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テレビっ子のひとり突っ込み

『シンデレラシェフ~萌妻食神~』感想・概要紹介

2022-02-02 23:55:01 | 中国ドラマ
            

2017年 中国

◆おススメ度
★★★★☆


◆キャスト

夏淳于(シア・チュンユー):シュー・ジーシェン
葉佳瑶(イエ・ジアヤオ)/葉瑾萱(イエ・ジンシュエン):チョン・ダンニー
白崇業(バイ・チョンイエ):チャオ・ジエン
宋七(ソンチー)/沈若社長:チャイ・ゴー
丁棄(ディンチー):チャン・イーツォン
柳依依(リウ・イーイー):チャオ・ルースー
裕王(ユーワン)殿下:ション・グワンセン
阿阮:リー・イートン
赫連景:チェン・ヨウウェイ
夏淳風:リー・ダイクン


◆感想・概要紹介(ネタバレ注意)

ちょうど1年くらい前に観たドラマです。

なんでもかんでもタイトルに"シンデレラ"つければいいってもんじゃないでしょ、って思いながら最初は敬遠してたんですが、「萌医甜妻~ボクの可愛いお医者さん~」と
恋恋江湖 ~運命の愛の見つけ方~」見終わった後に他のおススメ作品的なやつで出て来てたのがきっかけで観た作品。(萌妻繋がり的な?)

タイムスリップものだし、軽い作品なイメージで見始めたら、けっこうガッツリ作られた重めな作品でした・・・。全56話です。
そして・・・結果的にはめっちゃ面白かったです。

意外とシンデレラにハズレないかも?と最近思い始めてるところ・・・。(そして最近は「シンデレラ・ラブ」も観ちゃって「シンデレラが嘘をついたらダメですか?」を現在
視聴中っていう・・・。)


◇◇
ストーリー概要です。

ざっくりいうと、料理人の葉佳瑶(イエ・ジアヤオ)が過去の時代にタイムスリップし、そこでイケメン貴公子夏淳于(シア・チュンユー)と出会い、色々あって愛し合う
ようになるお話です。

夏淳于(シア・チュンユー)は、ある思惑があり黒風寨(ヘイフォンジャイ)に潜り込み、そこで葉佳瑶(イエ・ジアヤオ)と形だけの結婚をします。目的を遂行しようと
葉佳瑶(イエ・ジアヤオ)そっちのけで白崇業(バイ・チョンイエ)に取り入って彼に探りを入れる夏淳于(シア・チュンユー)。
(ここ、けっこう夏淳于と白崇業との情報戦、心理戦なんかもあったり、アクションもありつつ、ちょっとずつジアヤオとの愛も育んで行ったりと、盛りだくさんでボリューム
たっぷり。)

で、黒風寨(ヘイフォンジャイ)が壊滅して、第二部って感じの夏淳于がジアヤオと心を通わせて家に帰ってからの朝廷とのいざこざ編、みたいなのがあって、終盤、黒幕が
暴かれて一件落着かと思いきや・・・っていう。


ちょっとだけ一部詳細を紹介

料理の才能がありながらも、男性社会である料理業界で運を掴めずにいたシェフ葉佳瑶(イエ・ジアヤオ)。(官邸料理人ぽい感じだったのに、先輩シェフにレシピを盗まれ
た挙句、仕事を辞めさせられてしまう。)

仕方なくキャンピングカーを改造した深夜食堂を始める葉佳瑶(イエ・ジアヤオ)。自分のちゃんとしたお店を持ちたい彼女は、投資家で有名な沈若社長を強引にお店に
招き入れ、料理と恋愛を提供する「ヤミーヤミーキューピッド」なる構想についてプレゼンしますが、出身大学や資格等を問われ、言葉を濁すにジアヤオに、著名なシェフや
博士号を持つスタッフを取りそろえた「愛神プライベートキッチン」というアプリに投資を考えていると、畳みかけるように言うと料理も食べずに去っていきます。

意気消沈するジアヤオの前に、パジャマを着た謎の男がお金を持って現れます。客は1日1人だけだと断ろうとするジアヤオでしたが、"キリミノタケ"なる食材のキノコの
存在を思い出し、男に茶わん蒸しを振舞います。美味しい料理に喜ぶ男に気を良くしたジアヤオは、男と一緒に宴会を始めちゃいます。二人で楽しく飲んでいると「今日が
人生最後の日で君が人生最後に会った人だ」と不穏な言葉を口にする男。ジアヤオが男に訳を聞くと、「10年来の研究の成果を一晩で奪われた」と。「それなら証拠を見つ
けて法で裁いてやらなきゃ」と、酔った勢いで意気込む佳瑶(ジアヤオ)は、謎の男と研究室に乗り込みます。そこで地球外物質でできているという指輪をジアヤオがハメ
ると、指輪とブラッドムーンそして怪しげな装置が反応し、ジアヤオは時空の歪みに吸い込まれ過去の時代にタイムスリップしちゃいます。


魏流江(ウェイリウジアン)に嫁入りする途中、黒風寨(ヘイフォンジャイ)の手下たちに追いかけられる葉瑾萱(イエ・ジンシュエン)。
崖に追い詰められ、そこから飛び降りようとします。(あー、ここで過去のジアヤオが亡くなって、その体に入っちゃうっていうお決まりのパターンかと思いきや・・・)
落っこちると思いきや宋七(ソンチー)に引っ張られ助かる葉瑾萱(イエ・ジンシュエン)。けれども気絶はしちゃったみたいで、次に気づいたときは、ジアヤオと中身が
入れ替わっちゃってます。

黒風寨(ヘイフォンジャイ)の馬車の中で目覚めたジアヤオは、服装や人々の様子、周りの状況がおかしいことに気付き始めは撮影かと思いますが、すぐに自分がタイム
スリップしてしまったことに思い当たり、あっさり現状を受け入れちゃいます。

宋七(ソンチー)たちに連れられる途中で出会ったイケメン夏淳于(シア・チュンユー)に助けを求めて逃げたり、夏淳于(シア・チュンユー)、白崇業(バイ・チョンイエ)
たちと百年真珠を探しに行ったり、なんだかんだ黒風寨(ヘイフォンジャイ)に潜り込むことに成功した夏淳于(シア・チュンユー)と結婚したりと、タダで過去へ旅行に
来た気分を楽しみます。

ただし、イケメン夏淳于(シア・チュンユー)に興味津々のジアヤオですが、肝心の夏淳于(シア・チュンユー)はかなりの塩対応。

それでもタイムスリップ前のパジャマ男が言ってた指輪と満月が反応して別次元の扉が開く的な言葉を思い出し、次の満月には帰れるだろうと楽観的なジアヤオは、休暇
を満喫する気分でその時代の常識や慣習なんてお構いなしで、衣服のアレンジをして露出を多くしたり、持ち前の料理の才能を発揮し、その時代の人々が驚くような
美味しい料理を作ったりして前向きに自分の状況を楽しんだりしてます。

    

そんな彼女にだんだんと惹かれていく夏淳于(シア・チュンユー)。

そんなこんなであっという間に一月たち、一度目の満月で帰るチャンスを逃してしまうジアヤオ。どうも、"満月"ってだけじゃ条件が足りないみたいなんですが、そこには
考えが及ばず、元の世界に戻れないかもしれないと思い始めるジアヤオ。

そうこうしているうちに、色々危うい目に遭いながらも夏淳于(シア・チュンユー)の任務が進み、最終的に黒風寨(ヘイフォンジャイ)が壊滅しちゃいます。

で、一旦離れ離れになっちゃう二人。


夏淳于(シア・チュンユー)は実家に帰り、ジアヤオも都に出てきます。そうしてなんとか料理人としての働き口を見つけ一旦落ち着いたりします。
そんな中、また夏淳于と再会し、今度は朝廷相手にいざこざがあり、恋のライバルが出てきて陥れられそうになったり、機転をきかせて逆転裁判的な感じになったりと、
色んな困難を乗り越えるごとに二人の愛は深まっていきますが、やっぱり元の世界に戻りたい気持ちが捨てきれないジアヤオ。

そんな中、ジアヤオはタイムスリップ前に出会ったパジャマ男と再会するんですが・・・って色々あってオープニングの離れ離れで暮らす切ないシーンに繋がって・・・。


◇◇

とにかく、ほんと軽い気持ちで観たら、けっこうガッツリ作りこまれた壮大なドラマでした。でも、ほんとの終盤まではそこまでツライ試練がないので、見るのはそんなに
重くなくサクサク見れます。お料理もおいしそうだし、機転をきかせて色々なピンチを乗り越えていく様が爽快だし。

主演のシュー・ジーシェン、最初はちょっと萩原流行感のある顔に若干の抵抗がありましたが、見慣れるうちにちょっとずつ好きになりました。
ジアヤオが、夏淳于に「タイで活躍しているシュー・ジーシェンにそっくりだわ!」っていうシーンがあったり、急に現代のリアルをぶち込んできたりしてクスっとする
場面があったりもします。

ヒロインも初めましてな方で、今でもこの作品以外見かけてません。

       

赫連景役で、「寵姫の秘密2」で現代から一緒にタイムスリップした連城が変装している人の役やってたチェン・ヨウウェイが出てます。ちょっと山Pに似てる気がする
イケメン君。(やや線が細すぎな気もしますが。)

それから、ストーリー後半で異国の王女(だっけ?)役でリー・イートンが出ていてびっくりしました。「海棠が色付く頃に」とか、「晩媚と影」とかだと、少し大人しめの
どこか薄幸そうな役だったのに、ここではどっちかっていうとチェン・ユーチーがよくやりそうな感じのお転婆お嬢様な役やってます。

      

あと、びっくりなのが、前半のジアヤオの恋敵役といいますか、夏淳于に想いを寄せる擁翠楼の女将みたいな役で、駆け出しだと思われるチャオ・ルースーが出てます。
チャオ・ルースー、この作品が初見だったんですが、その後1年間で観た作品めちゃ色んなのに出演していて(そしてほぼヒロイン)他はだいたい気の強いヒロイン役なのに
この作品だけはしおらしくおしとやかな薄幸の美女みたいな役やってます。ちょっとレアかも。
      
      

とりあえず、わりと見ごたえのある面白い作品です。


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