相変わらず強風吹き荒れる長沼地方。
秋に落ちた木々の葉が風に舞い玄関の風除室に溜まる。
D型倉庫の床にも枯れ葉が渦巻いて溜まる。
家の前の辛夷が白い花を5個咲かせた。
水仙が緑の塊になって土を押し上げ地上に顔を出した。
まだ小さいがヨモギも三つ葉も至る所から伸びてきた。
窓辺に置いた葉ボタンは花が終わり、種を実らせた。脇芽も出てきた。最終的には背丈90センチになる。
『ねえ母さん、台所で使うアクリルタワシ編んでほしいんだけど』娘に頼まれた。
「あるよあるよ、いっぱいある」合間合間に気の向くままに編んでいるアクリルタワシを画面に映して見せる。
『あ、そういうのは要らない。猫が欲しい』 「あ、そうですかい、、へいへい、挑戦してみます。猫」
「ここまで出来たけど・・・」うっかり自分好みに編めばダメ出しが来るので途中経過をいちいち報告する。
『しっぽと手足は別にしないで一筆書きで編めないかな。。」 「へいへい、努力してみます、、」
「これはどう?」しっぽと胴体と2本の後ろ足まで編んで途中報告。
『かーーーーわーーーいいいーーー』 あら、お気に召したようで、、、
『胴体今の倍長くしてほしい。前足も欲しい』 「バランス変にならない?」と言ったら「11匹の猫」の絵本を見せられた。
『こんなのが欲しい』 (あ、そうなんだ、、なるほど、それをイメージしていたんだね、、)「やらせていただきます」
しっぽと胴体と4本の足が完成し、頭は独断で別仕立てにしてみた。見せたら結構気に入られた。
娘のイチイチ容赦ない要求が、思いがけなく自分の創作意欲を刺激し、そこそこ納得する猫のアクリルタワシが完成した。
葉ボタン種になる