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テレビっ子のひとり突っ込み

『欠点ある恋人たち』感想・あらすじ(ネタバレ注意!)

2021-11-26 23:52:40 | 韓国ドラマ
    

2019年 韓国

◆おススメ度
★★★★☆


◆キャスト
イ・ガンウ(財閥三世のイケメンナルシスト):アン・ジェヒョン
チュ・ソヨン(シンファ高校の体育教師。ガンウの同級生):オ・ヨンソ
イ・ミニョク(ガンウの従弟で校医):クウォン
キム・ミギョン(ソヨンの同僚で中学からの親友):キム・スルギ
パク・ヒョンス(HS社長):ホ・ジョンミン
(ソヨンの上の兄):ミン・ウヒョク
(ソヨンの下の兄):チャ・インハ


◆感想・あらすじ

だいぶ面白かったー。
1話あたり30分前後のサクサク見れるラブコメです。

オ・ヨンソが出てるので面白そうかなと見てみたんですが、(あと、アン・ジェヒョンとキム・スルギが共演てところが)タイトルだけだったら多分見てない・・。

下手くそじゃない?このタイトルの付け方。。。訳の違いか、"欠陥のある人間たち"だったり"瑕疵ある人間たち"だったり、ネット上に出てくるタイトルには
多少ブレがありますが、そっちは直訳で、正式な邦題は「欠点ある恋人たち」なのかな。いずれにせよ、あまりそそられるタイトルではないなー。



あらすじです。

ヒロインのチュ・ソヨン(オ・ヨンソ)は、イケメンの兄弟3人を持つシンファ高校に勤める体育教師。彼女は無駄にイケメンの兄弟たちのせいで、昔から兄弟
たちに好意を寄せる女たちから理不尽なやっかみや中傷、嫌がらせや暴行などの被害を受け、大のイケメン嫌いに。(そういう設定なのに、オープニングにしか
そういう場面が出てこない気が・・・。そして訴えてもいいんじゃないかってくらいけっこうな乱闘シーン。)

     

そして男の主人公イ・ガンウ(アン・ジェヒョン)は、シンファグループ会長の孫で財閥三世のイケメンナルシスト。しかし、彼には中学時代までは太っていて
イケていなかった、かつ修学旅行中にウ〇コを漏らし肛門というあだ名で呼ばれていたという黒歴史があった。現在でもその過去を思い出すとお腹が緩くなる
過敏性腸症候群を患っている。(私もやや過敏性腸症候群の傾向があり、このドラマのそのシーン見てるとリアルすぎてちょっとお腹が痛くなってました・・・。)

中学時代にその事件の冷やかしに耐えられず渡米していたイ・ガンウは、久しぶりに帰国する。そうして、イケメンになりかつお金持ちであることをひけらかし
昔自分をバカにしていた同級生たちを見返すためにタイミングよく開催された中学の同窓会に出席。
みんなが自分をちやほやする中、その輪に混ざらず一人黙々と焼肉を食べ続ける一人の女が気に食わず、自ら彼女に絡んで行くが、俺が誰だか分かるかという
問いに「あんたの初恋相手よ」と返されてしまう。実は彼女はイ・ガンウの初恋相手でかつ初告白してこっぴどくフラれた相手(お漏らし事件の元凶でもあった)、
チュ・ソヨンだった。

心に封印し忘れていたその過去を一瞬で思い出したガンウは、またも腸過敏の症状が・・・。挙動不審な感じで同窓会会場を後にする。
そして、自分を振った女チュ・ソヨンに復讐することを固く心に誓うのだった。

後日、ソヨンを呼び出したガウンは彼女に交際を申し込む、イケメンになった自分に惚れさせたところでこっぴどく振るという作戦だったが、まさかの斜め上を
行く暴言を吐かれてまたもやフラれてしまう。

なぜ自分のようなイケメンを振ったんだと悩むガウンは、その後行く先々でイケメンとボディタッチしていちゃいちゃするソヨンを目撃。(実際の相手は生活費
を取り立てていた二人の兄。)なぜかショックを受けるガウン。
一方、ソヨンは二番目のゲイの兄が経営するゲイ御用達の出会い系バーでガンウとパク・ヒョンスが目にゴミが入ったと言って至近距離で確認し合う姿を遠目に
みて、二人の嗜好がそういう系であると誤解してしまう。

シンファグループ会長である祖母に、1年間だけグループ内のどこか好きなところで働けば後は自由にするという約束を迫られ、それならばとシンファ高校の
理事になってソヨンをいじめ、解雇してやることで復讐をすることにしたガンウ。

      

しかし、なかなか思い通りにソヨンに復讐できないどころか、ソヨンに睨まれると腸過敏の症状が再発するし、ソヨンがやっぱり気になって仕方がないガンウ。
そしてとうとう自分の気持ちを認め、ソヨンの好きそうなものを一生懸命考え演出し素直にソヨンに告白するガンウ。

「お前がいれば、本当の自分になれそうだ。だからそばにいてくれ。」

と告白されたソヨン。それ以前にガンウが家庭の事情でお見合いする現場を目撃していたソヨンは、ヒョンスがいるにもかかわらず望まないお見合いをしたくない
ガンウのカモフラージュになって欲しいという意味だと解釈。しかし、恋人である(とソヨンが誤解している)ヒョンスがそのことを知ったら良くないのではない
かとヒョンスのことを思ったら無理だと断るソヨン。

そしてそれをヒョンスが好きだから無理だと断られたと誤解してしまうガンウ。

しかし、中学の時に酷い言葉でガンウを傷つけた引け目もあるソヨンは、あの時と今回の告白を思い出して考えては眠れなくなってしまう。思い悩んだ挙句、
ソヨンはガンウに「提案を受け入れる。(偽の恋人になってあげる)」と返事をしにいくのだが・・・。


ガンウとソヨンにちょっとずつ言葉が足りないためにすれ違いコントのような気持ちの認識齟齬が発生するところがめっちゃ面白いドラマです。

特に、偽の恋人役を受け入れるつもりで返事をしに行ったソヨンに対し、自分の気持ちをソヨンが受け入れてフツウに恋人になってくれたんだと素直に感動して
喜ぶガンウが、玄関先でソヨンを抱きしめ勢い余ってキスしようとしてかわされほっぺをつねられちゃうんだけど、「ごめん、やりすぎた、うれしくて」って
それでも幸せそうなところがたまらなく可愛くてかわいそうなアン・ジェヒョン。「プライドがズタズタだけど、死にそうだ。嬉しくて」ってところからの
ここの一連の場面がめっちゃ好き。送ってくからちょっと待っててって言われてる間に、ソヨンが抱きしめられた感触を思い出して意外といい体してるな、的な
独り言言ってるとこが、まるっきり脈なしではないなって、未来につながる感じがするし、嬉しそうに車のキーを持ってくるところや、家に送ってオッパと呼ぶ
イケメンたちの正体が判明するっていうくだりまで。


他にも、陸上部の予算をどうしても承認してほしいソヨンが夜にガンウの家を訪ね、どういうつもりでソヨンが夜に一人で自分の家を訪ねて来たのか自意識過剰に
妄想が膨らみ、うっかり廊下でぶつかったソヨンに下半身が反応してしまったところを見られてしまい、めっちゃ恥ずかしい思いに耐えられない初心なガンウ
とか。
他にもたくさん、胸キュンしつつにやにやしてしまうっていう場面がたくさんあります。


そして、中学時代、実は親友だったソヨンとガンウ。そして意外にも、その頃のガンウにウェディングドレスデザインしてもらっていたっていう過去や、ほんとは
ソヨンの初恋相手もガンウだったんだけど、なぜ断ってしまったのか、そしてそこから修学旅行前夜のソヨンからの突然の電話とすっぽかしからのドカ食い、
その裏で起きていたソヨンと両親の事故死の悲しい真実など、色々過去の因縁、運命などけっこう伏線があったりとか、割と盛り上がる部分がたくさんあります。

ガンウとソヨンだけでなく、その他の登場人物たちの意外なカップリングとかも見所。
とにかく面白いに尽きる作品でした。


ただ、ちょーっと私的には、ラストはガンウが中学の時にデザインしたウェディングドレス着た結婚式の場面とかそのエピソード発表されてみんなが驚く場面だとか
さらには、シンファグループの一員になったソヨンが新しい理事長になるとかいったサプライズに驚く教頭たちもちょっと見たかったなーと。

そしてできれば、ペク・チャンミとミニョクにくっついて欲しかったなー。(そんな勝手なパズルみたいにはいかないか・・・。)


ミニョクは、本来は優秀な外科医でありながら大きな病院での体制、権力ある人に迎合する風潮についていけず、世捨て人のようにひっそり傘下の学校の校医を
やってるんですが、赴任した時からソヨンに片想い中も全く見向きもされず、挙句の果てに後から来てソヨンを好きになったっぽい従兄の方が実は昔からのソヨン
の運命の相手だったっていう切ない役どころ。ただ、油断すると白井健三を思い出すような顔立ちのミニョクはあんまり好きなタイプではなかったので、特に
闇落ちしかけるミニョクが嫌で嫌で仕方なかった。


なんか太ってるわけじゃないんだけど、肌すべすべで顔がプクプクしているアン・ジェヒョンが可愛くて仕方ない。(ちょっとときどき20代のまっすーを思い出す。)


アン・ジェヒョン、泥沼離婚劇で元奥さまのク・ヘソンが、「ドラマの主演になったあたりから変わった」的なことを言ってたけど、このドラマがそれなのかなー
とか思いながら見ちゃってました。だとしたら、家庭にそんなゴタゴタ抱えながらもよく頑張ったなーと。ク・ヘソンのストレスの陰(かもしれないところ)で
いい作品ができてよかったなーと素直に思っちゃいました。

アン・ジェヒョンて、いわゆる憑依型の役者さんってことなんでしょうね。それでいてしばらくそこから抜けられなくなるって感じの。(もう、もと共演者と
結婚しちゃうってあたりがまさに。)この先もそういうスタイルで演技していくなら、ラブストーリーに出続ける限りは結婚せずにその時その時の恋を楽しんだ方が
よいよねー。そして、もうちょい年取ってラブコメから離れた感じの渋い役やるようになってから穏やかな結婚をした方がよいのではないかと。そんなことまで
考えちゃいました。


キム・スルギは、「ポンダンポンダン」の時のあどけなさが抜けてちょっと大人な女性。でもどこか永作博美と大島優子テイストな感じ。



このドラマ、出てくる人出てくる人、めっちゃどっかで見たなーって思い出そうとして頭が活性化するっていう部分もあります。

ガンウの親友のパク・ヒョンス役の人、この人もどっかで絶対見た、って思ってたら同じオ・ヨンソが出てる「輝くか、狂うか」でオ・ヨンソの義兄役で
出てた人でした。

イ・ガンウの姉役で、「愛の不時着」のセリの上の兄の嫁が出てました。このドラマでは割と弟想いかつ優秀で一人で頑張ってシンファグループを動かして
いる存在。(「愛の不時着」でも最終的には次男の嫁との比較でそんなに悪い描かれ方してなかった気がするけども。)

一番上の兄役、ミン・ウヒョクは、どっかで見たよなーって思ってたら「第3の魅力」で整形外科医やってる方でした

二番目の兄役やってるチャ・インハ、彼もどっかで見たなーって思ってたら「とにかくアツく掃除しろ!」でファン・ジェミン(キム・ユジョンと同じ
掃除チームで働くちょい陰のある冷たいイケメン)やってた方でした。
しかも、このドラマの放送時期に突然亡くなったらしい・・・。なんか衝撃。ショックです。
(なんかちょっと気分が落ちて、この感想書くのが遅くなってしまいました・・・。)



ちょっと暗い話になっちゃいましたが、とにかく、ニヤニヤしながらラブコメ楽しみたい方にめっちゃお薦めな作品です。
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シュー・カイチェン(徐開騁)

2021-11-26 03:46:40 | 出演者リンク
シュー・カイチェン(徐開騁)
生年月日:1990年08月08日
身長:187cm
中国の俳優




☆主な出演作品☆

抱きしめられない君 I Cannot Hug You (2018年)

千年のシンデレラ~Love in the Moonlight (2018年)

ご主人様はツンデレ殿下 (2018年)

旦那様はドナー (2019年)

旦那様はドナー2 (2020年)

鳳舞伝 Dance of the Phoenix (2020年)

シンデレラ・プロセス~私を輝かせる恋と夢~ (2021年)

国子監は花ざかり~ロマンスは最高学府で~ (2021年)

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シュー・カイ(許凱)

2021-11-26 01:18:05 | 出演者リンク
シュー・カイ(許凱)
生年月日:1995年3月5日
身長:185cm
中国の俳優、モデル



☆主な出演作品☆

瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~(2018年)

招揺(2019)

烈火軍校 (2019)

霊剣山 (2019)

天舞紀~トキメキ☆恋空書院~(2020年)

驪歌行(2020年)
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