2018年 中国
◆おススメ度
★★★★★
◆キャスト
魏瓔珞(ぎえいらく・ヒロイン):ウー・ジンイェン
皇后・富察容音:チン・ラン
乾隆帝:ニエ・ユエン
富察傅恒(皇后の弟):シュー・カイ
明玉(皇后の宮人、後に瓔珞の侍女):ジャン・ズーシン
爾晴(皇后の宮人、後に瓔珞の侍女):スー・チン
多拉爾海蘭察(御前侍衛、傅恒の友人):ローレンス・ウォン
袁春望(太監、円明園で瓔珞の友人となる):ワン・マオレイ
◆感想・紹介
今さらって感じですが、最近「宮廷の茗薇」見てたらちょっと思い出したので紹介しておきます。
中国の宮廷ドラマ好きな人だったら8割方見てるんじゃないかと思われる「瓔珞<エイラク>」です。
なので感想だけ。
このドラマは、瓔珞<エイラク>という女性が大好きだった姉の死の真相を探るため、そして姉を殺した人物に復讐するために
宮女となり、当初の目的である謎を解き明かしながら、持ち前の機転と頭の良さで出世していく・・・っていう作品だと思って
見始めたものでした。
なんか当時、「半沢直樹」のドラマが中国でも流行ってて、その有名なセリフ「やられたらやり返す、倍返しだ!!」に近いセリフ
をこのドラマでも多用されてる、みたいな話題になっていたので、サスペンス&痛快勧善懲悪、サクセスストーリーなドラマ、って
感じのドラマだろうと思いつつ、そんなラブコメ要素なくって70話も見れるかなーって不安に思いながら見始めたんですが・・・
びっくりするくらい、結局は瓔珞のラブストーリーで、すごく面白かった。
こんなドロドロした、相手に何人も妻がいて日々戦いって感じの宮廷ドラマなのに、けっこうラブコメ要素もあったりで、かなりの
名作じゃないかなって思ってます。
そして、このドラマで改めて感じたのが、
自分はベタベタなラブストーリーやラブコメ見たくて、韓流、華流ドラマを見てるんだな
ってことでした。
だって、韓流、華流にハマる直前まで私の癒しドラマだったのが、「恋がヘタでも生きてます」とか「サバイバルウェディング」
だったもので。(「サバイバルウェディング」の吉沢亮のすっごくベタなプロポーズシーンがほんともう、キャー!!!って感じ
で。日本にこんなプロポーズする人いる?みたいな。)
で、このドラマの対になる(?)ほぼ同じ登場人物で別視点で描かれているっていう「如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~」の方も、
すごく評価高いんですが、3話くらいみて辛くなって来て未だに全部観れてません・・・。87話あるし、サブタイトルがもう悲劇
って感じだし・・・。
ちょっと、心と時間に余裕があるときにちゃんと観たいとは思ってますが。
本題に戻りますが、このドラマでちょっと初めてだなって思ったのが、序盤と後半でヒロインが別の人を好きになるんですが、
そういうドラマけっこうありますが、だいたいが「ヒロインは最終的にはこの人と結ばれるな」って分かっちゃってたりするので、
最初に好きになった人はどうせ当て馬的なものだから、あまり感情移入ができないことが多い。
大概、本命君もそのヒロインと当て馬の恋路を嫉妬しながらみてたりもするし。
けどこのドラマ、前半では瓔珞<エイラク>が自分の主人である富察<フチャ>皇后の弟、傅恒(シュー・カイ)と恋に落ちるん
ですが、けっこう全力で応援しちゃいます。(先を知らなかったっていうのもあるんだけども。)
で、周りの色々な人の反対や陰謀もあって結局結ばれずに終わるんですが、その後皇帝と恋仲になっていくっていう、シンデレラ
ストーリー。(まぁ、ずーっと幸せが続くってこともないんですが。)
しかも、最初にこの皇帝を見た時、こんなオッサンがヒロインの相手だったらやだなーって思ってたんですが、いざ、そういう
感じになってみると、この乾隆帝がめっちゃイケメンに見えてくるマジック。まじでなんなんだろう、コレ。
(ただ、袁春望と瓔珞が仲良くなったときに、袁春望がイケメンだっていう設定で描かれてたと思うんだけど、この人だけは
全くのイケメンに見えなかった・・・。)
それから、「如懿伝」の方はすでに3話くらい見ただけで弘暦(乾隆帝)に何人もの妻がいるのが辛くなってきちゃうのに、こっち
の「瓔珞」の方も一緒なはずなのにあんまりそういう辛さがなかった。
なんか、そういう意味では長くても見易いドラマだと思います。
もちろん、それだけでなく瓔珞が色んなところに飛ばされて、でも行く先々で能力を発揮して困難を切り抜けていくっていう、
冗長な部分を感じない作品でもあるからだとは思いますが。
あと、このドラマ見た時には初だった人たちにその後別のドラマで出会ったりするのも楽しいです。
皇后役のチン・ランは、「理性的な人生」でヒロイン、「マイ・スーパースター~夜空に輝く一等星」でファン・ズータオの
姉役やってたり、海蘭察<ハイランチャ>はこの前見た「蝶の夢~ロマンスは唇から~」で主人公やってたし、
なんか見返せばもっとたくさんいる気はしますが。
あとは、策略をめぐらして傅恒と結婚する爾晴が、「愛される花」のヒロインの親友役だったスー・チンだったことに今気づいた。
この子も、「2度目のロマンス」のイーシンだわ・・・。
とりあえず、見てない人にはめっちゃおススメな清朝時代の宮廷ドラマです。
最初は痛快‼︎と思って観ていたものの、傅恒がエイラクを助けるためにジセイと結婚した辺りからだんだん観るのが辛くなって、リタイアしました。
特に、傅恒との愛を貫きたいエイラクが雪の中、罰を受けてるなか傅恒とすれ違うシーンが悲しくて、観てて辛くなりました。
そして、どうみてもジセイは毒嫁にしかならない展開が読めたので、しんどくなりそうで。
でも、結局気になってあらすじ読んだり、最終回観ちゃいました。傅恒、亡くなったシーンはないものの、あの呟き、すっごい良かったですよね!
泣けました。
昨日、観終わった大唐流流は、傅恒、李玉、弘昼が出ていてなかなか面白かったです。
ただ、コレも無駄に人が死んだり陰謀がらみの話なので、観ていてしんどい時がありますけど。
このドラマ、かなり前に観たので大分忘れちゃいましたが、
意外にも予想してなかった後半の皇帝との恋(?)も良かったです。
一時はほんとに傅恒が爾晴なんかと結婚しちゃって絶望的になっちゃいますが。。
大唐流流もそのうち観ようと思ってたやつです。
面白いんですね。楽しみです。