2018年 中国
◆おススメ度
★★★★★
◆キャスト
・旭鳳(火神):ダン・ルン
・錦覓(きんべき):ヤン・ズー
・潤玉(夜神):レオ・ロー
・彦佑(げんゆう):リャオ・ジンフォン
・鎏英(りゅうえい):チェン・ユーチー
・穂禾(すいか):ワン・イーフェイ
・暮辭/奇鳶:ゾウ・ティンウェイ
・月下仙人:ジユアン・シャア
・ドゥ・ユーチェン
◆感想・概要(ネタバレ注意)
思い入れが強すぎてなかなか書けなかった私の中でのお勧め度★5作品シリーズです。
これもほんとは1話ずつあらすじ書いていきたいんだけど、また今度にして一旦感想と概要の紹介。
人生で初めて買った中国ドラマガイド雑誌に載ってたこのダン・ルンがすごーく印象悪くてこんな人どこがいいんだろうって思ってたんだけど、
彼が主演だと気づかないまま見てしまったこのドラマで、めちゃくちゃハマっちゃいました。
このドラマも、見終わった後にしばらくその世界から帰ってこれなくなるタイプ。見事にファンファンロスに陥りました・・・。
ただ、話数が長いって言うのもそうなんだけども、初めて見た神仙系のドラマだったのでその世界観を理解するのがけっこう大変。
神仙たちはそれぞれ何かの化身的な?元の姿があって、例えば旭鳳(ダン・ルン)だったら鳳凰だとか、潤玉(レオ・ロー)だったら龍だとかね。
それから、天界とか魔界とか花界とかそれぞれ住む世界があったり、人間界に行くのは神仙としての修行で、神仙としての記憶がなくなるとか、人間界と仙界
での時間の流れが違ったりとか色々あるんですが、これ、なんか基本的なルールみたいで、このドラマ見てから「永遠の桃花」とか後でみたら割と同じルールが
適用されてて逆にそっちはすんなり受け入れられました。
あと、このドラマで出てくる旭鳳の兄で天帝の長子ではあるんだけど天后の子ではないので若干冷遇されてる皇子潤玉役のレオ・ロー、「マイサンシャイン」
でイーチェン(ウォレス・チョン)の大学生の頃の役をやってる俳優さんなんですが、その頃からあんまり好きな顔ではないなーって思ってはいたんだけど、
このドラマですごーく嫌いになりました。(でも後に「白華の姫」で好感度上がるんですが。)
物語は、火神である旭鳳が何日間かの儀式だったか修行だったかを終えるっていう日に魔族かなんかに命を狙われ、鳳凰だっていうのに黒焦げになって花界
に落っこちてきます。
そこには物語のヒロインである錦覓(ヤン・ズー)が暮らしていて、彼女は黒焦げになった旭鳳を見てカラスかなんかだと思い拾ったことがきっかけで旭鳳が
錦覓(難しい漢字ですが、きんべきって読むらしい。中国語読みのままでいいんじゃないかと思ってましたが・・・。)に助けられる形となる。
数日して旭鳳が回復すると、水鏡から出たことのない錦覓をお礼代わりに天界に連れ出す旭鳳。そこで一緒にしばらく暮らすうちに、旭鳳は錦覓に惹かれて
いっちゃうんですが、実は錦覓には花界と天界が仲違いしたきっかけとなる親の代からの悲劇の代償ともいえる秘密(というか呪いじゃないかって思うんですが)
があり・・・。
前半は旭鳳と錦覓のラブコメで、中盤はそれが真剣な純愛になっていき、そこに潤玉が横恋慕してくることで悲劇へと変わっていくっていうとこがけっこう
スケールの大きな話になってきます。
潤玉もねー、ちょっと可哀想な境遇ではあるんですが、闇落ちする前から(あれ?闇落ちするの潤玉だよね?一見旭鳳が・・・?)意外とやな性格だったん
だなっていうのが割と序盤で嘘をつく場面で分かっちゃって、そっからもう嫌で嫌で仕方がなかったり。
旭鳳とは異母兄弟で、仲は悪くなかったのに錦覓が絡んできて仲違いしちゃいます。
天后(旭鳳の母親)から目の敵にされて様々な嫌がらせをされているんですが、その一つに、まだ誕生してもいない水神(すいしん)と風神(ふうじん)夫婦の娘と
婚約させられていたりします。何その設定!?って感じなんですが、ちゃんとこれがしっかり回収されていくっていう、ほんと壮大なストーリーなのに脚本
すごく作りこまれてるなーって感心しちゃいます。(原作はネット小説なんだっけ?)
まー、一応ラストは尻切れ気味にもハッピーエンドでは終わるんですが、もうちょっと二人のラブラブ感出して終わって欲しかったなーって思います。
ダン・ルンとヤン・ズーの二人一緒のスケジュールが合わなくて仕方ない感じで終盤迎えたんじゃないかって邪推しちゃうくらい。
色々辛い場面も出てくるドラマですが、月下仙人ていう天帝の弟で縁結びの神仙がいい感じに和ませキャラとして登場してます。年齢的には老人らしいですが、
誰よりもベビーフェイスで可愛い系の役者さんがやってます。(他のドラマでは見かけたことないけど。多分。)
とりあえず、このドラマもめっちゃおススメです。
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