2010年 韓国
◆おススメ度
★★★☆☆
◆キャスト
ソ・ユギョン(ヒロイン):コン・ヒョジン
チェ・ヒョヌク(シェフ):イ・ソンギュン
キム・サン(ラ・スフェラのオーナー):アレックス
オ・セヨン(メディアでも有名な女性シェフ、ヒョヌクの元カノ):イ・ハニ
クム・ソゴ(副料理長):イ・ヒョンチョル
ソヌ・ドク(イタリア組の調理師):キム・テホ(チェ・ジニョク)
フィリップ(イタリア組の調理師):ノ・ミヌ
イ・ジフン(イタリア組の調理師):ヒョヌ
チョン・ホナム(国内組の調理師):チョ・サンギ
チョン・ウンス(厨房の補助担当):チェ・ジェファン
ソル・ジュンソク(ラ・スフェラの(元)社長):イ・ソンミン
ネモ(ホール担当でユギョンの友人):チェ・ミンソン
◆感想・概要紹介
2010年ていう、けっこう昔のドラマですが最近見たドラマです。
ざっくりストーリー紹介
ヒロインのソ・ユギョン(コン・ヒョジン)は、韓国にあるイタリアン料理店ラ・スフェラの厨房助手として3年働いている。
(この彼女のデキル助手な感じの働きっぷりが見ていて気持ちいい。)
そんな彼女もようやく認められ、翌日からやっとフライパンを振れるパスタ担当になることに。
市場での買い出しの際に、オマケとして2匹の金魚ももらったりして、ちょっと戸惑いつつもややウキウキ。
しかし、横断歩道を渡るユギョンは人にぶつかられて派手に転び、持っていた金魚を落としてしまいます。
ここで、チェ・ヒョヌク(イ・ソンギュン)登場。
青信号が点滅している中、荷物と金魚が散乱している状態にややパニック状態のユギョン。そんな彼女の手を取り、手で
おわん型を作るよう促した後、ヒョヌクは買い物袋を拾いながら金魚を拾って彼女の手の中に乗せ、さっき買ったばかりの
ミネラルウォーターをその中へ。(てっきり、ペットボトルに金魚を入れてくれるのかと思いきや、手に金魚を入れて逃げ場
がなくなるようにしてるのが策士かも。)
なんとか信号赤になる前に横断歩道を渡り切り、お礼をいうユギョン。
正直、ユギョンの中では金魚の優先度はそんなに高くないんだけど、ヒョヌクは金魚を口実に、荷物を持ってユギョンを
目的地まで送る作戦。(要するにナンパです。)
初対面で優しく助けてくれたり、なにげなく手を触ったりしてくるヒョヌクにちょっとときめいちゃうユギョンは、
(この人、プレイボーイだ。)
って、ちょっと警戒。
(歩く道すがら、ヒョヌクは「金魚の記憶は2秒しか持たない。だから2秒ごとに新しい世界が広がるんだ。」っていういい
言葉なのか悪いことなのか判断付かないウンチクを語るんですが、それよりも金魚を触って金魚が火傷しないのかっていう
のが気になってしかたがない・・・。)
しかし、ユギョンが働くお店の裏口に着き、ユギョンが女性調理師であることが分かるとちょっと様子が変わるヒョヌク。
自分もラ・スフェラってお店で働こうかと思ってると告げられたユギョンは、てっきりヒョヌクが自分の代わりに新しく
入る助手だと思っちゃいます。
けれど、ユギョンの知らないところでいつの間にかラ・スフェラのシェフだったトティーは解雇されており、ヒョヌクは
代わりに来た厨房の全責任権限を持つ新任のシェフとして紹介される。
こっから、うっかりナンパしちゃった新人調理師と新任シェフの恋が始まっちゃうのかなーとか思ってたら、その逆。
新任シェフのヒョヌクは、厨房での恋愛はご法度、そして女に調理師は務まらないという考えの持ち主だった。
ヒョヌクがシェフになった直後、早速、ロブスターの管理的な問題で客とトラブルを起こしたパスタ担当のリーダーの
女子先輩も解雇を言い渡される。さらに、冷蔵室でイチャイチャしていたホナムとその恋人のパスタ担当のミヒは現場を
目撃され即解雇。ミヒの妹も姉が解雇を言い渡されて黙ってられないと自ら辞める宣言。
ピリピリとした、ただならぬ空気感漂う厨房内で氷の入った大きめのボウルを抱えたユギョンは、シェフの動線を遮り
バランスを崩して持っていたボウルの中身をぶちまけてしまう。そして、その中身の氷がそのまま調理台の上を滑って
油の入ったフライヤーの中へダイブ。
それを見た調理人たちは、跳ねる油から逃れるためすばやく色んな場所に避難。
一番近くにいたユギョンは、シェフ(ヒョヌク)に抱きかかえられる。
なんだかんだ、気になる女子をとっさにかばってあげるヒョヌクとのときめきシーンなのかと思いきや、これが原因で
ユギョンもクビを言い渡されてしまう。
そうして、ヒョヌクは新任1日目で彼の思惑通り、女性調理スタッフを全員解雇。
(解雇を言い渡された唯一の男性調理師ホナムは、恋人のミヒからの懇願でどうにか残れることに。)
そして翌営業日、新任シェフに反感を抱きながら仕事をする男性調理スタッフたち。一気にスタッフを4人も解雇して
回るわけがないと高を括っているたが、ヒョヌクはちゃっかりイタリアから自身の腹心調理師たちを呼び寄せていた。
で、ここからイタリア組と国内組との対立、そしてユギョンの孤高の戦いが始まっていきます。
シェフ(ヒョヌク)に何度辞めろと言われても、どんなに怒鳴られても、毎日朝一に出勤するユギョン。そんな彼女の
けなげな姿に、同情の色を隠せないイタリア組の面々。それとは裏腹に、ユギョンを国内組として都合よく自分たち
の枠に入れながらも、全く好意的でもない国内組。
色々あってシェフとの対決に敗北し、ユギョンは一時的にお店を去りますが、どうしても諦められない彼女は、シェフ
との対決に負けた原因のパスタ(ペペロンチーノ)を納得いくまで山ほど繰り返し作ります。
ここでねー、ユギョンは失敗したパスタを流し台に直接捨てるんですが、それがすごいもやもやして仕方がない。
ゴミ箱に捨てるでもなく、三角コーナー的なところに捨てるでもなく、流し台にそのまま捨てるか!?って。いい
料理人は、調理後の後片付けもちゃんとするんじゃないの?って。
けど、その不自然さはちゃんとした目的のある演出だだったってことが後で分かります。
パスタがうまくできなくて自暴自棄になったユギョンは、パスタで山盛りになった流し台を見て、ふと、そのパスタ
(生ゴミ)を味見します。
そこで、シェフに言われ「ちゃんと味見はしたのか?どのタイミングで?」って言葉を思い出して何か閃きます。
そうして自分のペペロンチーノを完成させたユギョン。
そんな折、タイミングよくラ・スフェラでは、ホールの調理師志望も見習いも混ぜた、シェフの先入観なしの
ブラインドテスト(シェフが目隠しして調理人の腕前をテストする)が行われることに。
そこにこっそり紛れ込むユギョン。
先輩たちが次々とダメ出しされる中、最後に自分の作ったパスタを差し出します。そして、ユギョンの作ったパスタ
を食べたシェフは、「明日からフライパンを握れ」と言い渡します。
感動してシェフの目隠しをさっと外すユギョン。目の前のユギョンに驚くシェフですが、しぶしぶ厨房にユギョン
を受け入れることに。
と同時に、シェフ(ヒョヌク)の元恋人でイタリア修行時代の同期、そしてシェフが女性調理師嫌いになった元凶の
ヒョヌクに未練たっぷりなオ・セヨンが、動き出します。
(ざっくりなつもりだったけど、長くなってきたので次回に続く。)
主演のイ・ソンギュン、この作品が初めましてで、第一印象「けっこうオッサンだな」って感じなんですが、なぜか
気になって、この勢いで「コーヒープリンス1号店」とか見ちゃいました。
そして、めっちゃ驚いたことに、イタリア組のリーダー的なスタッフでチェ・ジニョクが出てます。
あの、「恋の記憶は24時間」とか、「相続者たち」の嫌なお兄ちゃん、「運命のように君を愛してる」の2番手君とか
のあのチェ・ジニョク。
名前が、本名のキム・テホ名義で活動してた頃らしく、全然気づかなかった。(というか垢ぬけない・・・。)
ヒロインは、「椿の花咲く頃」のヒロイン、コン・ヒョジン。「椿の花咲く頃」より9年前の作品で、コン・ヒョジン
が若いんだけど、なんか、やっぱり私の中では手放しで美人と呼べる感じではない。
(他にもまだまだいるんですが、次回で。)
②につづく
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