チラチラと雪が舞う日曜の午前午後は鶏小屋の冬囲い。
「鶏小屋いつやるの?」と東出さんが連絡くれて、じゃあ!と腰を上げた。
夫婦二人ならそれぞれ目の前のやることに振り回されて、その気にならない。
もっと寒くなれば身体が思うように動かず作業がはかどらないし。。。。。
いつも、なんとなく、タイミング良く東出さんは登場してくれるのだ。
夏仕様のにわか仕立てで、大雪が降れば壊れてしまうかも知れない鶏小屋、
骨組みを補強してビニールをかけ直して、ぐんぐん進む。夫婦だけなら作業工程云々でもめ合う事も有るが、
3人なら心の骨組み硬し。やはり社会は3人からと言う。協調、融和、各々折り合って自立した関係で成り立つ。
寒いこともあるが、メンドリたちは来たときの挨拶代わりの数個と、その後の何回かで卵を産まなくなった。
はるか農園から来たメンドリなのに、自分の家で産まれた卵はあまり食べる気になれず、、、おかしなものだ。
鶏たちはちゃっかり察しているのかも知れない。。。バアサン鶏の楽園と化している大きなかぶ。
時々「卵産まぬと食いますよ!」とか「もうすぐクリスマスだからね!!!」と脅したりするがどこ吹く風だ。
人族3羽がせっせと作業を進めている間、オンドリはメンドリたちを引き連れて外で青草をつついている。
いいよね、まったく、、、身ひとつで何不自由なく、のんきで、コロナやインフルエンザに怯える訳でなく。。。。。
日中が暖かく、冬支度が進む、進む♪♪
毎年、手が凍りそうになりながらの大根収穫も、手袋なしでスイスイだった。
夜はそれなりに寒くなるので老犬のタチは土間に入れる。
ストーブの横はさすがに熱いのか土を掘り起こしてそこに寝ている。
窓に張り付いて最後の日々を生きるハエの一族も弱ってよろけ気味だ。
糸トンボも日の当たる窓の桟の下で一族折り重なって滅びている。。。。
しかし、どこに隠れて命を繋ぐのか、春になるとどこからともなく出てくる。
昔昔、祭りの出店で買った小さな亀の亀吉が大きくなり、3、40㎝四方の水槽では物足りない素振りを見せる。
あるとき夫が居間の絨毯の上に放したらご機嫌に歩き回って運動不足を解消し夜はぐっすり寝てくれた。
タチは我慢強い。愛も強い。
う、う、う、、さむ、さむ、寒ーーーい!
夏に新設した倉庫の2台の冷蔵庫が温度表示「冬眠」となった。トーミン??
説明書を開いたら「外気の温度が庫内温度よりも低い場合」だそうだ。
これから冷蔵庫は野菜が凍らないための保温庫になる。いよいよ来たね、冬。
「雪が積る前に行ってこない?」Mに誘われ斜里行きを決行。
5月に亡くなった斜里『北のアルプ美術館』館長の山崎猛さんの写真展。
旭川経由でウトロのホテルまで6時間、60半ばの女ふたり旅。運転は一切彼女。年は二つ上だがパワフル。
久しぶりに再会、喋って喋ってゲラゲラ笑って、ホテルに着くやいなや缶ビールの蓋を開け先ずは一杯。
ホテルの広い温泉も食事会場もガラガラ。フロントの受付にいた4人が総動員で食事会場にいた。
道中6時間喋り続けて喉が痛い。食後酔いが回って9時には寝て、翌朝6時まで目が覚めなかった。
Mは途中のコンビニで買い込んだビールやワインを開け、一人で酒盛りをしたと言った。信じられないタフさ。
「子どもが小さいとき長沼のハイジ牧場に行きましたよ」と言う海辺のホテルの支配人さんに見送られ、
斜里の『北のアルプ美術館』を目指す。山崎さんのパートナーの千寿子さん(71歳)とは6年ぶりだが、
昔話に花が咲く。
20年前千寿子さんがまだ独身で長沼に暮らしていたときに私たち三人は知り合った。
竹細工作家の千寿子さんの工房を初めて訪ねた時に「ご飯食べていかない?」と誘われ喜んでご馳走になり、
長居してお喋りをしたらしい。千寿子さんが遠くを見ながら出会った時の話をはじめた。
そういえばそうだった、思い出した。。汗汗、、、
「遠慮されないと私も遠慮しなくて良いから、今まで縁が続いたのね」と言ってもらい、なるほど、、と汗が引く。
その後、千寿子さんが山崎さんと出会って斜里に引っ越すという時もMとともに引っ越しの荷造りを手伝った。
「あのとき頂いた玄米が炊ける電気炊飯器、まだ使っています」とM。「あらまあ、大事にしてくれてありがとう!」
私はピーターラビットのソーサー付きのコーヒーカップをずっと使っていた。
今は無いから壊れたのだろうな。
千寿子さんのお母さんの形見のスカートも長い間はいていた。「そうそう、あのグレイの長い丈のでしょ」
考えてみればそういう遠慮や裏表の無い、本音で話せる人が縁の続いている人だ。
この旅に誘ってくれたMも、北広島のTも、真駒内のKも、、そうして、、この自分も、夫も、本当に我が儘だ。
腹でしか生きられない。考え方も生き方も全く違うお互い同士だが、唯一の共通項はピカイチの我が儘者。
信じられない!!と何度呆れても、裏腹の無いそのまんまをさらけ出されたら、かえって内心安心する。
どうして相手のこと考えないんだ!、と言ってる自分こそ、そのままの相手を認めず責めている事に気づく。
お互いに完全な砥石の役割を担い合い、研いで研がれて許し許され、よくここまで続いて来たな、、、、、、、
帰りの道中6時間、喋って喋ってゲラゲラ笑って時々泣いて、、家に着く頃顎関節が痛くなる。
日曜日、朝起きたら楡とニセアカシアはほとんど裸になっていた。
紅葉も半分は落としている。栗の葉はまだしがみついている。
それぞれのタイミングはそれぞれの体内に内蔵されているのだろう、、、、
にんげんは日々一枚、また一枚着太る、真反対。裸になれば傍迷惑。ひひ
「全く、夫ったら、朝からテレビの前でアメリカ大統領選に釘付け。
NHK、民放、そればかり追いかけて、トランプが言った言わないにいちいち反応しているの!」
「ひとこと言ったら同じ空気吸いたくない。どこか行ってこいって言われた。」うんざりしたようにTちゃんが吐き出した。
あははは、アメリカ大統領選が日本の熟年夫婦の分断にまで及んでいようとは。。。。
メデイアが煽るかのように垂れ流すアメリカの分断は案外当たらずしも遠からずって事か。。。。
確かに今回の選挙は、地球の行く末を左右することと気づいている人が少なくない。
ここまで生きて、ここで地球規模の大転換の時期を迎え、そこにこうして立ち会う事の不思議。
結果は既に決まっているのだろう。良い方にしか進まない。地球は愛の星。すっかり忘れていた愛を取り戻す。
その前の段階で、不愉快な現象が現れる事を静かに穏やかに凌いでいく。衝撃はメガトン級かも知れず、、、
地球も人も病気は身体からの信号。熱も痛みも痒みも傷も、出物腫れ物みな出すだけ出して治るための生命現象。
自然治癒力は地球を含めた全ての生命体のDNAに刻まれている。。。。と思っている。。。。
こんな情報来ました。
コロナの真相
https://8520.teacup.com/tama8543/bbs
たまとりりとまる-幸せな地球さんを見ました の11/3記事