食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

東京裁判というもの

2017-08-08 06:29:54 | 日記

昨日書き込んだ内容に付け加えまして、この時期、日本人としてどうしても書き込まなければならないことがあります。 日本が戦った日露戦争と太平洋戦争は、過去500年間にわたる白人の世界支配を打ち壊すためのものでした。 この戦争により、西欧列強によるアジア・アフリカ植民地支配が終わり、人類平等の世界がつくられたのです。これこそが、太平洋戦争の世界史的な意義でして、これまで人類が経験した戦争とは、まったく違うものであると思うのです。 そして、最後は全世界を相手にし、日本は負けました。華々しく散りました。 その後「 東京裁判 」という法律ではなく、処刑の目的が先行した感情で裁かれた裁判のようなものが行われました。 人の行為を裁くとき、あらかじめその行為を裁く法律がつくられていなければならないとする「 罪刑法定主義 」の大原則に反する事後法により、7人の戦争指導者とよばれる方が処刑されました。 広田弘毅なんぞ、外交官時代、首相在中も、戦争回避に奔走しましたが、文官(軍人でない)の代表としてみせしめに処刑されております。 中将の武藤章は、(彼以外、死刑に処せられた被告人はすべて大将)一貫して戦争反対を唱えながら、東条英機のそばにいたという理由だけで、マッカーサーのお冠になり死刑に処せられております。  マッカーサーといえば「 I shall return 」などとかっこいいことを言っていますが、なんてことはない。 フィリピンのバターン半島で、日本軍においつめられ、部下を置き去りにして命からがら、ひとりオーストラリアに逃げて行ったのです。 そのバターン半島に取り残されたアメリカ兵を含む数万人を、日本軍が収容所のある場所まで歩かせたことから、「 バターン死の行進 」などという汚名を着せられていますが、物理的にどうしょうもない状態だったのです。  「 東京裁判 」という小林正樹監督がメガホンをとったドキュメンタリーフイルムがありますので、ご興味のある方はご覧ください( 非常に長い映画ですが~) そして、 東京裁判を行っている最中にも連合国は、日本軍に解放されたインドネシア、ベトナムを取り戻すため、再び侵略戦争をしかけているのです。