大きなかぶ農園の日々

じじとばばのゆるい暮らし

春近し

2022年02月28日 08時26分25秒 | 日記

3月突入! 
嵐の後は気温が上がり地面はザクザクに緩む。 
屋根の雪が雨のようにこぼれてトンタン軒を叩く。
2日遅れで本州から戻った夫もるんるんと除雪機を操る。  
すでに光は春を告げている。身体も心もウキウキランランし始めた。いのちは正直だな、、、、 
観念に縛られず生きていればいのちは何時だって喜びに溢れている。 
そういう当たり前の世界が目の前に用意されている。どこでもドアーは自分の前にあるのだ。見えないだけ。 
 
ふと、突然思い出したことがあり、次の瞬間はもうどこかに行ってしまいそうな気がしてMにその事をメールする。 
Mの波とは共鳴しやすいので同じ様なことが起こっているかもしれないと翌日電話で確認する。 
お互い心の中に起こった変化が、ここ数年の体験と重なり合って(なるほど、やはり、、、)と納得し合った。 
同じ波に乗っている存在が一人いると言うことは、あちこちで共振共鳴現象が起こっていることだ。 
 
大雪で足止めされた夫が「ドライブ・マイ・カー観てきた。よかった」というのテレビ画面から500円のレンタル料金を支払って早速鑑賞する。 そんなことが出来る世の中になった。。

(なに?なに?訳が分らない。。。。)頭で作品を理解しようとするが限界を感じ諦めかけた頃から 
心がじわじわと引き込まれていき、3時間かけて見終わった時には静かな深い感動。 
言葉では説明することができない。 説明では伝わりようがない。観た者が感じる映画なのだろう。。。。 

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心の充電

2022年02月21日 10時30分48秒 | 日記

17日木曜の最終便で夫が東京に発った。4泊5日留守。 
週末土・日の天気予報は雪雪と表示されているが、 
心は晴れ晴れ だ。 
除雪が自分の肩に掛かっては来るが歩くとこだけするつもり。 


木曜日は朝からウキウキ感が抑えても抑えきれない勢いで身体中から溢れ出ているようで、、 
「俺がいないとそんなに嬉しいか」とニヤニヤ聞いてきた。「うん」と言ったら夫も嬉しそうだった。 
自営業は夫婦常にがっぷり四つで朝から晩までつい仕事のことを考えてしまう。時々放れてガス抜きが必須。 
「薪は切って玄関に積んである。新しい木と乾いてる木を組み合わせて燃やせ」(分ってるって、いつもやってる) 
「ペレットは買ってある。倉庫の暖房の灯油も補充してある。」 夫もウキウキと出かける準備していたんだ。。。 
夫がいない木曜夜。中国の若い女の子が美しい刺繍を刺す動画をテレビの大画面でなんの気兼ねもなしに観た。 
使い込んだ木製の道具で布を張り、針を刺すまでの準備が延々と続くが興味津々で飽きずに観た。 
いよいよ布に針を刺していく。針が布に刺さる音だけでどの位の強さで布が張られてあるかがリアルに伝わってくる。 
静寂な画面に布を通る針の音だけが静かに響くのを退屈もせず聞いている。贅沢だ。。しあわせすぎる。。。。 
一針一針気の遠くなるような作業が淡々と続き、少しづつ一枚の絵が浮き上がってきた。 
48分にまとめられているが、実際にはどの位の日数が掛けられているのだろうか。。。。 
この星にこんなことをしている人があちこちに隠れているのだろうな、、、、、、と深い静かな気持ちになった。 
 
それにしても、、、、、あっという間に最後の夜だ。。またいつもの日常に戻る。 

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吹雪の贈り物

2022年02月07日 08時21分08秒 | 日記

日曜朝、久しぶりに雪。 
前日土曜日、快晴に誘われこれまた久しぶりに泊りがけで来たKと遊ぶ。 
何して遊ぶ、「毛糸持ってきた。何か編んであそぼ」 
そうして、Kは細い糸で小さな小物入れを編み、 
私は太い糸でザクザクと鉢植えのカランコエの鉢カバーを編みながら会わなかった数か月分の報告をしあった。 
団地の駐車場の雪かきを、両隣の若い人たちが朝遅い時間にぞんざいに終わらせてめいめい仕事に行くのを 
(しょうがないひとたちだな。。)と思っていた。別な棟の年配の男の人たちが早朝から念入りに除雪しているのが 
(アッチの棟はいいな)とまぶしい気持ちで見ていた。  が、ふと、自分がその棟にいたら同じように朝早くに起きて 
雪かきをしなければならない。と思ったとたん、自分の棟の若い人たちに対する気持ちが和らいだ、と言った。 
 空港の駐車場に車を入れて東京に行き、帰ってきたがどこに置いたかわからなくなる。AかBと思っていたらCだった。 
泣きそうになった。スーパーの駐車場しかり、どこに行ってもそんなことだらけ。とゲラゲラ笑った。 
そんなことなら私だって!空港の駐車場事件はいくらでもある。 
ライトつけっぱなしでバッテリー上がってロードサービスにSOS。待って待ってようやく「どこにいますか?」と 
電話をもらうがお互い出会えない。Aにいます。と言っていたが自分は反対側のBに駐車していた。。。。 
駐車券が無い!風で飛んだかとあちこち地面も探すが無い。係の人に入った時間をカメラで確認してもらってやっと 
出れた。家に帰ると目の前の車のポケットに駐車券が裏側の黒い方をこちらにして「ばーか」と笑っていた。。。。 
東京の地下鉄いくつか乗り継いで目的地で降りようとするとゲートが開かず、スイカを駅員さんに見せると 
どこかの駅でどうしたこうしたで、その駅で何をしたのか思い出せと言われる。が、見当もつかない。 
若い男性職員はまるで田舎の爺さんと婆さんが不正な乗車をしたかのような口ぶりで、思い出せの一点張りだった。 
全くラチが明かず、あきれたようにスイカを正常に戻してもらい解放された。何があったのか未だよく解らず。 
ほんとに全く、こんな事あんなことあるけれど、この頃は全く落ち込みもせず、それさえすぐ忘れ今日を生きている。 
と、ゲラゲラ笑って、一つ話すとまたいくらでも思い出す失敗を飽きるまで報告し合い、温泉入って夕飯バクバク食べてさっさと寝た。

快晴に誘われ思わず来たが翌日の日曜は大雪。Kが自宅に帰って雪かきを終え疲れて一眠りして目が覚めた頃だろうという時間に電話をした。

吹雪いて前が見えずまだ除雪も入らないザクザクの国道を命がけで運転し札幌の団地の駐車場に積もった50センチの雪かきを2時間かけて終えるも爽快で疲れ知らずだった。

「69の自分の心身はまだまだ元気だワ」と、それを確認できたことの方が嬉しくてたまらないはしゃぎようだった。

「ほんとだね!」とKの喜びに身体ごと共感共鳴した。 

 

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