mix_berry

テレビっ子のひとり突っ込み

「電車男」 (最終回)

2005-09-22 23:31:34 | 日本のドラマ
 「電車男」がとうとう最終回。SE業界に身をおく者として、かなり複雑な気分でみていたドラマだった。
 このドラマ、一般人でかつもともとオタクというものにマイナスのイメージを持っていてでも最後までドラマをみたっていう人には割と好印象、逆にオタクになんの偏見もなかったけど、途中でドラマを見るのをやめた人にとってはアキバ系というものが悪く印象づけられたんじゃないだろうか?だって、伊藤淳史のあのしゃべりかたはどう考えてもちょっとオカシイでしょ。劇団ひとりの役の人とかもかなりすごいし。
 自分の素直な印象としては、かなりデフォルメされている部分があるとはいえ、けっこう面白かったと思う。アキバ系でオタクな自分をちゃんと自覚して、顔も名前も知らない他人の忠告やアドバイスを素直に受け入れて考えたりするとこがなかなかできることじゃないんじゃないだろうか。自分の知っている人の中にも、自分でオタクを自覚していない彼女いない歴=年齢の人は少なからずいると思うけど、(おそろしくてちゃんと確認したことはないが)そんな風に見える人たちって決まって自分のオタクな部分を他の人よりも高い知識と勘違いして優越感を持っているような人たちだ。自分の価値観が絶対だと思ってる。そういう人たちに比べると、電車男ってばかなり好感がもてた。
 ちょっとカナシかったのは、会社で親しくしている人々の間で流行ってて自分でもカワイイなって思ってた「ケロロ軍曹」と「パンダーZ」のこと。最近友人に「パンダーZって知ってる?」って感じのことを聞くと、「あー、電車男が持ってるー?」って、なんかオタクの代名詞みたいになってた。
 「電車男」って、本もマンガも映画も見てなかったし、ドラマもみるつもりなかったんだけど、ついつい惹かれたのは、エルメスが住んでるのが吉祥寺だったから。「ケロロ軍曹」の居候先の家も吉祥寺っていう設定になってるせいか、吉祥寺にはケロロ軍曹バスが走っていて、サンロードの入り口には「吉祥寺はもらったであります」って書いてあるマン喫のでかい看板がかかっている。電車男がエルメスさんちに行くために吉祥寺に上陸したシーンでこの看板と対面し、ケロロに最敬礼をしてたのがなんかとてもおかしかった。
 しかし、速水もこみちがどんどんかっこ良くなって人気でてきたなー。ヤンキー母校に帰るに出てた頃は、この子変な名前だなくらいにしか思ってなくてノーマークだったのに。やっぱ先見の明がないわー。ごくせんバブルの申し子か?
 しかしこのドラマ、お笑い芸人にやさしいドラマだったよねー。毎回誰かがゲストで出て来るし。芸人じゃないけど第一話に映画の電車男山田くんも出てたよね。エスパー伊東が結局何をやりたかったのか未だに謎。かなりおやじになってたな。塚地は途中いなくなってたけど何やってたんだろう?サンボマスターとブサンボマスターについてもめてでられなくなってたんだろうか(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする