あごう ひろゆきの「集志貫徹」 ブログ

生まれ育った「大田市」をこよなく愛し、責任世代の一人として、先頭に立ちがんばっています。皆様との意見交換の場です。

「集志貫徹」

やっぱりおおだ!

芸術に触れた一日

2010年05月30日 20時19分47秒 | 想・有・独・言
今日は出雲と大田で文化に触れた一日となりました。

まずは午前中、出雲の武志山荘で開催された表千家島根県支部の総会に出席しました。
着物姿の約300名の会員さんが集まった会場は圧巻。さすがに慣れてるとはいえ別世界の
感があります。




総会の一連行事の後、表千家不審庵からお越しいただいた講師の松本宗匠から利休の話が
ありました。
今なお残る「利休型」についての講義。利休が使いやすいように工夫して使った道具の形を
我々が実際に使用して、利休がどう使っていたのかを改めて考えようという深い、深いお話でした。


とんぼ返りに大田に戻り、午後からは大田市民会館で行なわれた石見銀山創作劇場
「石見神楽と和太鼓の調べ」を鑑賞しました。




出演は石見銀山天領太鼓、土江子ども神楽団、大屋神楽社中の皆様で、こちらも圧巻でした。

それぞれの団体が石見銀山にまつわるモチーフで演じられた後は、「龍光鼓舞」という
タイトルの3団体が共演した創作芸能でした。
音の力強さと舞のスケールの大きさを肌で感じ、久々に市民会館のステージが狭く思えました。

思い起こせば、オリジナル脚本、オリジナルキャストによる市民創作劇は平成17年の大田市文化協会
30周年記念創作舞劇「鶴」、今年3月の創作音楽劇「琴の鳴る浜」に続いて3本目です。
いつも大田市民会館、大田市文化協会が中心となり、出演団体等と実行委員会を結成して取り組んでいます。
私も、毎回この実行委員会に参加し、サポートさせていただいています。

いずれの劇も、古くからの物語や伝統芸能を活かしつつ、新しいスタイルを取り入れながら
巧みに融合した仕上がりになっています。
この取り組みが、出演者、観客ともに大田市の文化に土着し始めていると思います。
県民会館等の評価も非常に高いようです。
企画・製作サイドは非常に大変でしょうがこの火は消すことなく、定期的に実施すべきだと思います。
また、これが大田市の古くから伝わる伝統・芸能の掘り起こしにもなりますし、後世に伝える良いきっかけになると
考えます。
また、実行委員会共々がんばりましょう。

今後、大屋神楽社中は近畿市人会への出演、そしてベトナム公演へ。土江子ども神楽団は夏休みにドイツ公演が
控えているとの事。
大田市の文化で世界発信へ!!がんばれ。