退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#2027: Paycheck to Paycheck つまりその日暮らし

2023-10-30 12:07:45 | アメリカ便り

こんばんわ。

先ほど息子と孫が夕ご飯を食べて帰っていきました。

嫁はおなかの具合が最悪と言うことで来ませんでした。

折角、嫁の好きなクラブケーキとシュークリームを作ったのに。

残念、でもちゃんとお弁当を作って持たせました。

孫はシュークリームが大変気に入ったようで、❝もっともっと❞と言って食べ続けていました。

(先ほど、孫が寝たかな~?、と思い息子が設置したモニターで孫の寝姿を見ました。そしたらシュークリームの砂糖のせいかクリブの中で泣き叫んでいました、悪いばあちゃんだ)

息子はほぼ毎回夕食時に娘夫婦とビデオコールをしますが、これも孫に遠く離れた娘夫婦と縁遠くはさせたくないと言う思いやりからと思います。

私が日本へ帰った時もほぼ毎晩ビデオコールをやって孫の顔を見せてくれます。

優しい息子ですが、結婚してからでしょうね、こうも親のことを考えてくれるようになったのは。

高校から30歳ぐらいまではしっかり親を無視してました。

さて、昨日ネットで面白い記事を読みました。

アメリカ国民(4万人を対象とした)の約80%はその日ぐらしをしているそうです。

つまり給料が1週間でも遅れたら暮らしていけなくなるとのこと。

これをPaycheck to Paycheckと言いますが。

給料が5万ドル(約700万円)の人の約75%、 5万ドルから10万ドル(約700万円から1400万円)の人の約60%、そして10万ドル(約1400万円)以上の人の45%がその日暮らしだそうです。

その多くの理由は高い学費の為、50才になっても60才になっても払い続けなければいけない学費ローンに加え、医療費ローン(出産費用等)、住宅ローン、車のローン等々。

更にアメリカはカードの世界なので、カードの支払いが毎月満額払えない人も多くいるそうで、アメリア国民の3割以上の人が毎月約6000ドル(約90万円)ものお金を持ち越しているそうです。

カード会社に払う利子たるやすごいもんでしょうね。

アメリカの景気は良いと言われていますが、インフレが悪化していてそれに見合った賃金の上昇が起きていないのも現実。

私が働いていた時は大体、毎年最低2~3%は一般的インフレ値(とでも言いましょうか)として昇給に組み込まれていました。

つまりみんな最低2~3%の昇給は毎年もらえることになっていました。

後はパーフォーマンス(実績)次第でもっともらえることもある。

ちなみに私がインタビューを受けた時、ホストをしてくれた人が❝毎年10%ぐらいの昇給がもらえるよ❞と言ったんで、当時月530ドルと言う薄給の大学院生だった私は仕事のオファーが来た時、ホイホイと承諾しました。

実際働き始めたら、10%の昇給なんてほぼありませんでした。

アメリカに住んでみるとわかるけど、医療費と学生ローンはひどいもんです。

日本じゃ考えられないです。

以前も書いたけど、

私の主人が指2本(一本は古いとげを抜いてもう一本はマッチの頭ほどのしこりの除去)の手術(と言うにはおこがましいですが)をした時、部分麻酔で30分しかかからなかったんですが、請求書を見た時びっくらこきました。

何と保険前が26000ドル1ドル100円で260万円。

保険でカバーされた後の値段が10万円でした。

日本の感覚じゃ、指2本のとげぬきと小さなしこり除去で10万円でも非常に高いと思います。

と言うのがアメリカなんです。

学費も在住している州内の州立大学だったら大体が年間100万円以内でしょうか。

州外に出たらぼったくられます。

私立だったら棺桶に行くまでローンを払い続けなけりゃならない。

私の子供たち、大学はタダで行けました。

娘は大学を卒業した後、州外の大学院に医学部へ行ったためローンがたくさん残っていましたが、今月払い終えたようです。

めでたしめでたし。

ハブグレジュンタのマミー