2019年 中国
◆おススメ度
★★☆☆☆
◆キャスト
ルオ・ティエンラン:ヤン・チャオユエ
ジン・ゾーイー:ティミー・シュー
ティファニー:シー・シー
ユン・シュー:リー・ジアミン
ジン・シアオチン:ジャン・ズーシン
リン・チョー:リウ・ミアオリン
◆感想・概要
このドラマは、ティミー・シューの顔が、どうしても背を高くしてちょっとしゅっとさせた霜降り明星のせいやにしか見えなくなる病にかかって、それが気になって
純粋に楽しめなかった・・・。(「恋愛できない僕のカノジョ」の方は大丈夫だったんだけども・・・。)
ちなみにティミー・シューは、私にとってはこのドラマが初見。ホアン・ジンユーと一緒に「ハイロイン」に出てブレイクしたらしいんですけど、現在私がみれる
配信サイトでは配信されていないっぽいのでまだ観れてないです・・。
友人のジン・シアオチン役のジャン・ズーシン。どっかのやな侍女とかやってた系の顔なんだけど誰だっけーって思ってたら!この人も「瓔珞<エイラク>」女優。
(すみません、コメで指摘いただいたので訂正です。シュー・カイと結婚する子ではなかったですね。)
てか、中国って友人と縁を切るってことないんだろうか・・・。なんで自分をダマして家を売ってそのお金を使い果たした人とその後も親友を続けられるのが謎
すぎる・・・。イライラして仕方がない。隙あらばまた弱みを握ろうとしてくるし、さらにそれをネタに脅迫もしてきたりするし。
うーん、でも最終的に自分がそこそこ満ち足りた生活ができていれば「仕方ない」で済ませられるんだろうか・・・。そうなのかなー。
「千年のシンデレラ」、「運命の桃花」で見かけて以降、なかなか日本配信されてるドラマでみかけないレアな存在のリー・ジアミンが、今回はヒロインの
ティエンランに恋するライバル役で登場してます。
中盤くらいまでは、ゾーイーがなかなか好感度が上がらないため、ユン・シューとの未来もアリなのかもって思っちゃうほどでした。(うまいことそういう誘導
にハマっちゃってたのかもですが。)
そしてなんかこのユンの切ない感じがちょっと田中圭っぽく見えてきます。
で、ストーリー。
亡き父親が設計して建てた海辺の家に住むルオ・ティエンラン。作曲家志望の彼女は、親友のジン・シアオチンに貰った大好きなアーティストのコンサート
に出かけるが、誤って人気歌手ジン・ゾーイーの撮影現場に映りこんでしまう。
その後、ティエンランが自然の音をICレコーダーで録音していると、自分がかけていた電話を盗聴し録音していると勘違いしたゾーイーに父との思い出が詰まった
レコーダーを取り上げられてしまう。
そうやって、ゾーイーと印象の悪い出会いをしたティエンラン。(けど、その他のよくあるラブコメと同様、その後も何度か偶然の再会が重なったりします。)
一方、日付の過ぎたティエンランの好きなアーティストのコンサートチケットは、親友シアオチンの策略によるもので、ティエンランが留守の間なんと借金を
した弟のためにとシアオチンがティエンランの家を売り払ってしまっていた。
何も知らないティエンランは、ある日フツウに家に帰って休もうとするが、なんだか違和感が。そして、ティエンランはティエンランの家を買った新しい家主と
家の中で鉢合わせ。その相手はなんと、因縁の相手であるゾーイーだった。
ゾーイーはティエンランを家から追い出すも、一晩外で過ごしたティエンランは熱を出して倒れてしまう。様子のおかしいティエンランを家に入れ看病するゾーイー。
結局ティエンランがゾーイーの食事を作ることを条件に二人はなんだかんだ同居を始めることに。(ティエンランはお金持ちでも何でもないのに、家だけはまぁまぁ
大きいので、二人で住んでもプライベートは守られる感じです。)
一方、トップスターでありながら不本意な仕事を入れられたり、常に私生活を張られて思いもよらない相手とのスキャンダルをパパラッチされ、そんな生活に
疲れ切っていたゾーイー。好きなアーティスト会いたさに、ゾーイーの祝賀パーティに偶然再会したユン・シューの協力を得て忍び込んだティエンランが、父親に
気に入られている医学部時代の先輩ユン・シューと仲良くしている姿を見て、衝動的にティエンランの手を取り、婚約者だと発表し、報道陣の前でキスをしてしまう。
そうして、事態の収取のためにティエンランとゾーイーは偽装結婚することに。
(事務所に黙って急に婚約を発表したゾーイーは、マネージャーのティアニーらにめちゃめちゃ怒られますが、結婚しちゃえばスキャンダル狙いのパパラッチに
追われるようなことはないし、音楽の仕事だけに専念できると言い訳。でも、多分、ユン・シューとの仲を嫉妬した感じの描写があったので、この時から自分でも
気付いてないけどティエンランが好きだったんでしょう。一方のティエンランは、2年で結婚を解消しそうしたら家を返すという条件でしぶしぶ契約結婚にOKします。)
そうやってなんだかんだいがみ合っていた二人が、気づいたらちょっとずつ気になる存在になって、最終的に愛が芽生えていくっていう安易なストーリーです。
なんか、けっこう安易なストーリーだなーって思ってたら、韓国でRAIN(ピ)が主演してた「フルハウス」っていうドラマのリメイクでした。(ちなみに、ノ・ミヌ
バージョンの「フルハウスTAKE2」っていうのもあるらしい。)
若干、製作費が少なめな感じがトップスターといいつついろんな場面でスターオーラが見えない感じになっちゃってる演出の弱さ加減に出ちゃってる気がします。
(まー、そこは「恋は不意打ち」の方がチープな感じではありましたが。)
ただ、ものすごくツライ乗り越えられない壁のような試練が出てこないので、割と楽しく視聴できました。
ゾーイーのマネージャーのティファニーは、長くゾーイーに片想いしていて、何度かティエンランに嫌がらせしたりしますが、最終的にはキッチンカーでカフェを
営むティエンランのもう一人の親友リン・チョーにほだされてそっちとラブラブになってちょっといい人になっちゃうし、ティエンランを陥れたシアオチンも、
見てるこっちからは悪女以外の何者でもないのに、なぜかあっけなくティエンランに許されてて、フツウに親友続けてるし・・・。
ユン・シューの片想いだけがちょっと切なかった。けど、過去にティエンランと運命の出会いをしていた割にティエンラン側としてはさらっと終わっちゃいます。
そこが若干消化不良。そして、回想シーンではユンとティエンランにそんな年齢差があるように見えないので、この人たち何歳設定?っていうのが気になります。
ただ、1個だけ。自転車が乗れないティエンランがゾーイーと自転車に乗る練習をしていて、ゾーイーに会いに来たティファニーの角度によってはゾーイーとキス
してるようにも見える挑発的な場面をみてショックを受けたティエンランが、転んで近くにあった大きめの石に頭をぶつけここ何年かの記憶を失ってしまうって
いう部分。
通常なら、記憶喪失女子は見に覚えのない男を結婚相手だって紹介されても拒否反応を示すのがセオリーみたいになってますが、このドラマのティエンランは、
逆にゾーイーと積極的に仲良くして記憶を取り戻す努力をするっていう・・・。そこがちょっと新しいというか、「確かに、そういう反応示す人がいてもおかしくは
ないよね!」っていう目からウロコな設定でした。
ちょっと見てて「え?」って思った映像。
ティエンランのスマホの画面に「おやすみ」の文字が・・・。ナニコレ?アラーム設定かなんかやってる時に出る画面なんだとおもうんだけども、中国でひらがな
流行ってんの?めっちゃ謎。
多分、1年したら忘れちゃいそうな印象なドラマではありましたが、RAIN(ピ)の「フルハウス」とノ・ミヌの「フルハウスTAKE2」もちょっと見てみたくはなりました。
そういうの、ありますね。
私も「摩天楼のモンタージュ」の刑事役の人が、
劇団新感線の古田新太にしか見えなくなる病にかかってました。
この病は簡単には治りませんよねw
シュー・カイ(傅恒)と結婚したのは明玉じゃなくて爾晴ですね。
明玉は海蘭察(傅恒の同僚?)と結婚の約束をしてたけど、
自分の命が長くないと知って自死したエピソードがあまりにかわいそうで覚えています。
>劇団新感線の古田新太にしか見えなくなる病
あー、確かに顔のお肉というか皮膚の下がり具合が似てるかもですね。
>シュー・カイ(傅恒)と結婚したのは明玉じゃなくて爾晴ですね。
あー、そっか。
明玉は最初は敵対してたけど結局エイラクが冷宮送りにされてもついていってくれてた侍女でしたっけ?