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テレビっ子のひとり突っ込み

『マイ・スーパースター~夜空に輝く一等星』 感想

2022-02-28 23:56:52 | 中国ドラマ
       

2018年 中国

◆おススメ度
★★★★☆


◆キャスト
・ジェン・ボウシュ:ファン・ズータオ
・ヤン・ジェンジェン:ウー・チェン
・ユー・ズーレイ:ニュウ・ジュンフォン
・シャユエン:ツァオ・シーユエ


◆感想・あらすじ


ちょうど1年くらい前にTSUTAYATVで見つけてファン・ズータオとウー・チェン共演の新作ドラマ、どうしても見たくて課金して観ちゃったドラマです。

ダン・ルン主演の「私だけのスーパースター」にタイトルが酷似。なんで?流行ってんのかな?芸能人絡みのドラマが。
しかも、なんか舞台が北京ってとこも同じ。


字幕で見てたけど、日本語訳が・・・。
これ、日本に来てる(日本語ができると中国本土にいる中国人には思われている)中国人が翻訳してない?

友人の中国人の日本語にめっちゃ似てる。助詞をところどころ抜くところとか、敬語とタメ語がごっちゃになるとことか、男口調と女口調の区別が
ないとことか、「さっき」を「先」って漢字で書くとことか。ちょっと読んでて超気になっちゃう。昔、シドニー・シェルダンの本が流行ってた時、
「超訳」って書いてあったけど、それをやるべきだなと思った。一回内容気にせず翻訳してから、再度文調とか話の流れに重きを置いて再度日本語訳
を意訳するって作業。(多分そういうことだと思います。)

8話からちょっとだけ訳者の技能が上がった気はしたけど、きっとこれはコロナ渦で収入の減った在日中国人が小遣い稼ぎに引き受けた仕事に違い
ない・・・。
(今は、ParaviとかAmazonPrimeでも無料視聴できるようになってて、チラ見したらちゃんとした日本語訳がついてた気がします。)


ざっくりストーリーです。

歌手志望のヤン・ジェンジェン(ウー・チェン)は、アルバイトをしながら歌手オーディションを受ける生活を送るが、全滅。
ある日、歌手になる夢を諦め就職する決心をするが、それでもやっぱり大好きな歌に関わる仕事をしたいと、芸能事務所の社員の面接を受けます。

一方、ジェン・ボウシュ(ファン・ズータオ)は、老舗宝石商を営む富豪の家に生まれ育ち、母親を火事で亡くしたトラウマを持つミュージシャン。
彼は人気スターでありながら、自分が本当にやりたいC-POPの曲をやらせてくれない事務所に苛立っていて、事務所からの忠告を無視してちょい
ちょいSNSライブで不適切発言をして炎上したり、お金持ち或いは人気スター故の傲慢さや、完璧を求める性格から周囲の人へのあたりがキツく、
短期間にアシスタントが何人も辞めていくといった状態。

そこで、ひょんなことからジェンジェンがジェン・ボウシュのアシスタントを引き受けることになり、恋を育みつつ、歌手として、そして恋の
ライバルとして登場するジェン・ボウシュのライバル、ユー・ズーレイたちと共に成長していくっていうようなストーリーです。


他のファン・ズータオの出演作は、「君は僕の談判官」しかまだみてないんですが、ファン・ズータオがそういう作品を好んで選んでるのか、
そういう役しかオファーが来ないのか分かりませんが、この作品でもなんでも手に入れられるように思えるお金も人気もあるボウシュが先に
ヒロインを好きになって、なかなかヒロインに気持ちも伝わらず、振り向いてもらえないっていうところが似てます。

ボウシュがジェンジェンと遊園地で観覧車に乗って、これから先仲良くなるためにはてっぺんでキスしなきゃいけない、とか言ってジェンジェン
をその気にさせようとするんですが、ジェンジェンに全く取り合ってもらえず、なんか焦って無理矢理チューしちゃうってとことか、けっこう
微笑ましいながらもきゅんときちゃうポイントだったり。)

      

あとは、事務所の経営難に伴い、契約が打ち切りになりそうになって、一回どん底を味わってからの、色々努力したり周りの人たちからの助け
があって自分自身が成長して、最終的にヒロインと共に成功へと歩んでいくようなところ?


ラストの方でメキシコかどっかの洞窟の中にある湖?セノーテってとこに行ってボウシュが母親の形見のダイヤモンドを使って自分でデザイン
した指輪を作って、それをジェンジェンに渡して愛の告白をする場面で、ジェンジェンがボウシュの言葉をまだ本気で捉えてないのか、受け
入れるのが怖かったのか、無理やり指輪を嵌めようとするボウシュの手を避けるように振り払ってオソロシイ金額のダイヤの指輪を地底湖に
落としちゃうっていう・・・。
それだけでも驚愕なんだけど、後日、ボウシュが素潜りで指輪を拾いに行っててさらに驚愕!ナニコレ!?って思わず声が出ちゃうほどでし
たが。

     

     

このドラマは、ファン・ズータオが主題歌や挿入歌等OSTの監修をやっていて、たくさん彼の曲が使われているらしいんですが、私は、女性が
歌ってる挿入歌が可愛くて好きでした。
曲の挟み方が、ウー・チェンが歌っているかのような効果があって。(実際誰が歌ってるのかは分かりませんが。)


ヤン・ジェンジェンは、歌の才能がなくてアイドルを諦めたけれども、音楽が大好きでミュージシャン系の芸能事務所に就職します。
なので、ずっと、実は歌以外の音楽的才能をどっかで発揮して認められるっていう展開をちょっと期待しして観ちゃってました。

ボウシュの家のピアノが映るたびに、何気なくこのピアノを適当に即興で弾いてめちゃくちゃいい曲できて、作曲の才能が認められるとか!

やる気をなくしたボウシュの前でピアノを弾いて見せたら、ピアノに関して天才的な才能が分かっちゃって、そっからボウシュとコラボして
人気出ちゃうとか!

なーんてちょいちょい妄想が暴走したりしましたが、残念ながらそういうのは皆無でした。

ほんとに分かっているのかどうかは分からないけど、事務所に却下されたボウシュのC-POP曲をいい曲だね、って持ち上げて彼をその気に
させて、最終的にプロデュース能力を発揮させたりしますが。
(オーディションの日に拉致されたジェンジェンをボウシュが火事の中から助け出し、その場面が報道された映像をMVにしちゃって、
再生回数が伸びる、とか。そして、それを絶賛してる手のひら返しの事務所の人々が笑える。)



そして、ほんとに最後の最後にボウシュが父親の前で、彼女にビジネスセンスがあることを仄めかすってシーンはありました。


キャストですが、「シンデレラはオンライン中!」でオチ要員みたいな三枚目役やってたニュウ・ジュンフォンが、なんかその頃より顎の
ラインがとがった才能のあるイケメンシンガーソングライターのユー・ズーレイとして登場して、めっちゃびっくりしました。そして、途中
ちょーっとだけ闇落ちしかける、みたいな危うさもありつつ・・・って感じで。


あと、このドラマ観てた当時は誰だっけ?って思いながら全然思い出せなかった、ファン・ズータオの姉役。「理性的な人生」見た後の
間もない今、ちょっとだけ見返したら気づいた。チン・ランでした!!


あとは、ユー・ズーレイの友人役で「扶揺」で小七(ヤン・ミーの付き人みたいな子)やってたジャン・ロンが出てました。(「マスター・
オブ・スキル」にも出てたけど。)


このドラマでねー、ファン・ズータオとウー・チェンカップルもなかなかいいなーって、うっかり好きになっちゃったりしないのかなーとか
思ってたら、まさかのウー・チェンが同時期に出てたっぽい「となりのツンデレ王子」で共演したチャン・ユージェンとの結婚が発表に
なってて、驚きでした・・・。


ちなみに、主演のファン・ズータオはリアルで父親がめっちゃ大金持ちで、遺産が3000億あるとかいう噂。別に働かなくても遊んで暮らせる
っていう・・・。亡くなった父親は彼のために個人事務所を設立したり、今は俳優、歌手業をしながら父親の残した会社を引き継いでビジネス
やってたり、っていうけっこうリアルジェン・ボウシュなところがあるみたいです。
(ちなみに、父親が亡くなられたのはこの作品出演した後の2020年みたいです。)

このドラマもなかなかツッコミどころ満載なドラマでしたが、面白かったです。
(そんな場所にわざわざロケ行く必要性あるの?とかたくさんありました。)

     

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2 コメント

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スケルトンハウス―きまぐれcafe (skeletonsima)
2022-03-01 08:56:22
はじめまして!
  
いつもblogを見てくれてありがとう。
  
他の地方で“春一番”が吹いたと聞くと、春を待つ身としては羨ましくなります。
  
返信する
>skeletonsimaさん (miso)
2022-03-01 09:57:15
こんにちは。
最近はずっとテレワークであんまり外に出ることも少なく
日々の季節感をあまり実感できてないですが、
ちょっとずつ日が長くなって、吹き付ける風も
若干暖かくなったなって感じられるこの季節、
結構好きです。
返信する

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