大きなかぶ農園の日々

じじとばばのゆるい暮らし

びょーき

2022年10月31日 07時31分54秒 | 日記

先週3日続けて霜が降りた。  
そして、トマトは葉を霜にゆだねて今年の幕を閉じた。お疲れさん。  
枝についていた青い実は採って寝かせておくとゆっくり赤く熟していく。  
青い実もサラダで美味。炒め物にも良い。  
へちまも葉は霜枯れたが20個くらい実を収穫した。  
つるを切って瓶にさして一日置けばへちま水が採れるときいて、やってみようと思っていたが叶わず。  
大きな実はタワシ用に乾燥させることにし、まだ若そうな実でへちまオイルを作る。土曜日、居合わせた女子3人で初挑戦。  
輪切りにした実を土鍋に入れて太白ごま油をそそぎ、てんぷらにならないように低温で気長に加熱する。ヨモギオイルの要領だ。  
だんだん実がしんなりしてきて「おいしそうだね、、食べてみるか」となる。同時にしんなりしている実を手足にすりこむ。あらいい!  
顔もまんべんなくヘチマの実でなでる。べたつかず、しっとりすべすべ、、、いいね、、、柔らかそうな実に塩をふりかけ食べながら手足に顔にすりすりする。  
親指を火傷したMちゃんにへちまの実を5センチくらいに切り、指に帽子のようにかぶせたら冷たくていい気持ちだって。  
そのあと保湿用を瓶に取り、柔らかそうなところはスープにする。ミントの花とレモングラスをすり鉢でつぶして入れたらぐーだった!
   
いつもいつもセカセカと動き回っている自分のことを『病気だ』という視点でまじめにふりかえってみた。
あれは数年前、群馬のマクロビオティック和道に断食に行って、足ふきマットのほころびが気になって繕いたくなったり、

間仕切りのふすまがガタピシしているのを直したい衝動が来て、先生に言うと「ひわさんここまで来てしごとしなくてもいいから」

 
と笑われた。褒められようとかいいことしようとか思っているわけでなくて、気になる。ただ気になって落ち着かない。
せんせい、そういうところをちゃんとチェック入れていて、「ひわさんはタドーからね」とやさしく言ってくれたのでうっかりしてた。
先日グーグルに「多動」と入れて検索したら出てくる出てくる。箇条書きのそれをだだーっと流し読みしただけでも、どれもこれも
まわりの誰かに当てはまっていてゲラゲラ笑った。【おしゃべりがとまらない】あ、これ、あの時の自分だ。。納得。。
まわりを気にせず心のままに動くひとは、冷静に頭で考える人から見れば、脅威だろう。ビョーキとしなければ理解不能。
データー最優先の医療現場では、おおかたこの箇条書きにそって分類されて処方箋がでるのだろう。しかし、どうぞお構いなく。
これが自分で、とくに何も困ってないし、、、小食でくるくる動いて燃費もいいし、まったく働きもののいい嫁だ。
だが、客観視してみたら案外余計なことに手を出していたり、いまそれやるんだったらこっち先にしてくれと思われてたり、
しかし、夫も関わるひとも何もいわず、ただ野放しにして放っておいてくれたんだなあと今更ながら深い愛の世界に住んでいた。感謝。。
なんだか魔法が解けたようだ。くるくる動き回っている自分を俯瞰して見るとねじ回しのおもちゃに見えてくる。
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育つ環境で運命も多種多様

2022年10月24日 08時05分20秒 | 日記

赤、黃、茶、、周りの木の葉が一気に色づき始める。

 
母屋の横の楡は小さな風が吹いただけでひらひらと落ちていく。

 

風の力を借りて今年も地上へ降り立つこの時期最大の大仕事。  
地上でまんべんなく根元を覆い尽くして、落ち葉は また次の新しい葉を育てるための役割に変わる。  
   
   
ハウスの中でトマトが夏よりも一層勢いよく無数の花を咲かせ天上まで伸びるがごとく大暴れしている。毎年の光景。  
その生命の勢いに圧倒されてどうしてもジャングル化した枝の整理が出来ない。毎年同じことになる。  
果菜類は実にえいようを集中させるために出来るだけ無駄な枝や葉や脇芽を落として行くらしいが、、それがどうしてもできない。  
最初の頃だけ(ジャングルにしたら収穫が面倒になる)と農家の顔をして脇芽をつんでみたりもする。 しかし続かず。  
今頃花がいくら咲いても霜が降りれば一気に枯れるのが目に見えている。だからいのちを燃やすトマトを見届けたくなる。  
どこまで、どんなふうに伸びていくのか、、、、と  

 

さかなクンの映画を観た。 どんな風に育った人なのだろうかと思ってはいたが、、、、本当に素敵な人だった。

うちのトマトも娘や息子も、さかなクンのお母さんにそだてられたらどんな子になったのだろうか。。
さらに、、このワタシもさかなクンのお母さんに育てられていたらどんな子になっていただろう、、、、と。
映画を見終わって 「とおちゃん、じぶんの中に眠ってる才能があるとしたら何が欲しい?」ときいたら「歌が上手い才能だな」  
(!!!)そ、そうなんだ。。。。。最近お家カラオケするメンバーも来ないし、、歌ってないし、、、歌いたいんだね。上手に。
わたし?なんだろう?何も出てこない。。。。なんでかなーー?  
いつも「このままがいい」って思っているから、毎日なけなしの才能使い果たして生きてるってことかあ?、、、
「ひわちゃん全力で生きてるからね」と20年来の付き合いのKが笑った。 やはりKにはそんな風に見えている。。。。
毎日毎日生きることに全力かたむけていたらそりゃあそれが唯一の才能ってもんだな。これ以上に才能が目覚めたら忙しくてたまらない。特別なモノはなにも要らない。生きてるだけで超スペシャルだ。
あらためて心の底から(このままでいい) と思った。 いずれにしても育つ環境で運命は多種多様。
 
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
 
 
 
   
 
   
 
 
 
   
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休日の過ごし方

2022年10月17日 08時31分12秒 | 日記

今年始めて植えた食用菊                                 ホーリーバジル

 

週末から少し暖かな日が続いた。 
寒いと躊躇するが目が覚めて朝一番に家中の窓を開ける。 

北の小さな窓と南の大きな窓を開けてそこを流れる空気の中に立つとあんまり気持ちよくて朝からにやけた笑いが止まらなくなる。 

普段はいよいよ気になった時点で掃除機をかけるが、時々ふと板の間を水拭きしたい衝動が来て一気に雑巾がけをする。 
その後がまた驚くほど気持ちが良くて、、、ああ、毎日やればいつもこんな気持ちを味わえるのだなあ・・・・・ 
が、毎日は続かずバタバタと日常が過ぎる。外仕事から帰った家の中には作業着に付いた草や草の種、ポケットから落ちた100円玉や 
折りたたまれたシートなどが落ちていて、目に付く大きなモノだけ拾って済ませている。 
 
金曜日はゆっくりする日と決めて、二階のソファでゴロゴロしていたら ふっと窓ガラスの汚れが気になっておもむろに拭き始める。 
景色を楽しむための東の窓4枚を拭いてやれやれと腰を下ろす。。南の窓の汚れがことさらに目立つ。。。南も拭く。15枚だよ。 
事務机の上、伝票類の箱、あっち、こっち、、そっち、、、、気になり出すと落ち着かず、、ひとしきり動き回る。 
毛糸や布類の整理分類などまでうっかり始めてしまうとヘトヘトになる。ホントにバカだな。。。。 
「今日はここまで。お茶にしようよ」とじぶんでじぶんに声を出して伝えてやらないと何時まででも動いている。 
昔は(ホントに働き者なんだから。。)とちょっと得意だった。今は(ホントにバカだな。。。。)と本気で呆れる。ビョーキだ。 

春に本州の知り合いから届いたヘチマの種を蒔き、10㎝くらいに育った苗を遅れ遅れで植えたヘチマが育った。タワシになれるのか、、、

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小さな田んぼの稲刈り

2022年10月10日 07時22分05秒 | 日記

夫の留守に「遠くに行かないんだよ」とクロの鎖を外すと一目散に 
走り出してあっという間に見えなくなった。呼んでも呼んでも戻らず。 
「5線あたりを走ってたよ」宅急便のお兄さんが目撃情報をくれた。 
軽トラで探しに行くと丁度こちらに向かって全力で走ってくる。 全く! 
 あれ?今日は放れているのに神妙に座っている。 
夫に言いつけたからまた叱られたんだな、と思ったら、、倉庫の前に夫がいた。なんだ、「とおちゃんが居るとおとなしいね」と言ったら 
「おまえは舐められてるんだ」と得意そうに満足そうに笑った。(はいはい)嬉しそうな夫を見守り目線のじぶんの大人度がまぶしい。 
ご飯も夫がやると「よし」と言われるまでヨダレを垂らしながらいくらでも待っているが、夫じゃなければ3秒が限界。 
全く!と思っても、ま、いいさいいさ、カアチャンは怖くないんだね、ってことだ。夫以外犬にまで恐れられたらオニババアだろ。 
   ◇        ◇        ◇       ◇       ◇      ◇       ◇ 
夏の布団一枚で寝ていたら夜中に寒くて目が覚めた。 
週間天気予報を見れば、最低気温1度とか4度とかの日も有る。 
いよいよだ、、、、もうすぐ冬だ。。。。。ブルブルブル、、、どきどきドキドキ・・・・・・・ 
霜が降りる前に小豆を刈ってしまわなければ、、 
外回りの片付けも、あれもこれも、、、と頭の中が突然忙しくなる。 
が、振り返ってみてもここ10ネン、頭の忙しさに反して身体は思うようには動かず、、だからといって特に困らず生きてきた。 
なるようになる、今の今をへらへらと心のままに生きていくだけだ。そうだった、それがじぶんの得意技。 
 
※今日は秋晴れの中、小さな田んぼの稲刈り。大きな子は稲を刈り、小さな子たちは庭の3羽のニワトリを追いかけていた。 
  クロも子どもたちによってたかって撫でられながら、じっとじっとしずかにしていた。 

写真は名カメラマンのみなさん

 

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