2015年 中国
◆おススメ度
★★★★★
◆キャスト
チャオ・モーション:ティファニー・タン(ウー・チェン)
ホー・イーチェン:ウォレス・チョン(レオ・ロー)
リン・シャオメイ:ミー・ルー
イン・フイ:タン・カイ
ホー・イーメイ:ジエン・レンズー
◆感想・概要(ネタバレあり)
この作品も、なかなか書けずにいた私の中でのおススメ度★5シリーズの一つ。
そしてその中でも、グーマン原作の「お昼12時のシンデレラ」、「シンデレラはオンライン中!」に並ぶシンデレラ3部作の一つ、になります。
いつものように、この作品もほんとは詳細なあらすじ紹介したいんですが、また別途。
これも割と中国ドラマ視聴歴が浅めの時に観たドラマですが、けっこう何度もリピしちゃってます。特に、このドラマでティファニー・タンがめっちゃ好きになりました。
ウォレス・チョンもねー、最初に出てきたときにはこの人が相手役かーって若干不安になったんですが、見てるうちにだんだんイケメンに見えてきてなんか好きになっちゃい
ました。(でも、ちょっと人中の深さと髭剃り跡は気になります・・・。)
ストーリーとしては、中国ドラマにはけっこうよくあるっていうのを後で知りましたが、7年前の恋人をずーっと忘れられず、再会してハッピーエンドに向かうお話。
7年前の彼女が忘れられなくてずっと恋人も作らず独り身で仕事に没頭してるって、あんまり日本じゃ現実的じゃないお話ですが(せいぜい長くて3年くらい?)、日本人が
中国の話として見てるから、あるのかも?って受け入れちゃうってとこがあるんですかねー。(ウォレス・チョンがインタビューで自分だったら7年も一途に想ってられない
的な発言してたような?)そして、ウォレス・チョンはその後「メモリーズ・オブ・ラブ」でさらに長い初恋をこじらせた片想いする役やってますが・・・。
まー、別れた恋人と再会してからお互い想いあっているのになかなかくっつかないドラマは他にも色々あって、「2度目のロマンス」とかもそうだし「最高の元カレ」とか
あるんですが、意外にも早めに第一段階の和解をするのでそんなにストレスなく観れます。
ただ、このドラマの恋敵とのゴタゴタ解決編の設定がちょっとスゴイ。
ヒロインのモーション(ティファニー・タン)が、イーチェン(ウォレス・チョン)と大学生時代にちょっと喧嘩してその後ちゃんとした話し合いと和解もできないままモーション
が父親から言われるままにアメリカ留学しちゃいます。(これが、モーションは夏休みの間だけとか短期と思ってたのに思いのほか長くなったのがイーチェンとの仲が拗れる
きっかけだったりもします。)
で、留学先で仲良くしてた友人の家政婦さん(だっけ?)がDV夫から子供を守るために夫を刺しちゃって刑務所入ることになり、まだ幼い子供をその友人女性から託されたん
だけど、未婚で仕事もお金もないモーションにはその子を引き受けることができず、DV夫に子供を取られそうになっちゃいます。
で、その子をモーションが引き取るために仕方なくある男性と偽装結婚しちゃうっていうもの。
まー、別のドラマだったらこの偽装結婚から本物のラブが生まれちゃうっていうラブストーリーにもなったりもしますが、残念ながらモーション側は全く相手に興味なし。
ただし、相手のイン・フイ側はちょっとずつモーションを好きになっちゃいます。
けど、モーションがアメリカに行って7年後、カメラマンとしてもぼちぼち独り立ちできてきた頃、酔ったイン・フイに抱きつかれる事件があったりして、イーチェンへの
未練を自覚したモーションは、イン・フイと偽装結婚を解消して帰国します。
で、そこでばったりイーチェンに会って、色々ゴタゴタもありつついい感じになったところでまたケンカして、一晩考えた仲直りがまさかの恋人としてのラブラブ期間を
飛び越えての即入籍っていう・・・。
で、まー、先に入籍したはいいけどぎくしゃくした期間が続いたりなんだりしながらもちょっとずつ心の距離を取り戻してようやく夫婦になったと思いきや、そこに、
元偽装夫のイン・フイがストーカーのように登場してそっから乗り越えなきゃいけない難所が続く・・・っていうストーリー。
そこがねー、他のドラマとはちょっと違ってこのドラマを面白くしてる部分かなーと。(ストレスもたまりますが。)
イーチェンは、やっとのことモーションと結婚して、でも元夫にずーっと嫉妬していてそれを理性で抑えているんですが、さすがに話題として出されるにはまだ心が落ち
着かない、っていう状態があって、でも、モーション側としても、離婚歴はあるけれどもそれはあくまでも偽装結婚であって、自分もずっとイーチェンが忘れられなかった
んだよ、ってことを話したいのに話題を切り出そうとすると「いいんだ」、とか「過去は忘れよう」ってイーチェンに言われて、なかなか真相を話させて貰えない、って
いうモヤモヤ感が・・・・。
(ただこれ、このドラマだけでなく「金欄良縁」でも「ダイヤモンドの恋人」でも「王女未央」でも似たような感じでなかなかカミングアウトさせてもらえないモヤモヤが
続くっていう感じだったような・・・。あ、他のティファニー・タンヒロインドラマの、ってことです。)
イーチェン、モーション、イン・フイの3人の間のストーリーはすごーく重い話ですが、イーチェンの法律事務所の人や、モーションの雑誌社の同僚なんかがすごくいい感じ
のエッセンスになってて、そのおかげで全体的にはラブコメ仕立てになってます。
主要キャストは、イーメイ役の女優さん以外はめちゃめちゃ色んなとこで見かける人たちばっかり。
(イーメイ役の女優さんは、ちょっと紗栄子似な美人さんです。)
あー、でも法律事務所の筆頭弁護士役の方、「流星花園2018 」でヒロインのお父さん役でやっとみた。(むしろそれきっかけでこのレビュー書いてます。)
シャオメイ役のミー・ルーもよく見かけますが、やっぱ主演二人の大学生役のウー・チェンとレオ・ローの出世作?じゃないだろうか。
けど、なんか序盤で出てくる回想シーンは、ちゃんと子役というか若い子に大学生役やらせているくせに、なぜか終盤で再度同じような回想シーンが出てきて、それは
そのままなぜかウォレスとティファニー・タンがやってるっていう・・・。ちょっとこの場面の意味があまり分かりません。尺が余ったのか、主人公たちが今現在、
色々なしがらみを取り去ってようやく青春時代をプレイバックしてるっていう感を出そうとしたのか・・・。そこだけほんと謎。
あと、このドラマでは執拗にモーションを追っかけてくるストーカーのようなキモイ感のあるタン・カイさんですが、「王女未央」みたら冒頭ティファニー・タンの実父
の役やってて、いきなりティファニー・タンが無邪気にタン・カイに抱きついてて、複雑な気分になりました・・・。(彼は、ダン・ルンとアンジェラベイビー主演の
「マイ・ディア・フレンド」観れば好感度が少し上がります。)
ちなみに、主演のお二人はその後イ・ミンホ主演の「バウンティハンターズ」で共演してますが、そっちではほぼほぼ絡みなし。このドラマで恋人同士を熱演してた
ことも思い出させないのが逆にすごいなと思いました。
うーん、とりあえずここまでで。
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