2016年 中国
◆おススメ度
★★★☆☆
◆キャスト
秦明(竜番市警察法医科課長):チャン・ルオユン
李大宝(秦明の助手):ジャオ・ジュンイェン
林隊長(竜番市警察の刑事):リー・シエン
◆感想・概要紹介
前から作品自体は知ってたけど、あまり食指が動かなかった。けど、U-NEXTで「摩天楼のモンタージュ~Horizon Tower~」見終わった後に出てくる似た系統の
お薦めドラマ3作品の中に入ってたのでその流れで見たもの。
まず、リー・シエンの演じるキャラにびっくりします。
これまでリー・シエン自体を「Go!Go!シンデレラは片想い」でしか知らなかったので、そっちのドラマのコワモテ無口でクールなキャラとのギャップが・・・。
こっちのドラマのリー・シエンは、お調子者で法医科に入り浸っては大宝(ダーバオ)たちにセクハラめいた発言しまくりの軽いノリの刑事役です。いたずらっぽい
笑みを浮かべるシーンが多い。(最近見た「LOVEo2o」の愚公ともちょっとキャラは被ります。今朝見たら、「剣王朝」がU-NEXTで見放題になってたので、そのうち
そっちのリー・シエンも見てみようかと。)
ドラマとしては、よくある日本の刑事モノと構成はだいたい一緒。基本は1事件1完結なんだけど、その事件ごとにちょっとした最後の黒幕に繋がる布石があって、
最終的に過去の事件に関わった主人公に恨みを持った犯人が、主人公の身近な大切な人を誘拐して主人公を陥れようとする。で、絶体絶命のピンチからなにかしら
突破口を見つけ出し、危ういところを免れて事件解決、みたいな。
メインキャストの3人が、いい感じのチームワークと閃き、機転で色々な難事件を解決していく様子が爽快です。
第一話で、ハリポタかと思うような出で立ちで登場する大宝(ダーバオ)。彼女は、名前から男だと思われて、仕事は出来るけどクールで変人の秦明(チンミン)に
耐えられず次々と辞めていく助手の代わりに新任助手として赴任してきます。人としての心を持ち合わせていないんじゃないかって思われている、死体と人体構造
にしか興味がないんじゃないかっていうコミュニケーション能力ゼロの秦明(チンミン)と、その秦明(チンミン)の近くに来て珍しく続いている大宝(ダーバオ)の
二人を何かとくっつけようとする林隊長ですが、迷惑そうな顔をしながらまんざらでもない様子の秦明(チンミン)の感じがちょっと面白い。
このドラマも2、3と続編が続いていけば、もしかしたら3くらいではちゃんとくっつくんじゃないだろうか。(日本のドラマで言うと「トリック」の上田教授と山田
奈緒子みたいな?)
(ちなみに林涛には毎日ラブコールする宝宝(バオバオ、日本語訳ではベイビーになってる)って呼んでる恋人がいる設定。)
一応、タイトルに"秦明(チンミン)"って入ってるので彼が主人公なんだなっていうのは分かりますが、(原作は秦明て人が書いた小説らしい)ドラマ的には、ヒロイン
(ラブ要素が微量なのではっきりヒロインと呼んでいいのか分かりませんが)の大宝(ダーバオ)の生活もけっこう中心に描かれているし、林涛もメインキャストとして
割と出ずっぱりなので、8、9話の秦明(チンミン)の個人的なトラウマに向き合って過去を解明してくっていうエピソードがなければ、どっちかっていうと"法医秦明"
よりもチーム秦明とかのほうがしっくりくる感じかも。
まー、ストーリー的には日本の刑事モノや監察医(検視官?)モノとさほど変わらない気もしますが、描写のグロさはちょっと日本人から見ると中国独特って感じの
グロさが・・・。(ストロベリーナイトでもここまでやんない感じ。)ちょっと食欲が失せるような画が出てきます。(ダイエットにはいいかも?)
それから、恋愛ものには出てこないような貧困生活している人たちの家の中の様子とかね。
終わり方が続編作られそうな感じだったので、ちょっと楽しみです。秦明役のチャン・ルオユンは、全然イケメンに見えないんだけど、嫌いではないかも。(中村倫也
とかも最初はそんな感じで見てた気がする。)
なんか、監察医が検視官の役もするし推理や聞き込み捜査もしたりするんだけど、まぁ刑事科(公安科?)的な部署と仲良くやってるのでまぁいいのかと。日本の
ドラマだとここに縦割り的な各部署のしがらみや仲の悪さ的な面倒な人間関係が盛り込まれてきたりするので・・。
あと、1話完結って言いたかったんだけど、1つの事件が2話に跨っていて、さらに、2話の変なところからまた次の事件が始まったりします。
とりあえず、まぁまぁおススメです。(刑事もの好きな人でグロい描写大丈夫な人には。)
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