2017年 中国
◆おススメ度
★★★★☆
◆キャスト
李易歓(ヒロイン):ヤン・ズー
龍三(康熙帝):チン・ジュンジエ
雪傾城/舒婉心:シュー・チャン
朱慈煊:マオ・ズージュン
葉黙声:ハン・チョンユー
呉応麒:リウ・シュエイー(劉学義)
李嗣興:アレン・レン
ソンゴトゥ:ルー・シンユー(盧星宇)
◆感想・概要紹介②
①の続きです。
龍三(皇帝)が間宮祥太郎にしか見えなくて、なんかずーっとそのイメージで見ていた。まー、間宮祥太郎が特別好きでも
嫌いでもないのでこれと言ってなんの影響もないんですが・・・。
チン・ジュンジエ自体は、「麗王別姫」と「泡沫の夏」でも見てますが、こっちも特に好きではないです。
なので、キャスト的にはそんなに刺さるイケメンがいるドラマではなかった。
強いて言えば、呉応麒役のリウ・シュエイーが一番イケメンと思えるかなー。
それから、何度見ても清朝時代の辮髪が気になって仕方ないんですが、ドラマによって髪の生えてる面積が違ったりします。
このドラマでは、頭の天辺より少し後退した部分、正面からぎりぎり髪が見えるくらいの部分までを剃り上げてるみたいです。
なんか、正面から見ると近年の細川たかしみたいな。(むしろこぶしたかし(RG)かな?)
けど、このタイプはほんとは清朝の後期の髪型みたいです。
「宮廷の茗薇」では、後頭部にCDくらいの大きさの髪を残してそこから生えてる髪を編んでる髪型でした。なので、正面から
見るとスキンヘッドと見分けがつかない。
個人的にはそっちの髪型のほうがスタイリッシュでイケメンに見える。(演者の違いかもですが・・・。)
なんか、今さらながら「闘将!!拉麵男(たたかえラーメンマン)」のラーメンマンて、清朝時代の辮髪の人だったんだなー
なんて思いました。(毒手拳を作るのが子供の頃の夢でした。(笑))
ちなみに、基本はドラマに出てくる辮髪は剃ってる部分含め精巧なカツラらしいんですが、「宮廷の茗薇」はどう見ても
ヅラには見えなくて、ワン・アンユーとかシン・ユンライがその直後に出てるドラマでは、あんまりスタイリングできない
くらいの短い髪だったりするのを見ると、ほんとに一回スキンヘッドにしたのかなーと。
(スキンヘッドにしてから後頭部にペタッとカツラを張り付けてるのか、後頭部のその部分だけちょっと髪を残してエクステ
的に長い髪をつけてるのかは分からないけど。)
あー、でもじゃあ「シンデレラはオンライン中!」のチャン・ビンビンがスポーツ刈りという名の坊主頭だったのも、
「皇帝の恋」で頭剃ってたからなのかなー・・・。
とにかくこのドラマではちょーっと本物の額とヅラの境界が微妙だなーと。人によっては明らかに色が変わったり、ちょっと
ボコボコしてたり・・・。龍三に至っては、常にこめかみに青筋立ってるようなちょっとした線状の凹凸があって気になり
ました。
(いや、実際はほんとどうなのか分からないですが・・・。)
このドラマ、明の生き残りである姫が、明朝の仇である清朝の皇帝と許されない恋に落ちちゃうっていうのが大筋の流れなん
ですが、もいっこタイトルにある"龍珠"っていうものがちょっとしたテーマとして出てきます。
龍珠っていうのは、龍の涙っていう意味でさすがに何でもアリの中国古装劇であっても流派架空のもの(「擇天記」にはでちゃ
ってましたが)なので、龍=皇帝ってことになって、龍珠っていうのが皇帝の涙のことらしいんだけども・・・。
物語のヒロイン易歓(いかん)は、まだ赤ん坊の頃、色々あって長い時間雨に打たれていたっていう過去があります。ぞして、
そのことが原因でけっこう重い片頭痛を患っていて、酷いときには気を失って何日か目を覚まさない時もあったりなんかして。
で、不治の病と諦めているこの持病、実は薬さえあれば治らないこともないという。けれど、その薬に必要な材料がけっこう
希少なものが多く、その中の一つが"龍珠"だと。
で、そのことについて、易歓(いかん)の回りの人たちが話し合う場面があって、龍珠ってなんだって話から始まって、結局
それが現清王朝の皇帝である康熙帝の涙になるってことに行きついて、けどそんなもの手に入るわけがないってことで諦める
ことにはなるんですが・・・。
まー、いくら高貴な皇帝の涙だって言っても人間の涙が薬になったりすんの?っていう話は置いといて・・・
ちょっと私的に腑に落ちないのが、
明こそが真に世を統一する真の国だってことで明復興を信じてその実現のために色んな試練にも耐えてる人たちが、清の皇帝
の涙が龍珠だって簡単に認めちゃっていいのってこと?そこは今の清朝は仮の国に過ぎない的に思っとかないと・・・って思う
んですが。
そんな簡単に清の皇帝が龍の化身だって思っちゃうんなら、そんなクーデターなんて辞めちゃえよと・・・。
その辺、若干設定的に甘くない?
まぁ、ヒロイン易歓(いかん)はなんだかんだけっこう人々がフツウに暮らせてる世の中で、ほんとに明の復興なんて必要なの?
ってだんだんと自分たちのやってることに懐疑的になっていくっていうお話ではあるんですが。
ちなみに、あともいっこ、今まで他のドラマでは気づいてなかったのか、男の人たちが自分の上位者にひざまずいて挨拶する
際に、裾を踏まないよう着ているものを一回正すだけでなく、袖をを伸ばして萌え袖状態にしてから挨拶してたのがちょっと
面白い動作で気になった。
何の意味があるんだろう。手首くらいでも、肌の露出がNGなのか。
ほんとはざっくりなストーリー紹介も書きたかったんですが、うっかり辮髪に興がのっちゃって長くなっちゃったので、また
また次回に続きます。
③へ
◆おススメ度
★★★★☆
◆キャスト
李易歓(ヒロイン):ヤン・ズー
龍三(康熙帝):チン・ジュンジエ
雪傾城/舒婉心:シュー・チャン
朱慈煊:マオ・ズージュン
葉黙声:ハン・チョンユー
呉応麒:リウ・シュエイー(劉学義)
李嗣興:アレン・レン
ソンゴトゥ:ルー・シンユー(盧星宇)
◆感想・概要紹介②
①の続きです。
龍三(皇帝)が間宮祥太郎にしか見えなくて、なんかずーっとそのイメージで見ていた。まー、間宮祥太郎が特別好きでも
嫌いでもないのでこれと言ってなんの影響もないんですが・・・。
チン・ジュンジエ自体は、「麗王別姫」と「泡沫の夏」でも見てますが、こっちも特に好きではないです。
なので、キャスト的にはそんなに刺さるイケメンがいるドラマではなかった。
強いて言えば、呉応麒役のリウ・シュエイーが一番イケメンと思えるかなー。
それから、何度見ても清朝時代の辮髪が気になって仕方ないんですが、ドラマによって髪の生えてる面積が違ったりします。
このドラマでは、頭の天辺より少し後退した部分、正面からぎりぎり髪が見えるくらいの部分までを剃り上げてるみたいです。
なんか、正面から見ると近年の細川たかしみたいな。(むしろこぶしたかし(RG)かな?)
けど、このタイプはほんとは清朝の後期の髪型みたいです。
「宮廷の茗薇」では、後頭部にCDくらいの大きさの髪を残してそこから生えてる髪を編んでる髪型でした。なので、正面から
見るとスキンヘッドと見分けがつかない。
個人的にはそっちの髪型のほうがスタイリッシュでイケメンに見える。(演者の違いかもですが・・・。)
なんか、今さらながら「闘将!!拉麵男(たたかえラーメンマン)」のラーメンマンて、清朝時代の辮髪の人だったんだなー
なんて思いました。(毒手拳を作るのが子供の頃の夢でした。(笑))
ちなみに、基本はドラマに出てくる辮髪は剃ってる部分含め精巧なカツラらしいんですが、「宮廷の茗薇」はどう見ても
ヅラには見えなくて、ワン・アンユーとかシン・ユンライがその直後に出てるドラマでは、あんまりスタイリングできない
くらいの短い髪だったりするのを見ると、ほんとに一回スキンヘッドにしたのかなーと。
(スキンヘッドにしてから後頭部にペタッとカツラを張り付けてるのか、後頭部のその部分だけちょっと髪を残してエクステ
的に長い髪をつけてるのかは分からないけど。)
あー、でもじゃあ「シンデレラはオンライン中!」のチャン・ビンビンがスポーツ刈りという名の坊主頭だったのも、
「皇帝の恋」で頭剃ってたからなのかなー・・・。
とにかくこのドラマではちょーっと本物の額とヅラの境界が微妙だなーと。人によっては明らかに色が変わったり、ちょっと
ボコボコしてたり・・・。龍三に至っては、常にこめかみに青筋立ってるようなちょっとした線状の凹凸があって気になり
ました。
(いや、実際はほんとどうなのか分からないですが・・・。)
このドラマ、明の生き残りである姫が、明朝の仇である清朝の皇帝と許されない恋に落ちちゃうっていうのが大筋の流れなん
ですが、もいっこタイトルにある"龍珠"っていうものがちょっとしたテーマとして出てきます。
龍珠っていうのは、龍の涙っていう意味でさすがに何でもアリの中国古装劇であっても流派架空のもの(「擇天記」にはでちゃ
ってましたが)なので、龍=皇帝ってことになって、龍珠っていうのが皇帝の涙のことらしいんだけども・・・。
物語のヒロイン易歓(いかん)は、まだ赤ん坊の頃、色々あって長い時間雨に打たれていたっていう過去があります。ぞして、
そのことが原因でけっこう重い片頭痛を患っていて、酷いときには気を失って何日か目を覚まさない時もあったりなんかして。
で、不治の病と諦めているこの持病、実は薬さえあれば治らないこともないという。けれど、その薬に必要な材料がけっこう
希少なものが多く、その中の一つが"龍珠"だと。
で、そのことについて、易歓(いかん)の回りの人たちが話し合う場面があって、龍珠ってなんだって話から始まって、結局
それが現清王朝の皇帝である康熙帝の涙になるってことに行きついて、けどそんなもの手に入るわけがないってことで諦める
ことにはなるんですが・・・。
まー、いくら高貴な皇帝の涙だって言っても人間の涙が薬になったりすんの?っていう話は置いといて・・・
ちょっと私的に腑に落ちないのが、
明こそが真に世を統一する真の国だってことで明復興を信じてその実現のために色んな試練にも耐えてる人たちが、清の皇帝
の涙が龍珠だって簡単に認めちゃっていいのってこと?そこは今の清朝は仮の国に過ぎない的に思っとかないと・・・って思う
んですが。
そんな簡単に清の皇帝が龍の化身だって思っちゃうんなら、そんなクーデターなんて辞めちゃえよと・・・。
その辺、若干設定的に甘くない?
まぁ、ヒロイン易歓(いかん)はなんだかんだけっこう人々がフツウに暮らせてる世の中で、ほんとに明の復興なんて必要なの?
ってだんだんと自分たちのやってることに懐疑的になっていくっていうお話ではあるんですが。
ちなみに、あともいっこ、今まで他のドラマでは気づいてなかったのか、男の人たちが自分の上位者にひざまずいて挨拶する
際に、裾を踏まないよう着ているものを一回正すだけでなく、袖をを伸ばして萌え袖状態にしてから挨拶してたのがちょっと
面白い動作で気になった。
何の意味があるんだろう。手首くらいでも、肌の露出がNGなのか。
ほんとはざっくりなストーリー紹介も書きたかったんですが、うっかり辮髪に興がのっちゃって長くなっちゃったので、また
また次回に続きます。
③へ
まー、お勧めなイケメンがいないっていう点ではそんなにおススメではないですね。
辮髪、私もそれが原因で最初に見ようとした「宮廷女官 若㬢」は途中で挫折しました。
ニッキー・ウーも全然好みじゃなかったですし。
けど、「瓔珞」見てやっと慣れました(笑)
>いつもながら面白い解説にワロタ〜
ありがとうございます(笑)
解説って言えるか分からないただの感想と、疑問に思ったことを調べた結果のご紹介ですが、
笑ったって言ってもらえるのは嬉しいです。
>中国の男優さんは大変ですね。
ほんとですね。シャオ・ジャンも時代劇のせいで生え際が後退してるって
めっちゃ心配そうにしょんぼりしてましたし・・・。
辮髪がどうも好きになれない、という理由だけですが。
このお話の「龍珠」というのが「皇帝の涙」らしいですが
韓国ドラマの時代劇題材にされる歴史上の人。
朝鮮王国の祖「イ・ソンゲ」という武将の話を
韓ドラの入門ごろに観ました。
「龍の涙」というタイトルでした。
第一代朝鮮王国の王様です。
中国と韓国の関係性は、良い悪いがあるけれど
ドラマを観ていると、韓国ドラマ見出した頃に
一番奇異と思った行動、例えば
人を罰する(腹が立つ)時の行動で
人の顔を叩く行為に、なんと激しい気性の民族かと
思ったりしましたが同じなんですね。
怒りの現し方がおんなじ。お隣の国同士ですし
あり得ますね〜。ちょっとこの記事とは関係ないですが。
いつもながら面白い解説にワロタ〜🤣
> 「闘将!!拉麵男(たたかえラーメンマン)」の
ラーメンマンて、清朝時代の辮髪の人だったんだなー
ワロタ〜(爆)
私も、この頭は実際に剃っている所から後ろに
カツラの髪の毛つけてるのか?
それともピタッとしたスキンがあるのだろうか?って
思ったりしていましたが
misoさんおっしゃるように
「シンデレラはオンライン中」のチャン・ビンビンが
板前さん的な短髪で出ていて、役割的にもちょっと
あのヘアスタイルは違和感でしたが
そんな事情もあるんかぁ、、、。
中国の男優さんは大変ですね。
コメントありがとうございます。
>本場の人が作ったのですから、
>日本人が考えるよりは史実に忠実でしょうね。
どうなんですかね。
中国は、そもそも皇帝が変わる度に焚書が行われて、新しくそのたびごとに歴史が改ざんされてきたため
正しい史実を伝える書物とかがほぼないっても言いますけど、何が本当かはわかりません。
あと、中国は新しく効率の良いものが出るとすぐにそれに飛びつく習性があって、古い慣習を捨てる傾向にあるみたいです。
なので、中国人観光客が日本に来て、文化遺産の多さにびっくりするとも言われているし、
中国ドラマを作るに当たって、建物とか衣装とか日本の古い文化を参考にしてたりするみたいです。
マー、このドラマは清代のお話なので比較的資料は多めに残っているんだとは思いますが。
そして、このドラマに至っては、史実を曲げないようにフィクションを取り入れてるっぽいです。
>今まさにウクライナの人たちが命をかけて(文字通り!)
>戦っているのも、ロシアにおめおめ屈して生きたくない、という一心だと思います。
うーん、これもほんと全容が分からなくてすごいモヤモヤするんですが・・・
いつも犠牲になるのは善意の第三者、一般市民でそれは誰が見ても痛ましい。
けどそそこにだけスポットを当てられてるので惑わされてる気がしてならないです。
元々ウクライナって内戦やってて、反政府的勢力が有無を言わさぬ形で弾圧されてたのが、
そこにロシアからの支援が膨らんでエスカレートして、で、反露的な国の思惑とかも重なって
世界中を巻き込んでにっちもさっちもいかなくなってる感じにも見えるんですが・・。
この紛争に関しては、ほんとにもっとちゃんと歴史的背景とか、ロシアの侵攻があるまでの経緯とか
勉強しないと真実が見えないなと個人的には思います。
(てか、安倍さんに追悼コメント出すような心がプーチンにもあるんだと驚きました。
日本国内では、民主主義の国内において対話という手段が通じず実力行使するっていう行動に批判が相次いでいるのに・・・)
>っていうか、中国もそういうドラマ作れるなら、
>むやみな大中華思想を見直したらどうかと、ふと思う日本人です
ですよねー。
ただ、中国は韓国よりは度量が大きいかなとは思います。
あと、国が作ってるドラマではないので、こういうドラマ作ってる人たちの
中国が強いばかりでなく、もっと公正であって欲しいっていう意図もあるのかも?
中国の文化、現代ドラマでは脚色はあるにしても、
そう描かれてるのかーと興味深かったです。
本場の人が作ったのですから、
日本人が考えるよりは史実に忠実でしょうね。
外国の映画やドラマを観るときは、
いつもそんなことを思います。
辮髪が時代で変わっていたなんて、
まったく知りませんでした😅
日本の月代も、時代で流行りが違っていたそうですから、
当たり前と言えば当たり前なのでしょうが、
考えたこともなくて、驚きました😊
龍珠の話は言われてみればそうですよねぇ。
でも皇帝の地位はそれだけ重い、ということかもしれない…。
本当にその時代のその立場に居たら、
明の皇帝の血筋を探しだして龍珠だ!と言えるのか…。
(たぶん、根こそぎ殺されてて、残った血筋はうんと薄いものでしかないでしょうし?)
いろいろ考えてしまいました。
でも、明の復興がそんなに大切なのか、という
展開は素晴らしい視点だと思います。
でもこれ、己の誇りの問題でもあるわけで…。
今まさにウクライナの人たちが命をかけて(文字通り!)
戦っているのも、ロシアにおめおめ屈して生きたくない、という一心だと思います。
(まあそれに経済的にも、一般人の安全の観点からも、
支配を受け入れたらロクなことになりそうにないですよね)
このお話の人たちが、どう清の支配を受け入れていくのか、
興味深く感じました。
(っていうか、中国もそういうドラマ作れるなら、
むやみな大中華思想を見直したらどうかと、ふと思う日本人です😅)
良い1日をお過ごしください😊