給食費未納問題 - 給食の現状

給食費未納の家庭に子ども手当てを満額支給すべきかどうかでゆれています。
鳩山首相は長妻厚労相との会談において、このしくみを平成２２年度導入を見送ることで一致したようです。

私がＰＴＡ会長を務める小学校においてもこの給食費未納問題が平成18年頃から表面化し、関係各位が努力しているにも関らず、解決されていません。
学校及び教育委員会の調査で経済的な理由で払えない訳ではなく、数件の方が意図的な未納、正確に言うと不払いになっています。

給食がどのようなにして子どもたちの口に入っているのかを詳しくご説明します。
大田市の学校給食は教育長をトップとした「大田市学校給食会」が管理・運営しています。
この会は市内小中学校のＰＴＡ会長・学校長・教育委員会、並びに栄養士で構成され、年50回ほどの諸会議を経て運営されています。特に献立を考える委員会とその物資を供給する委員会は毎月開催されています。
会議ばかりすることが良しとは思いませんが、その運営は適正になされていると感じます。
理事会・評議委員会の場では、給食における事故や納入先と納入品のすべてが報告されます。
（最近の給食事故については、ほとんどが産地偽装問題です。）
我々、関係者の報告だけではなく、安心・安全を保つためにも広く情報公開を求めたいと思っています。

給食を供給する調理場は共同調理場が４施設（東部・高山・温泉津共同調理場、仁摩炊飯場）、単独調理場が4施設（川合・池田・志学・北三瓶単独調理場）の8施設で約3,500食を毎日提供しています。
そこに従事する行政職は、事務職員５名（正規２、委嘱２、臨時１）、調理員２２名（正規１０、委嘱１、臨時１１）、運転手２名（すべて委託）、県の栄養士５名（すべて正規）の計３４名です。
その他、民間委託の従業員でまかなわれています。

興味ある一食分の給食費単価は
【幼稚園】（園児）２４３（教職員）２８３
【小学校】（児童）２６０（教職員）２９４
【中学校】（生徒）３１５（教職員）３４０　（単位：円）
です。

こういう体制のなか、給食費の未納問題が及ぼす影響と考え方については、後日アップしたいと思います。