退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#606: ルート66パーク、旧タイムスビーチ:ダイオキシン不法投棄サイトを散歩

2016-01-31 22:35:37 | アメリカ便り
昨晩のパーティーは大成功。
20人という大人数にもかかわらず、食べ物は足りたようです。
“もっと作って”と餃子のリクエストが出たので、急いで中身を皮に詰め込んで何とかなりました。
でも、20人はちょっと多すぎ。
ホストの主人は最初から早いピッチで酒を飲み始め、役足らず、いや飲んでいなくても役足らずだけど。
ホステスの私は2,3言葉を交わして次の行動に移らなくてはいけないし。
やはり、ゆっくり話ができるのは計8人程度ですね。

みんな楽しんでくれたようです。

今朝はジュンちゃんと1年ぶりに、ルート66パークへ行ってきました。
ここはグレーシー、ハブちゃんが生きていたときにはよく来ていたところです。
いつも行くところは今、泥でひどく、歩き終わるころにはジュンちゃん泥んこになってしまうので、舗装されているこのパークを歩くことにしたのです。

私たちの住む所は30年前に引っ越してきた当時、タイムスビーチというダイオキシンの不法投棄で騒がれていた町に隣接しています。
町でダイオキシンの処理法の公聴会があったときは、私たちも参加しました。
ダイオキシンは高温(800度)で完全燃焼し分解されるそうですが、300度程度で再合成されるという化合物で、分解状態を保つ為には300度での滞留時間を最小限にするため、急速冷却しなくてはいけないというめんどくさい化合物です。
この公聴会は初めてこのような会に出席した私たちにとっては、興味深いというか面白いものでした。
というと不謹慎ですが、人間観察が趣味の私には最高の観察機会でした。
この辺は俗に言う、ヒックタウン、つまり田舎者で、ブルーカラーワーカーが多く住む所として知られています。
私たちが最初移ったときには、そのことで友達に冗談半分で笑われました。
公聴会でもその要素が盛りだくさんで、にぎやかなもんでした。
残っている建物を壊して町全体の敷地をコンクリートで覆う(キャッピング)とか、土を掘り返してトラックでどこかに運んで廃棄とか。
最終的には土を高温処理して灰を廃棄するということになり、しばらくしてその土地に大きな焼却炉が建ち、毎日毎日土を燃やしているのが隣接するハイウエイから見えたものです。
結果的に、2,3年の月日と200億円をかけて265000トンの土を燃やし、焼却炉は撤去されました。
そこは今、その名残もありません。

その後、そこに舗装されたトレイルをつくり、名前を“ルート66パーク”として市民に開放したのです。

今日歩いたときは、ここも先日の洪水の爪あとが残っていました。

昔はこういった洪水があるたびに、汚染度があちこちに広がっていたことでしょう。

ハブグレジュンタのマミー

#605: 明日は我が家でパーティーです。

2016-01-29 22:57:45 | アメリカ便り
明日はサンクスギヴィング以来、初めてのパーティーです。
計20人ほど来る予定。
いつものハッピーアワーメンバー、かえこちゃんとサム、その他長い付き合いの友達ばかり。
料理は大好き、特に人に食べてもらうことが大好きな私は、自宅でするパーティーが大好きなのですが、嫌いなことがひとつ。
それは掃除です。
こればかりは、母親の遺伝子を見事に継ぎました。
本当に母は掃除が嫌いな人だったというか、家にいるのが嫌いな人だったというか、掃除はしなくてもよいと思っていた人でした。
小学校高学年になると、友達が遊びに来るなんてことになったら、みんなが来る前に家に帰って掃除の真似事をしたものでした。

掃除は昨日、だらだらと1日かけてやったので、今日は掃除なし。
今日はデザートつくりと海苔巻きの具つくり。
そして今、しめ鯖つくり。
しめ鯖って結構、アメリカ人に評判がいいのです。
今回も主人と友達のリクエストです。
冷凍しか手に入らないけど、私流の手抜きしめ鯖、結構おいしいです。
冷凍のほうが寄生虫の心配をしなくてもいいから安心です。

デザートは主人の母親から教えてもらったチーズケーキとキャロットケーキ。
それから、プリンとチョコレートケーキが重なったもの。
これは初めて作りました。

明日は、海苔巻き、さば寿司、じゃがの煮っ転がし、豚しゃぶさらだ、ギョーザ。
いつも私の料理は“軍隊、1師団を食べさせるだけある”といわれますが、今回もまたやってしまった。
このほかにアペタイザーもあるんですよ。
野菜スティックとディップ、サルサとチップス、揚げ豆腐、チーズ、ビーンディップ、チェスナッツとベーコン。

こんなものでしょうか。

ケータリング(出張料理人)ビジネスでもはじめましょうか。
いやだめだ。
ずーとサラリーマンをやっていた私には、商売は向いていない。

ハブグレジュンタのマミー

今日はジュンちゃんと、洪水にあったわが町のダウンタウン周辺を歩きましたが、被害の爪あとがまだあちらこちらに残っていました。



#604: 甘利大臣、がんばってほしかった。安倍首相の慢性大腸炎(クローン病)大丈夫かな?

2016-01-28 22:35:32 | アメリカ便り
引き際が良いと言うか、“秘書の責任は私の責任”とあっさり辞任を決めた甘利大臣、非常に残念です。
暴力団関係、はたまた週間文春まで絡んだ、またはもっともっと大きな陰謀による、“甘利大臣つぶし”にはめられたと噂されています。
TPPの話し合いでは日本人には珍しい粘りを見せてくれたのですが、今回の辞任には粘りがまるっきりなかったです。
これで、野党は選挙を前に与党の足を引っ張ろうと懸命になるでしょうね。

安倍首相の大腸炎のほうもちょっと心配になってきました。
先日は予算委員会の最中トイレに立ったと聞きました。

この先、心配になってきました。
敵(足並みのそろわない、数知れないだけいる野党、特に在日主権の民主党)に足をすくわれないように、体調に気をつけてほしいですが、大腸炎(クローン病)はめんどくさい病気です。

免疫反応、遺伝子因子、環境因子のコンビネーションによるとも言われていますが、はっきりとした原因はまだわかっていません。
薬は最近よいのが出てきましたが、完治にはつながっていません。
だからこの病気になったら、まず体調管理が大事なのです。
安倍首相、体調管理がだんだん難しい立場になってきた感じがします。

日本、今が一番、強い“日本人”の指導者が必要なときと思いますが。
北朝鮮はミサイルやら水爆(?)でオイタををしているし。
韓国は相変わらず、反日宗教に狂っているし。
難民が5000万人もいるし、EUに渡った難民の引き取り手がいなくなってきたし。
何が目的かわからない、イスラム国なんて国際人殺し団体がいるし。
観光と称した中国人団体に日本の自然、文化はめちゃくちゃにされているし。
PM2.5で中国に価値が見えなくなった中国人が、日本の土地、いや世界中の土地の買占めをやっているし。
ロシアはロシアで、またまたソビエト連邦に戻りそうなことを裏でこそこそやっているし。
中国は相変わらず、国民よりも国としての力(もちろんうわべの力ですが)を蓄えようとしているし。

そんな世界、日本は危ないですよ。

強い日本といえば、あの在日菅直人元首相の時の出来事覚えていますか?
尖閣沖での中国漁船の巡視船体当たり事件。
あの時はアメリカにいて非常に悔しい思いをしました。
なにをって、もちろんあの元首相です。
何でこんなのが日本の首相なのって。
東北大震災のときも足並みのそろわない、菅直人元首相率いる民主党。
復興の足の引っ張り合いをしていたし。

だから、強い良いリーダーを持つことは大切なのです。
他国になめられないためにも。
安倍首相にはがんばってほしいです。





#603: 中国の民度とコンクリートの消費量

2016-01-26 21:59:34 | アメリカ便り
今日の題名も“なんだこれ”と思わせるものですね。

先日のニュースで非常に面白くもありますが、信じられないようなことを言ってました。
中国が2011、12、13年の3年間で消費したコンクリートの量は、アメリカが20世紀全体で(つまり100年間)消費した量より多かったそうです。
数で言うと、といっても余計わからなくなるかもしれないけど、アメリカは20世紀、つまり1900年から1999年までの間に4.4ギガトンのコンクリートを使ったのにたいして、中国は2011、12、13年の3年間で6.4ギガトンのコンクリートを使ったとのこと。

中国は高層ビルを軒並み建てたり、ハイウエイを走りめぐらしたりすることによって開発国になれると思っているのです。
それが民度の向上にもつながらないことがわからないのです。
国民の民度は無機質の建物みたいに、一定期間で確立することはないのです。
それには時間、環境、教育などいろいろな因子が必要なのです。
それを、“開発国のような都市ができたから、民度も大丈夫”なんて思っているから、ちぐはぐなことがおきるのです。
自分さえよければよいのだ。
自分さえ儲かればいいんだ。
このような民度で長年やってきた中国人、3年間のインフラのようにはいかないのでは。

その点、日本人はすごい。
終戦の焼け野原から20年後にはオリンピックだから。
おまけに今の中国のようにPM2.5ではないけど、光化学スモッグやら、公害いろいろありましたが、“子供の将来のため”ということで国民一人ひとりががんばりました。
本当にえらいです。
今はその“子供”が著しく減少してきていますが。
今の若い人たちは、今度は“日本の将来のため”にがんばってほしいです。
“2500年には残っている日本人の数が1000人”、と、どこかの記事で見たようなことが起こらないように。

ところで、2年半ほど前に札幌に夫婦で来てくれた、私の自慢の友達アーティスト夫婦(サムとかえ子ちゃん)が先日テレビで紹介されました。
そのクリップをかえ子ちゃんが送って来たので、皆さんにも紹介します。
ため息が出る作品を作っています。
ぜひ見てください。

http://www.hectv.org/watch/state-of-the-arts/january-2016/21275/glass-the-art-of-sam-stang/

ハブグレジュンタのマミー

小保方さんが自叙伝“あの日”を出版するとのこと。
韓国人に対してでもそうですが、一言“勝手にやってくれ”です。

#602: デング熱、ジカ熱、遺伝子組み換え技術で撃退

2016-01-25 21:50:30 | アメリカ便り
ブラジルで10月以降、ジカ熱の感染が広まっています。
普通、感染しても症状は軽いものなんですが、妊婦がかかると脳に異常を持った子供(小脳)が生まれ、大人が感染すると麻痺が起こることがあるそうです。

10月以来、4000人近い子供が小脳で生まれたそうで、ブラジル政府は妊娠を控えるように進めているそうです。
このジカ熱,ハワイとイリノイ州でも確認されました。
CDC(疾病対策センター)はジカ熱は世界中に広がると予測しています。
イスラム国、中東紛争、地球温暖化、異常気象、食料不足、そして感染症。
この先50年、何が起きるかわからないなんて悠長なことは言ってられなくなってきました。
この先5年10年、何が起きるかわからないです。
昔、子供がいない友達が言ってました。
“この先何がおきるかわからないのに、子供なんか要らない”。
実際、そうなってきました。

さて遺伝子組み換え技術の進歩はすごいです。
そして我々はそのおかげで、反GMO団体, グリーンピース、EPAなどからの反感を受けながらも、さまざまな恩恵を授かっています。
とうもろこ、大豆はもちろん、いろいろな農作物が食料不足はもちろん環境保全のために遺伝子組み換え技術で改良され、直接間接的に我々の口に入っているし、医療においてもその技術を利用し新しい薬が作られ医療技術も進歩しています。

今回起きたジカ熱やデング熱を起こすウイルスはご存知のように蚊が媒体となっています。
以前も書きましたが、遺伝子組み換えでこの蚊の繁殖を止め、結果的に病気の感染を防ぐことができるようになって来ました。
昨日ニュースで見ましたが、蚊の卵一つ一つに顕微鏡を見ながら特製針で組み替え遺伝子を注入して、卵からかえった蚊が繁殖できなくなるようにして、結果的に蚊を撲滅するのです。
実際にフロリダで、野外試験を行ったら会社側は90%、蚊の撲滅に成功したといってました。
政府側の検査機関いわく、成功率は60%-70%ぐらいだったといってましたが。
もちろん地域住民の反対派ありました。
“デング熱が発生していないところでこんなテストは必要ない”とか。
こういう人たちって遺伝子組み換えと聞いただけで反対するのです。
病気が発生したら遅いのです。
病気が発生してから対策を考えていたらだめなのです。

病気は防ぐのが一番重要ということをわかってほしいです。

27年間いや学生時代も入れると30年遺伝子組み換えをやってきた私としては、“反対する前に勉強してください”といいたいです。
その勉強は遺伝子についてばかりではなく、それが生み出あらゆるすインパクトも入れてです。

“遺伝子組み換え大豆は入ってません”という豆腐や納豆を日本に帰るたび目にしますが、私はため息が出ます。

ところで、NASAが映画にあった“アマゲドン”を実際に始めると発表しました。
地球にインパクトを与えるほどの惑星の衝突は、この先500年ほどないと考えられるそうですが、“備えあれば憂いなし”ということだそうです。
遺伝子組み換えもそうなのです。

ハブグレジュンタのマミー