大きなかぶ農園の日々

じじとばばのゆるい暮らし

長沼から見た冥王星食 2022.11/9

2022年11月30日 06時50分27秒 | 日記

 

 

2022.11/9 長沼から見えた冥王星食 撮影は諭

コメント

麻痺は治る

2022年11月21日 18時42分11秒 | 書籍紹介

            著者 堀尾憲市 1947年岐阜県恵那市生れ

独創的な事を好み、それがこうじて日本にも他に例の無い建築法の家を考案。「柱千本の家」という建設会社を

経営している。

平成25年2月に重症の脳卒中で倒れ、独自に考案したリハビリで、重度の後遺症の麻痺からわずか40日で生還しその普及の為に奔走する毎日を送っている。

前書

私達人類に備わっている脳。寝ているときも起きて活動している時も体のあらゆる処を一瞬の安みもなく動かし続けてくれる。

無限の神秘に包まれたこの臓器。頭蓋骨の中で何十もの幕に包まれ髄液の中に浮かんでいる。

体重のわずか二パーセントでありながら重さからは不釣り合いの全血流の二五パーセントを消費している臓器。

それに張り巡らされている血管の総延長は10万キロメートルにもなるという。

ここから全身に張り巡らした神経は数億本にもなり、その総延長は一六万キロメートルにもおよぶといわれている。

しかもこれらは全体の五パーセントだけが活動し、九十五パーセントは予備の状態で待機しているという。

活動域が何かの非常事態になり損傷すればすぐさま予備の部分が損傷部分に置き換わり活動をはじめる。

大事な心臓でさえ予備は無く一つで賄っているのに実働部分の二十倍もの予備を備えている臓器、脳。

身体がどんなに存続困難な事態になろうと滅亡を阻止し復活へと導く、脳そのものに非常事態が起これば驚くべき

能力を発揮し自らを修復してしまう総合司令塔である脳。

これからの話はこの脳にある日突然起こった一大事を脳がどのように対応し解決したかの驚異の実話である。

 

※息子の健太郎が2012年2月、スケートボードで転倒し脳挫傷で前頭葉の機能をすべて失いました。

その時、前頭葉が機能しないということは、、、、と、手術を執刀してくれた先生の説明を聞きながら一瞬絶望しました。

しかし、「脳にはメスを入れて確かめることができないのです。そこは神の領域なのです」という言葉に光を見た様な気持ちになり、

希望に向かってひたすら息子の脳細胞に語りかけることをしていました。

丁度10年たちました。息子はその時に交際していたけいこさんと結婚し、岡山倉敷でふつーに生活しています。

あの時の息子の前頭葉はあの時のまま機能していませんが息子はあっけらかんと暮らしています。

そのことが(いったいどうなってるんだろう?)と不思議なままでしたが、この著書に偶然出会い、

「そうか!95%で万全に待機してくれていた脳が修復に向かって全力で働いてくれたのだ。」と納得したのです。

その時の闘病の様子を2012年3/4から4/23まで綴っています。

左側ブックマーク欄 大きなかぶ農園便りからご覧下さい

 

 

コメント (2)

ブラジルの風

2022年11月14日 08時44分05秒 | 日記

日曜日、暖かいな、と思っていたら雨が降り始めた。
冬の道路の幅の目印にする紅白のポールがいつの間にか立っている。
雪の降る前に業者の作業車が手際よく等間隔に立てていくのだ。
周りの景色はすっかり茶色になり、真っ白な世界を迎える準備完了。
金曜日、ふと思い立ち旭川に向かう。  
旭川のパン屋さんの奥さんが20年前に書いた本が手元にあり、  
起きて、朝一番に必ずその本をパラパラとめくり開いたページを静かに読むのがここ1-2ヶ月の楽しみになっている。
二階の窓を全開にして風を感じながら読む。  
森の中での暮らしを丁寧に描いている文章が朝の身体に心地よく、起き抜けの細胞がみるみるうちにご機嫌になっていくのがわかる。  
出先で突然思い立ったので、著書を持っていればサインなどしてもらえるかとも思ったけれど、夫の運転でそのまま高速で向かう。  
静かな住宅街にあるパン屋さんの扉を開けて中に入るとレジに年齢的にも奥さんらしき女の人が居る。(この人なのかな?)
パンを選んでいるときも、それをレジの前に持っていき会計をしてもらいながらも、全身が(この人なのか??)と問いを発する。。。。
いつものじぶんらしく無く、なにも話さず、(夫は小麦の種類や農薬の有無などを聞いていたが)車に戻る。
大急ぎで彼女の近況を知るべくケイタイであれこれ検索してみると、、、、、著者の奥さんはブラジルサンパウロで暮らしていることがわかった。
ああ、このことを確認するためにわざわざここまで来たのだ。。。なにか、どこか、不思議な感覚がした。  
翌日「昔あのことを教えてくれたひと誰だっけ?」とTから問い合わせが来て、(ああ、ブラジルで農業しているあの人だ)と思いだし、  
60年以上前、本家の一家がブラジルに行くためにリヤカーに荷物を積んで村を出て行くのを親の背中の後ろで見ていたことを思いだし、
本家の子供でときどき遊んだ様な気もするナオユキとハルユキの顔をおぼろげながら思いだし、無性に会いたいと思った。
木曜日、ユミちゃんから聞いた話し。10年前に書いた家系図の記事のブログにワタシはアナタの親戚です。というコメントをもらい
会いたいと思ったらその人はアメリカ合衆国フロリダ在住だった。しかし翌日、アメリカ在住のお父さんが今札幌に滞在中だとわかり
土曜日にユミちゃんのおとうさんとご対面だそうだ。そんなことが起こるのか。。。。と思いながら
一時期消息を探したことがあったがわからなかった。。。案外もしかして、ハルユキとナオユキも日本にいたりするのかもしれず、、、、  
ここ数日長沼にはブラジルの風が吹いている。  
 
 
 

 

 
   
   
   
 
 
 
 
   
   
 
 
 
 
 
   
   
コメント

秋深まる・・・

2022年11月07日 11時03分25秒 | 日記

「りんごは外でも良さそうだな」 
今まで6-7度の冷蔵庫で管理していたものが、冷蔵庫内の温度より 
倉庫の中が低くなる。これからは冷蔵庫は凍らせないための温蔵庫。 
反対に薩摩芋や生姜など、低温に弱いモノは別な場所に移す。 
いよいよ冬の気配がじりじりと忍び寄る。どきどきドキドキ 
二階の天井がカサカサ、カサカサと鳴って、(なんだあ??)と見上げると無数の糸トンボが暖かい天井で群れ飛んでいる。 
この時期家の中は糸トンボ、カメムシ、ハエ、蝶、ミツバチ、、皆、うっかり生き延びたため暖を求めてさまよっている。 
日中は陽の当たるガラス戸の熱に喜んでいても、夕方になれば一気に冷え込んで、逃げ遅れれば冷えたガラスの下に真っ逆さまだ。 
朝カーテンを開けると窓の下に大量の糸トンボが折重なっている。たぶん窓の向こうの赤や黄色の葉に見とれていたんだろう。 
夜はじっと温かい場所にいて、朝になると生き残ったものがカサカサと天井で飛び回る。結局、それでも数匹は春まで生き残る。。いのちの底力。 
 
(あ、まだ残ってる。。。)おととい食べて食べきれなかったおはぎが一つ、蓋付きの入れ物に入れて台所の窓辺に置いてある。 
夫は留守だ、残っているそれを、今、ひとりで食べてしまおう。。。。ひひひ 
お湯を沸かして、お茶を入れて、、、さてさて・・・と蓋を開けたら 空っぽだった。白い敷紙がばつ悪そうに目をそらせた気がした。 
なんで、これがおはぎだとわかったんだろう? 何気なく、さりげなく置いたのに。。いつ食べた? 
で、空になった入れ物を片付けもせず、そこにそのまま置いてある。 
おはぎにそれ程執着は無いが、傷む前に食べようと決めて、それなら番茶にするか、緑茶にするか、それともコーヒーにしようか、、、、 
などと 口の中におはぎが入ったとき、今のからだが欲する飲み物を心を静めて吟味した。その時間を返して欲しい。 

あちら側目線だと(たしかまだ一つ残っていたはずだが・・なんだ、、こんなところに隠してあったか)となるのか?

夫はおはぎに目が無い。あんこ好き。街に出かけるたびに、おはぎ20%引き、30%引き等のシールを見れば買わずにいられない。 
廃棄されるくらいならじぶんが、と救済意識なのか、ただただ割引シールへの条件反射なのか、聞いたことは無いが。。 

コメント