大きなかぶ農園の日々

じじとばばのゆるい暮らし

可能性の追求

2023年05月21日 19時15分05秒 | 日記

 

少し前までウトウトと眠っているかのようだった田畑が一気に目覚め活気づく。

家の前の町道も朝夕大きなトラクターが行き交い、畑は耕されて豆まきが始まり、国道沿いの田んぼは田植えが始まった。

大きなかぶの田を引継いだ齊藤圭太の田も水が入った。(お、やってるやってる)

横浜から来た若者が様々な困難にも腐らずに、なんだかんだ続けている。それだけで充分だ。

現象(収量や出来映え等)に振り回されず、じぶんの心の灯を消さずに前を向いて生きていてくれれば。

対、うちの爺さん74も結構頑張っている。

畑の中の水はけの悪い場所を思い切って池にしよう、、、、と思い立ちリースのユンボで何日も池堀りをしていたが、完成を見ぬままユンボは返す事になった。

「切りがない」とさすがに疲れたらしい。働いたユンボは全身泥まみれ。キャタピラーは特に泥々。

それをドウフン(勢いよく水を噴射する道具)で念入りに洗い4トン車の荷台に積み込むまでの作業を何時間も掛けてやっている。

淡々とじぶんのリズムで。(ふふふ、やってるやってる・・・・)

お茶をすすりながら2階の窓から眺めていた。

食べた茶碗も洗わぬひとが、ユンボの汚れを辛抱強く洗い流しているのが可笑しい。

10秒もあれば洗える小さな茶碗は面倒だがじぶんの10倍はある大きなユンボを長時間洗い続けるのは苦じゃない、ってところが男と女(陰陽)の絶妙な持ち味バランスだ。

昔なら見ていられず 相手より自分のやり方の方が早く終わるんじゃないか、悪気はないが何かもっといい方法はないか等とうっかり横から口を出したりしてよく険悪になってたな、、、

今なら分る、ひとはじぶんのリズムでじぶんの思うがままにやってみて、やり遂げたとき素直に自分自身を信頼する力を得る。ていねいにゆっくりでも、大雑把にさっさかでも、その時々を集中して生きる。

毎日毎日一コマ一コマ小さな小さな体験を積み重ね未知なる無限の可能性を感じながら生きていく。

赤ちゃんも、67も74も、このカラダを脱ぎ捨てるまで可能性の追求に明け暮れる。

 

 

 

 

 

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幸福にしかなれない。

2023年05月15日 08時11分25秒 | 日記

しばらく雨模様のどんよりだったが 土曜の朝は快晴。

山の緑が一層輝き始めた。

ウグイスの鳴き声も日に日に上達する。余裕が感じられる。

金曜日午後、久しぶりに映画観てくるか、と江別に向かって走る。

途中、その映画を観たら夕方の町内会の会合に間に合わないことに気づき急遽取りやめて長沼温泉に直行。

いつもは暗くなってから行く温泉だが、めずらしく真っ昼間にゆっくりくつろぎ、にわか雨に濡れた窓の外のしだれ桜ものんびりと眺める。

帰り道、二人ずれの旅行者が大きな荷物を引きずりケイタイ見ながらとぼとぼと町道を歩いているのを追い越した。

夫は何か気になり車を止めて、そして少しバックして「どこに行くの?」と声を掛けた。

道の駅にできた新しいホテルを目指していることが分る。

この道は滅多にタクシーは通らない。このまま歩けば1時間はかかるだろう。夕暮れ時、街灯も無い道は真っ暗になる。

ホテルまで送るからと大きな荷物を荷台に載せ、後部座席に二人(夫婦のような、ないような、、)を乗せた。

男の子(2-30代?)が中国から札幌の観光に来たと日本語で話し、ピンクのマスクを付けた女の子は黙りこくっている。

たぶん長沼温泉でバスを降り、大きな荷物を引きずって30分は歩いているだろう、途中にわか雨にも降られたりして、喧嘩しながら歩いていたのかもしれない。

「あのホテル食事は出ないようだけど、ごはんはどうするの?」

「カバンにおにぎりが2つはいっています。近くにセーコーマートがあるので大丈夫です」と言った。

セーコーマートは家に帰る通り道だ。「足りないもの買っておいでよ」駐車場に車を止めた。

男の子がたたんだ1000円札を差し出してきた。

それは受け取らず、「おじさん達も買い物をしますか?」と聞かれたので「ここで待っているから」と答えた。

二人は後ろの荷台から大きな荷物を降ろしてそれを引きずりながら店に入り買い物を済ませてきた。

「もうここで大丈夫です」男の子が言った。女の子は最後まで私たちに対しては口を開かなかった。

「じゃあ良い旅をね!」と手を振って別れる。

ともすれば、荷物を積んだまま車がどこかに立ち去るかもしれず、あそこで荷物を降ろしたのは賢明だったな。知らない国で何が起こるか分らない。

思わぬ親切も信じないで疑わないで、今、今、今を選んで進む。

アンテナをピンと立て、注意深く、そしてダイナミックに生きていく。

彼らの旅はきっとこうして何かに守られ導かれ、ナンダカンダお互いの絆を深めて幸せな人生を創造してゆくだろう、、、

あるいは「もうだめ」とお互いにようやく本音が言えて次の幸福にシフトするための旅になるのか、、

ふふふ、ま、どっちみち幸福な人生だ。いつだって、どうしたって、ひとは幸福にしかなれない。

 

 

 

 

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庭の植物・威風堂々

2023年05月12日 19時58分22秒 | 日記

5月も半ば、毎日寒い。植物は我が物顔。

スギナ                    ルバーブ

よもぎ

カキドオシ                      ヒメオドリコソウ

すみれ                         5/9 18:31 夕焼け空

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