大きなかぶから札幌藻岩山スキー場を望む
1月も半ば、大きなかぶ界隈は積雪ほとんど無し。
国道274はバアサンでも安心して普通に走れる。まるで春。
木曜日、野菜の販売に札幌に行くと大雪だった。100%雪国。
雪の壁ギリギリに車を止めて速やかに荷物の搬入を開始。
その時、横の小路をすれ違おうとした2台が道を塞いだ状態で停車し、
ワゴン車のおじさんが運転席を降り、「バカって言ったな!」と軽のおばさんに怒鳴った。
(なんだなんだ???・・どしたどした・・・)
「バアサンだからってゆるさないぞ!」と真冬の戸外でおじさんはカンカンと熱く燃える。
どうやら悪路をすれ違いざま、おばさんの口が「ば・か」と動いたのをうっかり見てしまったおじさんの心のダイナマイトに火が付いてしまったようだ。
おばさんは逃げもせず、なにやらしばらく2台は傍迷惑も省みずスッタモンダし、、、
ようやく治まっておじさんが運転席に戻って発進した途端、おばさんが窓を全開にして叫んだ。
「はーーーげ!はーーーーーげ!!」・・・・す、すごい、、、凄すぎる・・・・
見守り隊の野次馬たちはゲラゲラ笑う。
その日の野菜売り場は何かにつけてその話でヤンヤヤンヤと盛り上がる。
なんでそんなことで腹が立つか、細胞傷つく、、、と最初は思う、、、、
会社や家でいっぱい我慢してイイ振りこいてるか?、、、、と次に思い、、、、
「ばか」って言われて腹が立つ場合、どういうことが考えられるか・・・・と思って見る。
①じぶんはバカじゃ無い。と思っているのに誤解されたと錯覚して腹が立つ。
②じぶんはバカだと思っていたので精一杯隠していたが秘密がばれたように錯覚して腹が立つ。
か? まだ何かあるか?
抜け道があるとすれば
③じぶんはバカだなあ、と事実何も知らないじぶんを腹に落として笑ってしまうクセをつける。
④どちらにしても錯覚だと気づく。
⑤溜まっているマグマ(毒)をこんな機会を利用してたまに放出する。
じぶんを含め100人居れば100通りの自由自在な見え方思い方を駆使してこの瞬間を生きている。
ばかだね、あほだね、と言われながら67年も気ままに自分勝手に生きてきた。何も困らなかった。