2020年 中国
◆おススメ度
★★★☆☆
◆キャスト
傅九雲(ふきゅううん):ジェン・イェチョン
覃川(たんせん):チャオ・ルースー
左紫辰(さししん):リウ・イートン
玄珠(げんしゅ):ワン・モンリー
眉山(びざん):リー・ルーチー
亭渊(ていえん):マオ・ファンユエン
燕燕(えんえん):ジアン・イーイー
◆感想・概要
3、4年前に電力会社を東京電力から東京ガスに変えたんですが、東京ガスのパッチョポイントなるものがいつの間にか1万ポイント近く貯まっていて、さらに
毎月400ポイントくらいポイントが失効していたのに気づき、ポイントの活用方法を調べたらTポイント還元もできることが分かったので、早速ポイント還元して
TSUTAYATVで課金対象になってたこの作品をみちゃいました。
今回の年末年始に観た作品です。
「シンデレラはオンライン中!」で、何気に2番手イケメンと思ってたジェン・イェチョン主演作がようやく日本配信になっているのを見つけて。(ちなみに
「シンデレラは」の時はチャン・ビンビンは全くノーマークでした。)
ジェン・イェチョンの主演してるのを観るのが初めてだったので、多少頼りなさ感感じつつも楽しめました。
(中川大志似のイケメン君と思ってたけど、このドラマ見てると演者を引退してしまったタッキーの面影もちょっとある気がします。)
チャオ・ルースーがいきなり侍女役として登場し、「えっ、チャオ・ルースーをそんな使い方するんだー。シンデレラシェフ以来?」なんて思ってたら、
ヒロインが目的達成のためには過去を捨て、なぜか顔も変えなきゃいけないっていう設定が。そして、自分の顔を自分のせいで亡くなった侍女の顔に変える
っていう・・・。で、序盤で強引に主演女優が入れ替わる驚愕の展開。
(なんか、女優の世界ってキビシイなっていう現実を突き付けられた感じ・・・。)
ちなみに、知らないうちに途中退場しちゃいますが、「待って、私の青春」でヒロインの親友役やってて可愛いなって思ってたシュー・モンユェンちゃんが
燕燕が顔を変えた後の覃川の友人役で出てます。(なんかあんまり意味のない役な気がするんだけど、事務所の力かスポンサーの意向かそういった大人の事情で
ねじ込まれた役だったんだろうかって邪推しちゃいました。)
ドラマを全部見ても、タイトルの意味が全く分からなくて、中国で三千鴉ってなんか意味があるのかとか、色々調べた結果、まさかの日本の都々逸から来ている
そう。
邦題は「三千鴉の恋歌」ですが、原題は「三千鴉殺」。"殺"って字が入っててなんだか物騒な気もしますが、実際は高杉晋作の辞世の句かなんかの
"三千世界の 鴉を殺し 主と朝寝(添寝)が してみたい"
っていう詩から取ってるものらしいです。(私が知らないだけでけっこう有名なうたらしい。)
「三千世界」はこの世のすべて、くらいな意味で「鴉」は鶏と多分意味は一緒。
なので、朝が来ると早々に帰ってしまう間夫を想う遊女の詩なのか、もしくは朝が来る=仕事(任務)に行かざるを得ない遊郭に遊びに来ていた自分の後ろ髪惹かれる
想いを謡ったものか分かりませんが、現代風に訳すと
「(朝を知らせる)アラームを止めて何もかも忘れて二人でゆっくり過ごせたらいいのに」
っていう感じ?まー、現代風に訳すと幕末に生きて明日をも知れぬ身の幕末志士が、朝になって任務に向かわなければいけない、っていう臨場感が全くなくなって
しまいますね。実際は、けっこうその、「明日をも知れぬ身」っていうのと「何もかも忘れて」ってとこは重要かも。
そして、これ自体は確かに恋歌ではあるので、高杉晋作が遺した句の中のあの、三千世界の鴉から始まる恋歌だよ、って意味で「三千鴉の恋歌」なのかなー。
(ちょっと無理やりな気もしますが。)
前情報が何もなく見始めると、どこに注目して観進めていいのかよく分からなくてちょっと全体的に主題がぼやっとした感じになって若干意味が分からないまま
終わったけど、タイトルの意味が分かるとちょっとしっくりきます。
つまり、傅九雲目線の覃川(燕燕)に対する気持ちを表してたんだなーと。
もうちょいあらすじというか、概要の紹介しようと思いますが、一旦ここまで。
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