食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

BS- フジ アイラ島特集

2019-01-04 06:55:29 | 日記

おとといの晩、BS-フジをつけると、「 最果ての地、アイラを往く」と題しまして、スコットランドが映し出されておりました。 自然、地理、歴史、そして匂いまでも、伝わってくるのを肌でかんじましたが、やはりメインは、スコッチウイスキー。 ISLAY と綴って「アイラ」と発音するスコットランドの小さな島の特集は、見えるのは荒涼とした海原と水平線と空だけ。 本当に何もない真っ平らな地形。 そう、ウイスキーの蒸留所以外に何もないのです。そんな、殺伐とした島だからこそ、ウイスキー好きの「聖地」として彼らの心を駆り立てるのかもしれませんね。 ボウモアもアードベッグも、日本で普通に買ってたしなめますが、アイラで飲む味は、全然ちがうような気がします。 酒というのは、それがどんな酒であっても、その産地で飲むのがいちばん美味しいように思えてなりません。 良い意味での先入観が五感全てを支配しているのかもしれませんね。 ところで、ハギスというスコットランドの伝統料理があります。羊の肉を羊の胃袋につめた食べ物でして、日本でも食べられますが、日本人の舌に合わせてマイルドな味付けになっているようです。本場のハギスは、ものすごく生臭いので、現地の人もスコッチを垂らして食べたりと工夫するみたいです。 まずいイギリス料理の代名詞とまで言われております。 別れの歌の代名詞、「蛍の光」はスコットランドの民謡で、旧友との再会を祝す歌でして、送別の意味はございません。 スコットランドの歴史は、イングランドとの関係なくして語ることはできません。 「ブレイブハート」という、メルギブソン主演の映画があります。 イングランドとスコットランドの対立・抗争を描いた内容でして、久しぶりに観返したくなりました。