平成の元号も、平成31年4月30日をもって終わりますね。 各局、こぞって平成、さかのぼり昭和の特集を組んでおられます。 昨晩のBSも、平成・昭和歌謡を放映しておりました。 歯科界の市場において、平成8年は「美白元年」(僕が勝手に命名しました)と称する重要な年でありました。 それまで、歯磨き粉は、虫歯予防、歯周病予防、といった疾病対策のものが全てでしたが、その年、株式会社サンギが、「芸能人は歯が命」のCMを引っさげ、アパガード、を登場させたのです。 歯を白くすることを大義名分に掲げた歯みがき粉、美白歯みがき粉の先駆けとして、今日にその役割をつなげております。 ただし、本当に歯を白くされたい方は、歯科医院でホワイトニングを受けられてくださいね。 平成のキーワードを一つ、と言われたら、「インターネット」を挙げるでしょう。 知識・情報がいとも簡単に何処でも手に入る時代。 50年前の昭和の時代に誰が想像できたでしょうかね。 その反面、人間の本質は昔から変わりませんので、昭和の時代は公衆便所の落書きですんでいたことが、インターネットに書き込む事で、大勢の目に触れるようになり、社会批判・個人批判する側の快感がはるかに強くなってしまったような気がします。 特に、善悪の区別なく、主観的な価値意識の中で、好き勝手に発信してしまう人たちの多さ、これは非常に根深い問題だと思います。 次なる元号の時代は、ネット社会の落し子「一億総つっこみ社会」(僕が勝手に命名しました)にどう対処してゆくか? 実は、その解決過程はより人間の根源にせまるものだと思います。