退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#1236:安保条約破棄発言がもたらすもの

2019-06-26 10:39:02 | アメリカ便り
昨日、無事主人が帰ってきました。
今回は2週間、ノースキャロライナの両親、バージニア、ニュージャージー、ペンシルバニア(高校の同窓会)、そしてオハイオの娘のところと回って、計3000マイル(5000キロ)運転したそうです。
1月に自転車事故で被った鎖骨骨折はよくなっていないようで、金曜日に医者に行くと言ってました。
手術なんてことにはならなきゃいいけど。
次回は8月末に両親を施設に移す時に行くそうです。

ホルムズ海峡での日本タンカー襲撃事件の後、トランプが側近に、‟日本との安保条約を破棄したい “と言ったそうな。

“なんで、俺たちが日本のタンカーを守ってやらなきゃいけないんだよ”、と例の調子で単純思考的に頭に来たことによる発言にも思えますが。

でも側近も日本側も‟安保破棄なんてことは絶対に起こらないだろう“、と言っています。
日本にアメリカの軍事費を援助してもらうため、そして日本側の駐日アメリカ軍経費負担増加のためのトランプの演技、との意見が多いようです。

私もそう思います。
だって、今の中国 Vsアメリカの対立を考えると、日本はロケーション的にアメリカにとって手放したくない国です。

と言っても、実際、本当に安保条約が破棄されたらどうなるんでしょうか。
事実、条約破棄はいつでも要請できるもので、要請後1年の準備期間をおいては破棄成立となるそうです。

そうなった場合、困るのは日本? アメリカ?、どっちでしょうか?

お花畑に住む日本人は、こういったあり得る現実を考えたことがあるでしょうか。
私は勿論、日本が困ると思います。
アメリカにとって日本は大事な極東戦略には欠かせない国です。
でもそれはアメリカが世界のゲートキーパー(?)であるからであって、いったんアメリカが、‟俺やめた“、なんて言ったら、日本なんか、経済的にも、地理的にも、そして軍事的にもどうなっても良い存在と思います。
日本が無くなったって、アメリカにとっては‟屁“でもないと思います。
この現実がわからないで、馬鹿が安保条約破棄を喜ぶ(共産党の志位なんてのがさっそくコメントを出していますが。

日本にとっては強い抑止力となっているアメリカがいなくなるや否や、中国がフィリピンにしたように、尖閣諸島は占領され、沖縄は乗っ取られることは明らかでしょう。
そして我が北海道はロシアと中国で分断される。
そして、どさくさに紛れておこぼれ頂戴の韓国が竹島を盗み、さらには対馬も‟ついで“だからいただいちゃおう、なんてことになるだろう。

ユーチューブで、‟小学校にいた時、先生に‟戦争が始まったらどうしたらいいのですか?”、と聞いたら、先生は‟丸腰でいろ!”(カッコイイ~)、と教えてくれました。それ以来僕は憲法9条改正反対を訴えています“、なんていうのを見ました。
こういった現実逃避思想を幼子に植え込んじゃダメでしょう。
幼子を教育する先生が、日教組と言う組織団体に属して、教育と言う洗脳を行っている現実、道理で混乱した子供たちが多いわけだ。

国は誰が守るものなのでしょうか?

中国で何が行われているか知ってるのでしょうか。
自由思想弾圧、そして、ずばり臓器狩りです。

ウイグル人、法輪功信者、政治犯、囚人など、中国政府にとってマイナスとなる人たちは生きたまま臓器提供者となっているのです。

私は日本人が中国での臓器提供者とならないためにも、憲法9条改正(と言うか憲法全部見直し)賛成、核抑止力利用賛成なのです。

しかしながら、日本はいずれやってくるであろう、現実、アメリカの安保条約破棄に対して真剣に準備が必要と思います。

金沢城、兼六公園からの写真です。

















ハブグレジュンタのマミー

#1235: あああ~

2019-06-25 08:06:20 | アメリカ便り
草木が腐ってしまうほど続いた長雨が、どこかへ飛んで行ってしまったさわやかな朝を迎えました。
そして、10日以来続いた‟私とジュンキキ”の蜜月生活が終わりました。
主人が帰って来るのです。
今日はこれから掃除、冷蔵庫の中もかたずけないと。
アリッサからは‟ショッピング”のお誘いが来ているし。

あの大量翻訳の仕事を断り、おまけに賃金の引き上げ要求を出して以来、会社からは音沙汰なし。
いや、一回来たんだけど、賃金を上げてくれるまで仕事をしない、と言って以来。
これで、もうこの会社ともおさらばでしょうか。

中国の会社からお誘いが来たけど、無視。

トランプじゃないけど、中国とは仕事なんかしません。
私の翻訳はサイエンス、医学系論文なので、秘密が多いのですが、そんな秘密の論文を中国の会社に翻訳依頼するなんて、私だったら考えられません。

秘密が‟コピペ”になってしまう。

でもずる賢い中国人がすること、日本にオフィスを作って日本の会社に翻訳依頼をしているように見せかけるのです。
皆さん気をつけましょう。

明後日は、こちらに来てから大学ですぐに友達になった人の、結婚パーティー兼新しいご主人の退職祝いパーティー。
サンフランシスコに行ってきます。
思えば、1977年にイリノイのトウモロコシ畑のど真ん中にあった、ど田舎の町に来て以来の友達。
若かったな~、二人。
この友達が乗っていた、MGミジェットによくのせてもらったっけ。

サンフランシスコは15年ぐらいは行っていないのでは。
観光地なので、あらゆる会社のミーティング場所に使われます。
サンフランシスコ空港についてすぐ、バートに乗ってダウンタウンへ。
そこで友達と待ち合わせ。
昔、フィッシャーマンズ ウオルフで二人で食べた、ワタリガニうまかったな~。

日本旅行からの写真です。
白川郷












ハブグレジュンタのマミー


#1234:アイディアと実行力、何事も

2019-06-24 08:17:04 | アメリカ便り
日曜日は親思いの息子とガールフレンドが、‟ゴジラ、ゴジラ”と騒ぐ私を映画に連れて行ってくれました。
私はこういった円谷製作的映画が大好きで、初めて見た映画が、小学校(何年生だったかは忘れましたが)の時、兄が連れて行ってくれた‟ゴジラ対モスラ”でした。

この最新作のゴジラには、、懐かしのギドラ、モスラ、ラドン等が出てきました。
内容は、ま~ま~でしょう。
あの、昔見た建物崩壊場面が盛りだくさん。

昨晩見た‟60Minutes"、興味深かった2つを忘れる前に紹介。

昨今問題になっているグローバルウオーミング。
この問題に対して、アメリカ各地から下は小学生6年生(?)上は大学生の20人ほどが一緒になり、グローバルウオーミングの立役者であるフォッスルフュエル(石油、石炭等の化石燃料)使用禁止を国に訴えたそうです。

ワシントン州に住む大学生がリーダーとなり、この大学生の場合は毎年西部で発生している山林火災により健康被害をこうむっているが、この山林火災はグローバルウオーミングによるものだと訴え、

フロリダに住む小学生はグローバルウオーミングのため、海面上昇が起こり、自分が住んでいる小さな島が水没の危険性をこうむっていると訴えた。

ルイジアナに住む子はハリケーンで、家が水害をこうむったと訴えた。

この山林火災も、海面上昇も、異常気象もすべてグローバルウオーミングによるもの、そしてこのグローバルウオーミングは、フォッスルフュエル(石油、石炭等の化石燃料)が起因しているとの証明を6000ページにもわたるドキュメントとしてまとめたそうです。

そして、フォッスルフュエルがアメリカ憲法に規約されている”国民の生命と安全”と言う条例に違反しているということで、国にフォッスルフュエル使用禁止をもとめたのです。

もう一つはこれまたグローバルウオーミングに関係しています。
まるっきり科学的バックグラウンドがないおじさんが、ある時地球上に豊富の存在する草木を見て‟これを利用することはできないだろうか?”と考えたそうです。
そして、そこから15年間、人里離れた小屋に住み込み(おじさんは81才のおじいさんとなりました)、試行錯誤を重ね、ついにプロダクトを作ったそうです。
この会社、Xyleco, と言います。

植物を利用するうえで、細胞壁、ファイバーを作っているセルロースを分解するということが一番の難題となっています。
化学反応で分解することが一般的でしたが、このおじいさんは、電気の力を借りて分解することに成功したそうです。
植物、例えば、トウモロコシの芯を粉砕機にかけ、小さくしそれをエレクトロアクセリレーターと言う機械にかけ、科学的にではなく、電気的にセルロースをシュガー分子に変えるそうです。

そしてそのシュガー分子から、燃料となるエタノールは勿論のこと、最短11週間で分解されるプラスチックを作ることができたそうです。

これが実用化すれば、今、使われているフォッスルフュエル燃料を3分の1減らすことができるとのこと。

アイディアと実行力です、何事も。
自由獲得もアイディアと実行力と思います。

ハブグレジュンタのマミー







#1233:食料の無駄と自由

2019-06-22 08:41:27 | アメリカ便り
先日、SF好き好きどうし、隣人アリッサと”Men in Black"を見に行ってきました。
私立の小学校で先生をしているアリッサは、夏の間、クラスのできの悪い生徒の親から頼まれて家庭教師をやっている。
そんなアリッサ、‟週2回じゃ足りない”と、嘆いていました。
映画はでかいシアターを貸し切りで見ることができました。

今日は息子とガールフレンドと3人で‟ゴジラ”を見ることになっていますが。
忘れたふりをされければいいですが。
SFファンのアリッサは、どうしてか怪獣映画は見たくないそうです、わかんないな~。

さて、昨日の続き。
アメリカは自由主義国家、人権尊重国家ですが、一応。
でも、そんなアメリカ、本当にそうなんでしょうか。
一般人に、さらには学校教師に学校内でガンの携帯を許可(州によります)しているアメリカ。
非常にワイルドウエスト感覚が幅を利かしている21世紀アメリカ。
おまけに大統領までもがワイルドウエスト感覚で政治をやっている。

アメリカ社会、毒をもって毒を制するでしょうか。
つまり、弱肉強食の原理をもとに成り立っているアメリカの自由、人権尊重主義。

3億丁以上のガンが出回っている今、アメリカ人のメンタリティーを考えると増えることはあっても少なくなることはないでしょう。

さて食料の無駄と自由。
この関係ない2つが、私には今の日本人の自由に対する意識が表れている気がする。

日本国内に出回った全食料の20%は廃棄され、その量は世界食糧援助量の4倍にもなっているそうです。
こういった感覚で、日本人(に限らず)は‟真の自由”をポンポン捨てて行ってる気がする。
そして、その‟真の自由”をよりおいしい、高級食で置き換えようとしている。
つまり納豆がステーキに代わる感覚で自由の定義を変えようとしている気がする。

子供が一人で電車に乗ったり、バスに乗ったり、歩いたりしてどこへでも好きなところへ行くことができる自由、女性がどこでも一人で歩くことができる自由、人に迷惑をかけなければなんでもできるといった自由、学校に行けると言った、私にとっては真の自由が、パワハラやセクハラ、そしてさらにはフェミニズム主張と言ったものに置き換えられていく。

ちょっとこんがらかってきたので、
今日はこの辺で。

ハブグレジュンタのマミー











#1232: 自由

2019-06-21 08:17:40 | アメリカ便り
昨日はうれしいことが起きました。
実に20年ぶりです。
‟何?、何?、何?”って。
ちょっと馬鹿げていますが。
この65才のババーがスーパーでワインを買ったら、なんと‟カード”されたのです。
と言ってもこの‟カード”の意味が分かる人は日本では少ないと思うので、ご説明しますと。
要はお店で、アルコール類を買うと、店員は20歳かどうかを免許証提示してもらって調べるのです。
たいていは20歳になっているかどうかわからないような若者にするので、私みたいな年寄りはされないのですが。
先日、髪を夏用にばっつり切ったせいかな~とも思いましたが。
いや、この店員年寄りを‟おちょくったんだ”。

昨日、考えさせられる記事をブログで見つけました。

https://the-liberty.com/article.php?item_id=15891

中国支配のチベット人の若者が自由を求め、ある朝、母に何も言わず24日かけヒマラヤ山脈を越えネパールに渡り、その後京都に住み着いた。

その中での言葉、‟命に代えても自由と言うものが欲しかった”。

フェミニズム、パワハラ、セクハラと言う言葉が蔓延している現社会で、‟自由”とは一体何か、そしてその自由のありがたさを考えさせられました。

フェミニズムを主張し、パワハラ、セクハラを訴えることができるという自由、日本に住んで日本社会の恩恵をこうむっているのに、反日を主張し、真昼間デモができるという自由、誰でもが国会議員、社長になれるという自由、好きな学校に行くことができるという自由、どこにでも行けるという自由、根本的そして個人的人権を主張できる自由。

こういった自由が蔓延している社会が当たり前、と思ってそこに住んでいる私たちは、そんな自由が争いのもと築き上げられ、そして、その自由を保つには‟目を大きく見開き、耳をかっぽじって”生活しなければ、日本だけではなく地球レベルで、今の自由を保ち生活できなくなるるということを忘れがちとなっている。

中国に占領されたチベットのような運命を、沖縄だけではなく、日本がたどる可能性は偉大に大きいと思う。

そして思想ではなく、金が‟自由”を決めている社会。

日本には、やる気があれば何でもできるという自由がある。
リミットをつけているのは自分自身である、と考えない人がパワハラ、セクハラ、フェミニズム主張に走ると思う。

と言っても、自己主張が強い、他人がどう思っているか気にしないで好きにやる道産子の私が言うことなので。

ハブグレジュンタのマミー