退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#705: TAKATA エアーバッグリコールと関係ないけど床屋

2016-06-30 20:57:59 | アメリカ便り
先ほどのニュースでタカタのエアーバッグのリコールのことについて話していました。
去年1年間で、アメリカ国内890万個のエアーバッグが取り替えられられたそうですが、その数は連絡を受けた持ち主の3分の1にしかならないそうです。
今までにこの欠陥エアーバッグのために亡くなった人はアメリカ国内で10人。
欠陥エアーバッグは衝突の際、50%のチャンスで飛び散る可能性があるそうです。
普通だったらそのチャンスは1%ほどとのこと。
早速、娘(2008ホンダシビック)と息子の車(2009年ホンダCRV)のID#を調べさせると、両方ともエアーバッグの取替えが必要だそうです。
これでまたお母さん(私のこと)心配で寝れない日が続くかも。

話はガラッと変わって床屋の話です。
といっても落語ではありません。

私はこの45年間で数えるほどしか床屋に行ったことがありません。
というのは床屋が嫌いだからです。
何が嫌いかというと、絶対思い通りの髪形にならない、そして、床屋さんとどうでもいいことを話すのがいやだからです。
私は変人ではないですが、うわべだけ、表向きだけの話というのがいやなのです。

アメリカに来るまでは年に2回ぐらいは行っていたと思うけど、アメリカに来てからはすっかり足が遠のいてしまった。
最後は、もう20年以上前だったと思う。
といっても、洞穴に住んでいた人たち(ケイヴマン)みたいに、髪がぼうぼうというわけでもないです。
自分で鏡の前でチョッキンチョッキン切るのです。
変に切ったら、“どうせ伸びるさ”てな感じで好き勝手に切っていきます。
指櫛をやってはみ出た部分をある程度残してチョッキン。
簡単です。
どうしても変だと思ったら、セットするときに丹頂チックではなくてジェルで形を整えるのです。
私は子育て、仕事と忙しいときもこれで通しました。
楽ですよ。
皆さんもやってみたらいかがですか?

月々1万円はセイヴできるのではないでしょうか。
飛行機代をためるまでには行きませんが。

ハブグレジュンタのマミー

#704: 今日のいろいろ、ハッピーアワー、猫のベービーシッター

2016-06-28 21:51:44 | アメリカ便り
先ほどのニュースで、トルコイスタンブールの飛行場がテロ攻撃にあったそうです。
今現在、死者38人となっていますが、まだまだ増えそうとのこと。
先日のフロリダのマスシューティングは結局はテロのふりをした、サイコ(精神異常者)の仕業のようでした。
この男は小学校の時から問題児だったそうです。
でもこんな精神異常者が普通に拳銃、それもAK40なんて戦争で使うようなマシンガンを購入できるのだから、アメリカはおかしい。
身を守るためにどうしてAK40がいるのだ、と普通の思考力を持った人たちだったら思うのですが。

今日のいつもの仲間とのハッピーアワーは、いつものように政治問題に花が咲きました。
トランプがリパブリカン(共和党)からは大統領候補として選ばれるかどうかまだわからないそうです。
あれだけ、金と時間を費やしてプライマリーというのをやったのに、最終的にリパブリカン内で、“トランプはやめよう”となると誰か他の人が選出される可能性もあるそうです。
“プライマリーはなんだったんだ”と感じますが。
ここはアメリカ、理解困難なこと、無駄なこと、馬鹿じゃないと思うことがたくさんあります。
EU離脱も同様に“やっぱり、EUに戻ろう”という可能性があるそうです。

今日のハッピーアワーには鼻にできた皮膚癌の手術を終えたべヴも出席。
メールで“フランケンシュタインみたいだ”といっていましたが、フランケンシュタインまでにはならないけど、結構ひどい傷跡がくっきりと残っていました。
癌を削り取った後、額の皮膚を鼻に移植したそうで、鼻には鼻全体をカバーするように額の皮膚がくっつけられ、額には縦割りにまっすぐと縫合傷がついていました。
これほど大々的に手術をしたとは思っていなかった私たちはびっくり。
私は“どうせだったら顔全体のフェイスリフトもしてもらえばよかったのに”と冗談。
もう、20年知っているので、こんな冗談を言ってもお互い笑っていられます。

娘のボーイフレンドの飼い猫りりちゃんのおもりにも行ってきました。
ボーイフレンドがLAに戻っているため24日から7月6日までの予定です。、
これには、買い物に行きたいという猫好きの隣人アリッサも一緒しました。
といっても片道40分を運転して、餌をやって猫トイレをきれいにして、15分ほど遊んであげるだけ。
毎日は行かず、1日おきです、なんせ、遠いので。
猫は犬と違って楽ですね。
犬だったら、1日最低5回は外に出さないとだめ。
室内犬だから“トイレマットの上でおしっこ”、なんて犬だか猫だかわからない犬もいますが、大型犬が好きな私はやはり、犬は犬らしく外でおしっこうんこ。
でも、もっと年をとって犬の面倒が大変になってきたら、踏みつけそうな子犬にするのもありかな~と考えるようになりました。

昨日忘れた写真1枚、もちろんジュンちゃんです。本当にかわいいですね。



ハブグレジュンタのマミー

#703: ゆとり教育のおかげでしょうか?! 恥ずかしいことです。

2016-06-27 17:19:43 | アメリカ便り
中国監視船がまたまた尖閣沖で、領海侵害をしているそうです。
五島列島沖には相変わらず韓国漁船が漁をしているし。
でも日本側はいまだに様子見。
本当になめられている。
腹が立ちます。

どうして日本は行動に移さないのでしょうか、教えてほしいです。
もし日本が中国、韓国、北朝鮮に同様なことをしたらどうなるか、目に見えていますが。

家に侵入者がやってきたら、アメリカなんか正当防衛で打ち殺すことだってできます。

実験では失敗したり、改良できると思ったら方法を変えます。
中国、南北朝鮮になめられていると思ったら、外交方針を変えればいいだけのことと思いますが。
必要だったら、憲法だって変えればよいのです。

もう何年同じことをやっているんでしょうか。
“遺憾”ばかりですから。

ところで話は変わって、先日読んだニュースで心配させられることをいっていました。

 9-3÷1/3+1=?

日本の20歳にこの問題を解かせたところ、なんと60%の人しかできなかったそうです。
1980年代には90%以上の20歳が解けたそうなのですが。
1980年代と2016年。
わずか30年余りの間に、20歳の知能が(この問題ばかりで決められないだろうけど)この体たらく。
ゆとり教育も憲法第9条と同様、改正したほうがいいのでは。
おまけに日教組をつぶして、道徳(今でもやっているんですか?)、仁義、侍魂、思いやり、、、、(並べていたら限りがありませんが)、を教えるなんていいのではないでしょうか。
しかし、ゆとり教育をしていいことがあったのでしょうかね、小泉さん。

依然、道端で、大勢しゃがんで“ぐたぐたくっちゃべっている餓鬼たちを見て”、日本の将来が心配だと友達に言ったことがあります。
その友達いわく、“いい子はいいのです”。
それを信じたいと思います。

そして、日本の高校生や大学生の多くが、奥田のあほに率いられたSEALDSの信奉者でないことを期待します。

なんてかわいいのでしょう。



サムとかえこちゃんの犬はるちゃんちゃんです。ベービーシッターを5日間。




702: TEDトークを見て。GMO(遺伝子組み換え生物)の定義とは、、、人様々なのです(2)。

2016-06-26 21:16:03 | アメリカ便り
一般の人はGMOというと、“安全ではない”という気持ちが沸いてくると思います。
“遺伝子組み換え大豆は使っていません”と書かれた豆腐やら納豆を見ると、“安心して食べれる”と単純に思うかもしれません。
でも、忘れてはいけないのは、私たちの日常食べているnon-GMOといわれている植物(米、とうもろこし、小麦、etc.) でさえ、何らかの遺伝子組み換えがされているということです。
その遺伝子組み換えが自然現象が行なっている場合もあるし、因習的な交配技術で行われている場合もあります。
これらの遺伝子組み換え技術で作られた植物を、一般の人はGMOとは呼びませんよね。
しかしながら、近代技術が生み出した遺伝子組み換え技術で作った食物を、一般人はGMOと呼びます。
現代の遺伝子組み換え技術というのは、今まで自然界や交配で行われてきた遺伝子組み換えのスピードを速めただけなのです。

殺虫効果を持ったとうもろこしにしても、近代的遺伝子組み換え技術をとり入れなかったとしても、何百年後には確立されるものだったでしょう。
しかしながら、飛躍的に人口が増加している中、その人口を支えるための食物ができるまで何百年も待てますか?、有機栽培で飢えを解消することができますか?
目の前には一握りの米も食べれない人たちがたくさんいます。
そのような人たちを前にして、“2,300年待ってください、旱魃に強い米ができますから”なんて言っていられないでしょう。
といっても、別に“安全性を無視しろ”といってはいません。
私のいた会社でも、安全性テストは何百項目もあり、慎重をきしていました。

TEDトークの教授は旱魃に強い“生き返り食物”から“抗酸化遺伝子”を取り出し、それをエチオピアの主食であるテフという植物に入れる研究をしてるとのこと。

TEDトークの教授は“GMOの定義というものは人様々である”とはっきり言ってました。

極端な話しですが、私には“GMOはだめ”といっている人達は、“憲法改正反対、自衛権反対”と騒いでいる人たちとダブって見えます。
今までのままではいけないのに、今までのままでいようとしている。
今のままでは2050年には100億人となる人口を養ってはいけないのだけど、GMO反対を唱えている。
今のままでは領海侵入をしている中国に対して“遺憾です”しか言えない、つまり、自分の国を自分たちで守ることもできない。

時代は良し悪しに関係なく進んでいっているのです。
そんな時に何が正しいか悪いか、自分で判断できる能力を身に着けず、“変えたくない”だけではだめだと思います。

また中傷コメントがきそう。
ひょっとして、せっかく増えてきた読者も減るかも。

ハブグレジュンタのマミー

#701: TEDトークを見て。GMO(遺伝子組み換え生物)の定義とは、、、人様々なのです(1)。

2016-06-25 20:11:23 | アメリカ便り
以前にも書きましたが、私が学校を卒業してすぐ勤めた会社(というか私はこの会社に退職まで27年間勤務したので、この会社しか知りません)は農業関係の会社でした。
当時世界最大級の生命科学研究所を持っていて、学校卒業したての私にはまぶしい華やかな会社で、私みたいのがよく受かったな思いました。
そこで最初に従事した仕事は、マーケットされてから現在なお、ずーと非難され続けている遺伝子組み換えとうもろこしの開発でした。
実に33年前の1983年でした。
ここで、私のグループは殺虫性を持った遺伝子の発見と言うことをしていました。
発見と言っても、土壌細菌が含んでいる殺虫性を持った物質(たんぱく質)は、江戸時代から自然(一般人が好きな言葉ですね)殺虫剤として使われてきていました。
だから別に新しい殺虫剤と言うわけではなく、ただその遺伝子を同定しただけでした。
そしてその遺伝子を最終的にとうもろこしに組み込むのでした。

それ以降、遺伝子技術は着実に進歩して行き、農業に限らず、いまや医学においても劇的な進歩を遂げています。

と、なぜ私がこんなことを書いているかというと、最近、勉強不足のため衰えた知能を少し取り戻すため、“どうしよう”と考えたからです。
それで、以前時々見ていたTED トークというのを見ることにしたのです。
これはいろいろな課題について、その道のプロが短い(この短いと言うことが大事)お話をするしてくれるという、大変ありがたいプログラムです。

先日見たのは“生き返る植物”とでも言うのでしょうか。
ある大学教授が、自分の研究室で研究している旱魃に強い植物の開発について話していました。

現在地球の人口は70億人、それが2050年には100億人になると予想されています。
それだけの人口を養うためには食料供給率が70%アップしないといけないそうです。
でも世界各地で旱魃が起きているため、農地は確実に減少して行っているし、人口増加の原因は技術的に遅れているアフリカ諸国が一番。

となると、食料はどのように供給していったらよいのでしょうか、と言う疑問が出てくる。
そこでこの教授は旱魃に強い食物に着目したのです。

食物は95%水分だそうです。
地球上135種の食物がひどい旱魃から“生き返ることができる(resurrection)”植物だそうです。
スライドで見せていましたが、茶色に干からびていた植物が水を与えただけで、ものすごいスピード(12-18時間程度)で普通の植物に生き返っていました。
すごい生命力。
この教授はこの旱魃に強い遺伝子を利用して、旱魃耐性の穀物を作る研究をしているのです。

と書いたところでだいぶ長くなったので、続きは次回にします。









態度のでかい害リス



睨み返しています


目の前でのびのび


ハブグレジュンタのマミー