大きなかぶ農園の日々

じじとばばのゆるい暮らし

不思議な国のひわバア

2021年07月26日 07時16分18秒 | 日記

暑~~~~~~い、、、ぐったり、、だらだら、、、、、 
しかしここ一週間の天気で梅干しを干せた。 
年々梅の入荷が減少していたが、今年は高知が豊作だった。 
こんな時にできるだけ仕込んでおこう。 
6月に毎週入荷する梅が売れ残るたびせっせと漬けたら 去年の倍の量の26kに。干し上がったら半分になった。

 
 
いつの間にか稲の花が咲き、穂が付いてきた。 
外に植えたホッタラカシのトマトがジャングルのようになり、もっと元気な草に絡まりながらどこまでも伸びている。 
周りの麦畑はここ数日で一気に刈り取りが終わり畑には麦わらのロールが点在する北海道感満載風景が広がる。 
土曜日夕方、車の前を横切り畑を走っている痩せこけた子狐が一匹。 
「ひとりなの? お母さんは?」 助手席の窓を開けて声をかけた。 「?、、」と立ち止まってこちらを見た。 
こちらも車を止める。痩せこけた子狐は視線をしっかりと合わせて、「何かご用ですか?」とばかりの表情。 
そして草の上に前足を折って座り首はピンと立てて「では、お話伺いましょう」としばらく私をじっと見つめている。 
結局どうでも良いような世間話を仕掛けてくるバアさんに(なんだ、もっとましな人間かと思えば、、、)とばかりに 
痩せこけた身体を起して畑の中をまた走り出した。 ほんの数分の出来事だが、不思議な国のひわバア体験だった。 
子狐の身体を纏った崇高な存在に出会ったような気がした。 


鶏族の生き様

2021年07月07日 06時48分58秒 | 日記

今、産卵箱に入っているメンドリの後ろで他の鶏が待機して 産みたて卵の争奪戦やってたぞ!」と夫。 
やっぱりか、、、、去年二階の窓から見たことは本当だった。 
白いものを咥えた1羽が他の鶏に追われて逃げていた。 
去年の7月にはるか農園からやって来た高齢メンドリ10羽。 
最初の頃は毎日ぼちぼち卵を産んでいた。 
そのうちパッタリ産まなくなり、「エサ足りないんじゃない?」という人あり、 
「エサやり過ぎると産まないよ」という人あり。 どっちだ?一体。

真相は、、産んだそばから食べていた、、って事だ。 
しかし家で食べる分は仕入れたものがあるので不自由がなく、産もうが産むまいが元気に暮らしてくれれば良し。 
お婆さんになり廃鶏処分を免れた10羽だ。ここで人族のジイとバアと共にお互いせいぜい人生を謳歌しようぜ。。。 
一年経ち、婆さんメンドリは3羽となる。あるとき小屋から外に出て草食べ放題を満喫しているときにクロがふざけて 
メンドリにかじりつき、負傷者数羽。さらに又あるときは散歩時のクロが戸の開いていた鶏小屋に乱入し負傷者続出。 
だからといって、鶏族クロに仕返しを企む訳でなく、そこにいるクロに怯えるでもなく。淡々と今、今、今に生きている。