大きなかぶ農園の日々

じじとばばのゆるい暮らし

早春の味・海からの贈り物

2024年02月18日 18時10分23秒 | 食卓
毎日快晴で町道の雪は消え、家の周りもグチャグチャ。  
このまま春にまっしぐらか、、、、とおもいきや  
金曜の夜からしんしんと雪が降り始めた。真冬の景色。  
土曜日早朝2時久しぶりに除雪車が入った。  
そうだよね、、このまま春になるわけ無い、、  
が、土曜の日中は太陽がゲラゲラ笑って家の前は海。  
   
早春のこの時期になるとスーパーの店頭に並ぶ海藻類。  
生のり生わかめ生ふのり等がだいたい1p200円~300円。  
食材買だし担当大臣の夫が毎日毎日飽きもせず何処かしらで調達してくる。
それも必ず半額シールの付いたパックを2個も3個も、、  
これらはその日のうちに食べてしまわないとすぐに溶けてくる。せっせと食べる。
さっと湯通しして酢醤油で、鍋で、味噌汁、スープで、、、、美味い美味いうまいウマイウマイ・・
ああ、いい加減飽きてきた。だがしかし「もう買ってこないで」の一言がなぜ言えない。
半額シールの旬を見付けて無邪気にワクワクと買い物をする爺さんの心中を想像すると言えない。
人生あと何回この早春の海藻たちに出会えるのだろう。。。とおもったらあっ!!と閃いた。

薪ストーブのまわりに巡らしてある金網の上で干した。

美味い! 何で今まで気づかなかったんだろう。。

 
生海苔は四角い餅網にまんべんなく拡げておいたら板海苔になった。
太い茎の付いた1メートルもあるか!?という生わかめもだらーーんと網に干したらパリパリだ。
それぞれを千切って瓶に入れて保存。慌てずに一年中安心して使いたいときに使える。

 

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2/4 立春

2024年02月17日 14時24分37秒 | 日記

 

 

 

 

 

日中温かい日が続く。空気の匂いも春だ。
からだも心も何かしらウキウキする。 
夜、鼻歌まで出てニヤニヤしているじぶんに(どした?)
あ、今日は立春だ!節分さえ忘れていたのに、、 
身体は知っていた。 
「とーちゃん、今日ウキウキしてる?」
思わず夫に確認してみたくなる。 
「べつに」と、何言ってんだとばかりのそっけない反応。 
なんだ、鈍感な奴め、やっぱ女の身体は精密だな。ひひひ、と有頂天になった。
次の瞬間
あれ?そういえば今日夫は何やら新しいことを思いついて行動を起していたぞ、、、
(まったく、見切り発車もいいところだ・・)と内心鼻先で笑っていたが、あれは立春反応?
昔、飼っていたニワトリが冬場は全く卵を産まなくなり
「あした喰うか」と皆で脅しをかけたら翌日突然産んだ。それが立春だった。

脅しに反応したと笑っていたが、たぶん立春のお知らせだったという方が自然かも知れない。
この星に存在している限り自然界のリズムから外れることは出来ない。
脳は目先の現象を処理することに忙しくてもカラダの細胞は自然の理にそって仕事をしている。
意識しようとするまいと心臓が動き続け、呼吸が繰り返される。

 

以下↓ 官有謀(カンユウボウ)著「足の汚れ(沈殿物)が万病の原因だった」文化創作出版 より抜粋

 

《しかしなぜ心臓が動くのか。それはすべてのものが渾然一体の無極、

やさしくいえば宇宙ですが、


それが生み出す波浪(ハロウ)によって動いているのです。


波浪とは、一種の宇宙エネルギーと言えましょう。


これは1分間に18回のエネルギーの波を持っています。


海の波は風がなくてもおこり、1分間に18回、岸に打ち寄せます。


人間の身体がこの波浪を受けると、

やはり1分間に18回の反応を起こします。


これが肺が一分間に行う運動である呼吸です。


宇宙エネルギーである波浪は「陽」、人間の肺の運動は「陰」。陽と陰が結びつくと熱が起ります。


陽の波浪18回を受けて陰のからだの肺が18回動く。この二つを足してごらんなさい。


体温の36度が生じます。


体温もエネルギーです。この体温が心臓に届くと拍動が始まるのです。


エネルギーが完全に使われる状態だと、そのエネルギーは臓器によって2倍に活用されます。


心臓の鼓動はいくつか。

36の2倍、1分間に72回でしょう。


そして、血液循環が始まるのです。この世に存在するものすべては宇宙の一部。。。。。。。。。。。》

 

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『塩』は大事

2024年02月05日 11時10分15秒 | 日記

 

2/4 早立春!

晴天が続く。空気が澄んで空が青い。

木の枝々に雪の花が咲き、ため息が出るほど美しい。

すべてを拒絶するほどの吹雪きを起したかと思えば、何喰わぬ顔をでこんな表情をする冬に心を鷲掴みにされる。

 

大分赤峰農場の親方赤峰勝人氏が昨年11月亡くなられて、早三ヶ月が過ぎた。

30年も前に著書「人参から宇宙へ」に出会い、「塩」がどれだけ大事な物かを教えられた。

その後北海道なずなの会を仲間と立ち上げ、毎年札幌講演会を10年くらい続けただろうか、、、、

その度に繰返し繰返しさまざまな実例を通して「塩」の大切さを伝えてもらった。

2010年の講演を空知生命塾・塾長の東出隆さんが文字に起して講演録にしてくれたものから抜粋してみる。

 

『塩の大切さを知ったのは昭和37年農業高校を卒業し豚を飼い始めた時。

子豚が白っぽくなり咳をして痩せて次々に死に、原因が分からず必死にあちこち訪ね歩いた、

「それは塩切れじゃ」と長年豚を飼っていたお爺さんが教えてくれた。

すぐに塩を与えるようにすると1週間で真っ白だった子豚がピンク色になって元気に走り出した。

人間も同じ、例えば夏バテは汗で身体の塩分が失われ体内のミネラル分が不足しだるくなる。

このとき水をがぶ飲みするほど体内の塩分ミネラル濃度は薄まりますますバテてしまう。

『塩』という字は土偏で出来ている。

植物は光合成によってミネラルを作り出し、その植物が枯れてミミズや微生物が食べて分解した物が土。

ミネラル溢れる土が雨水により川から海に流れ込み、海水となり、それを煮詰めた物が『塩』

動物も人も植物も塩(ミネラル)が無ければ生きる事が出来ない。

※昭和46年(1971)塩田法(塩化ナトリウム99%の化学塩のみを食用と認めるというもの)施行。

じぶんが食べるために海水を一杯汲んできて塩をつくっても法にふれるという厳しいもの。

近代化促進という名の下に日本中の海岸から塩田が消え、臨海工業地帯に生まれ変わる。

ミネラル分の含まれていない化学塩を食べるようになると、さまざまな体調不良が起こり

難病奇病が発生し、それに対応するべく病院が増え新薬が開発されるも根本解決を見ることは出来ないまま病人が増え続ける現状、、。

平成9年(1997)ようやく塩の専売制度は廃止され、海水から自由に自然海塩を作れるようになる。

 

1999年5月赤峰さんの循環理念に共鳴した団塊世代の三名が名乗りを上げ、大分県佐伯市の間越ハザコ海岸で塩作りが始まりました。

なずなの塩の誕生です。

70年近い百姓人生を信念で生き通した赤峰親方の愛のミネラルは

弟子達に引継がれて全国に広がり

毎月開催されてきた百姓塾で学んだ人々の心の礎となり、

赤峰農場の野菜を食べる私たちの身体にも日々組み込まれていくのでしょう。

 

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本日はぽかぽか陽気

2024年02月05日 10時25分52秒 | 日記

 

1/28 本日はぽかぽか陽気。秋に干した大根の葉がようやく茶色になってきて取り込む。

大根の干し葉は煮出して腰湯をすると新陳代謝を活発にし毒素を流し、身体が軽くなる。

 

除雪車が通った道の両脇が高い雪の壁をつくり、ようやく冬らしい冬の様子になってきた。

長沼町は南北に長いので天気予報は当てにしない。

岩見沢寄りの北長沼と千歳市に近い南長沼ではまったくちがう。

一件の家の屋根の北半分に雨が降り、南側の屋根は乾いている、という光景を一度見た。

嘘のような本当の話。

大きなかぶは南側なので札幌市内よりも雪は少なく道路状況は快適。

 

朝、日射しが降り注ぐ2階でゴロゴロしていると窓の外側にマルがいる。

玄関前のビニールハウスに爪を立てて登り、夜中に少し降った雪の上にちょんと乗って、、、

(あ、カアチャンやっと気づいた・・)と雪を漕いで窓辺に近寄ってきた。

「カーチャンご飯!」と窓に飛びつき自力で開けて入る気満々。(まずい、まずい、、)

急いで下に降りるとちゃんと分かっていてマルも下に降りて玄関のドアをガリガリしながら待っている。

昨日の夜に炊いておいた鍋を置くと、魚だけを拾い出して食べている。

マルは一見賢そうに見えるが、食事の仕方はガサツ。美しさがマルで無い。

クロはマルに魚をほとんどさらわれ、米と南瓜と菜っ葉の鍋を洗ったように綺麗に食べ尽くす。

いつの間にか両者は共存意識を育み、近づく度に険悪だった空気が今は無い。

 

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