロントにマル・ウォルドロン(p)、リチャード・デイビス(b)、エド・ブラックウェル(ds)のリズム・セクションによるクインテット編成。冒頭からドルフィーのアグレッシブなアルトが切り込んでくる《ファイヤー・ワルツ》に始まり、全編この時代のジャズの熱気を余すところなく伝えてくれます。ブッカー・リトルの深く憂いを含んだトランペットの音色にも引き込まれます。
1961年7月、ニューヨーク、ファイブ・スポットでの実況録音盤。

《Track List》
1. Fire Waltz
2. Bee Vamp
3. The Prophet

《Personnel》
Eric Dolphy alt sax,bass clarinet
Booker Little, trumpet
Mal Waldron, piano
Richard Davis, bass
Ed Blackwell, drums
「国内盤」「帯付き」「美品」超お買い得の735円でした。




CHARLES MINGUS 「MINGUS AH UM」

2008年10月01日 21時32分13秒 | CD
いよいよ10月に突入、めっきり涼しくなりました。クール・ビズも昨日までで終了、今日からはネクタイ着用ですが、さすがにもう暑さは感じません。台風が接近中とのことで、昨日から雨模様です。

今日も仕事帰りにCDを物色、目先を変えて町田のレコファンに行ってみました。駅前のビルの中なのでが、ちょっと分かりにくい場所なので、今まで行ったことがありませんでした。在庫は結構な量がありますが、値段はディスクユニオンよりちょっと高めです。それでもセールで一律200円引きになっているので、よく探せば掘り出し物がありそうです。
【今日の収穫】
●CHARLES MINGUS 「MINGUS AH UM」(写真)
黒人差別に激しく抵抗した「怒れるベースの巨人」として知られるチャールズ・ミンガスの名盤。ややもすると彼の作品は難解にとらえられがちですが、後にジョニ・ミッチェルやジェフ・ベックがカヴァーした『グッドバイ・ポーク・パイ・ハット』や、『フォーバス知事の寓話』といった有名曲をを収めた本作は純粋に正統派モダン・ジャズのアルバムとして楽しめます。
参加しているサイド・メンは全てミンガス門下生。ホレス・パーランのピアノ、ダニー・リッチモンドのドラムスにミンガスのベースという骨太のリズムセクションにブッカー・アービンのテナーを始めとするホーン・セクションが絡み合って、時としてビッグ・バンドのような分厚くインパクトのあるサウンドで迫ってきます。
1959年5月、ニューヨークでの録音。

《Track LIST》
1. Better Get Hit in Yo' Soul
2. Goodbye Pork Pie Hat [Unedited Form]
3. Boogie Stop Shuffle [Unedited Form]
4. Self-Portrait in Three Colors
5. Open Letter to Duke [Unedited Form]
6. Bird Calls [Unedited Form]
7. Fables of Faubus
8. Pussy Cat Dues
9. Jelly Roll

《Personnel》
John Handy (as,cl,ts)
Booker Ervin (ts)
Shafi Hadi (ts)
Willie Dennis (tb)
Jimmy Knepper (tb)
Horace Parlan (p)
Charles Mingus (b)
Dannie Richmond (ds)
「国内盤」「帯つき」「新品同様」850円は実にお買い得でした。


PAUL DESMOND 「DESMOND BLUE」

2008年09月26日 20時46分49秒 | CD
お彼岸も過ぎて随分涼しくなってきました。今朝は夜明け前から強い風が吹いていました。

さて、今日は週末。ディスクユニオン町田店に行ってきました。
【今日の収穫】
●PAUL DESMOND 「DESMOND BLUE」(写真)
ポール・デズモンドのRCA移籍後の第一作、ストリングスをバックに、ギターでジム・ホールが参加しています。こんな取り合わせで、サウンドが悪かろうはずがありません。中世風のアレンジの「マイ・ファニー・バレンタイン」に始まって、有名なスタンダードの数々をクールな音色で吹きまくっています。

《Track List》
1 My Funny Valentine
2 Desmond Blue
3 Then I'll Be Tired of You
4 I've Got You Under My Skin
5 Late Lament
6 I Should Care
7 Like Someone in Love
8 Ill Wind
9 Body and Soul

《Personnel》
Bobby Thomas, Jr. ( Drums )
Connie Kay ( Drums )
Gene Cherico ( Bass )
George Duvivier ( Bass )
Jim Hall ( Guitar )
Milt Hinton ( Bass )
Osie Johnson ( Drums )
Paul Desmond ( Sax (Alto) )
Bob Prince ( Arranger )
with Strings
「国内盤」「帯なし」「並品」妥当な630円でした。