大きなかぶ農園の日々

じじとばばのゆるい暮らし

猫タワシ

2021年04月26日 07時16分23秒 | 日記

相変わらず強風吹き荒れる長沼地方。 
秋に落ちた木々の葉が風に舞い玄関の風除室に溜まる。 
D型倉庫の床にも枯れ葉が渦巻いて溜まる。 
家の前の辛夷が白い花を5個咲かせた。 
水仙が緑の塊になって土を押し上げ地上に顔を出した。 
まだ小さいがヨモギも三つ葉も至る所から伸びてきた。 
窓辺に置いた葉ボタンは花が終わり、種を実らせた。脇芽も出てきた。最終的には背丈90センチになる。 
 
『ねえ母さん、台所で使うアクリルタワシ編んでほしいんだけど』娘に頼まれた。 
「あるよあるよ、いっぱいある」合間合間に気の向くままに編んでいるアクリルタワシを画面に映して見せる。 
『あ、そういうのは要らない。猫が欲しい』 「あ、そうですかい、、へいへい、挑戦してみます。猫」 
「ここまで出来たけど・・・」うっかり自分好みに編めばダメ出しが来るので途中経過をいちいち報告する。 
『しっぽと手足は別にしないで一筆書きで編めないかな。。」 「へいへい、努力してみます、、」 
「これはどう?」しっぽと胴体と2本の後ろ足まで編んで途中報告。 
『かーーーーわーーーいいいーーー』 あら、お気に召したようで、、、 
『胴体今の倍長くしてほしい。前足も欲しい』 「バランス変にならない?」と言ったら「11匹の猫」の絵本を見せられた。 
『こんなのが欲しい』 (あ、そうなんだ、、なるほど、それをイメージしていたんだね、、)「やらせていただきます」 
しっぽと胴体と4本の足が完成し、頭は独断で別仕立てにしてみた。見せたら結構気に入られた。 
娘のイチイチ容赦ない要求が、思いがけなく自分の創作意欲を刺激し、そこそこ納得する猫のアクリルタワシが完成した。

 葉ボタン種になる

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春の雨は、、、

2021年04月19日 08時10分56秒 | 日記

毎日雨降り。。。だから気持ちがゆるゆるダラダラ、、、、 
頭使わずボーっとしているらしく、失敗が顕著。 
温泉に行って暖簾をくぐり、 
奥にある次の暖簾をくぐろうとしたとき、 
目の前の暖簾の前に大きな人が立ちふさがり、、 
とても穏やかな声で「びっくりしますよ~~」と言った。 
(え?)その暖簾の奥は男湯だった。よかった、あと数歩で見なくてもいい光景見るところだった。頭ポリポリ。 
爺さんが女湯に迷い混めば頭ポリポリじゃあ済まず即刻ポリスマンが呼ばれるのかもしれない。 
婆さんが男湯に迷い込んでも事件にならないのは何故なのか?つくづく爺さんでなくてよかったと思った。 
 
さっき宅配便の代金4000円を札入れから出してテーブルに置いたのに無い。。。。。 
振り出しに戻りあちこち探すと、、、、別な財布にきちんと折りたたんだ4000円が入っていた。  
「おいオレの○○みなかったか。。」と言っている夫の手元に○○あり。  
毎日大なり小なりそんなことだらけ。その都度ゲラゲラ笑ってチャラにする。 
 
メス猫のマルが家を飛び出し帰ってこない。隣の倉庫で暮らし始めた。母屋よりずっと広くて外にも自由にいける。 
小さなネズミがちょろちょろしていて人間に依存することなく暮らせる。家の中に戻ってこない。 
ノラ猫人生に比べたら人間との暮らしは、食に不自由することのない極上生活を手に入れたかに見えた。 
冬はそれで満足だったが、、春になればもう家の中に閉じこもってはいられなくなったのだ。 
真に自由であればヌクヌクの布団も魚も何も要らない。犬たちの分け前が少しあれば多分冬までは不足ない。 
マルとの同居が解消されたら思いがけず自由になった。マル様特別食の支度とトイレの始末から解放された。 
マルに狙われそうなものをいちいち注意深く片づけたりしなくても良くなった。 
ふうう~~~けっこう気疲れしていたんだな。 猫だろうが人だろうが一緒に暮らすってエネルギーが要る。。。。 

     

福寿草満開

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イチネンセイ

2021年04月05日 09時11分43秒 | 日記

春の強風が、向かいの畑の北側に残っていた雪の塊を消し、 
家の前のぐちゃぐちゃの地面をあっという間に乾かした。 
楡の木が秋に落とした枯れ葉の布団の中から緑の芽が。。。 
アサツキ、チューリップ、、クロッカスは白い花を咲かせた。 
「たまには外で遊びなさい」と促しても拒絶していた猫が 
開け放した玄関から、犬たちの縄張りの中恐る恐る自分の意志で飛び出した。 
窓辺に置いた葉牡丹は黄色の花をワサワサ咲かせ種になる気満々だ。 
春だ。春の力だ。 
 
「母さんに買わせてあげなくて悪かったけど、、こっちで用意したからね」「・・???・・・」 
娘が正月明けだったか申し訳なさそうに電話してきた。何のことかと思えば孫のランドセルだった。 
(ええー今年一年生なのか!!) 去年から話の中では何度も「イチネンセイ」って耳が聞いていたはずなのに、、、、 
世の中的には孫のランドセルはジジババが買ってやる物ということになっているんだっけ??? 
「バアチャン見て見て!」電話の画面にランドセルを背負った孫の嬉しそうな顔。「お!カッコイイね!」 
ランドセルの出費を免れて腹はニマニマしていたが、突然SOSがきて、先週末岐阜に行く。桜が満開! 
おもちゃでグチャグチャだった部屋を正式に自分の部屋として使っていくことになった孫の顔つきは変化している。 
娘と孫が自力で組み立てたという勉強机とベットがひとつになったコーナーが出現しおもちゃは片付けられていた。 
洗濯機を3回廻して、合間に台所の換気扇のドロドロを洗ってガスレンジ回りを磨いていたら夜になる。 
居間で使っている藤の椅子がボロボロになっている。数年前に座る部分を修理したがいよいよ底が抜けてきた。 
翌日「もう捨てたら」と娘に言うと、婿さんが今は亡き両親の家から持ってきた椅子で捨てられないのだという。 
(そうなのか。。。)それなら、とやる気になって布の紐を座る部分の縦にぎっしりピンピンに張ってから横糸で織る 
ように張っていく。ほぼ半日がかりで椅子は一応よみがえる。やっつけ仕事的な出来映えでやや残念感あり。 
だが「母さんすごい!」「バアチャン、あたまいい!」と歓喜され、ここに来るとお役立ち感はMAXになり、 
眠っている潜在能力が鳴り物入りで湧き上がってくるから、SOSが発信されると断れずにうっかり来てしまう。 
「台所が見違えるようになりました。洗面所もなんか違いますね」婿さんの実感こもったいつもの一言で〆。 
食べさせたくて背中にしょってきた長沼産のほうれん草5束を、鍋にして、サラダにして、パスタにして2日で食べきった。 
祝いの金品など何も持っては来ないババに「バアチャンへ」と封筒を渡された。孫とババが並んでいる似顔絵だった。 
仮面ライダーの絵が付いたお菓子と、ドラえもん好きのババに鉄のどらえもんの置物もくれた。どっちがイチネンセイ?

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