退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#1109:日本旅日記

2018-10-24 06:11:20 | アメリカ便り
GMOの続きはしばらくお休みです。

あっという間の3泊4日のクラス旅行も無事お終わりました。
幹事(?)の皆さま+バーベキューに駆り出されたお父様、本当に楽しい旅行、ありがとう。
みんなといれば何処にいても楽しい。
いつの間にか、旅行先がクラスルームに早変わり。
来年は何処がクラスルームとなるやら。

22日無事、主人とニューヨークから来た友達夫婦と合流。
30分も飛行機が早く着いた上、入国もスムーズに言ったそうで、すぐ出てきました。
“3時に着くから、4時ぐらいにでも空港に行けばいい”と思っていたけど、早く来て正解でした。
さもなかったら、迷子になっていたでしょう。
ちなみに飛行機の中では、荷物入れから他人の硬いスーツケースが頭の上に落ちてきたとか、私がせっかく、隣の席が空いた席を取ったのに、デブのアメリカ人に“そこの席が良い”ということで、取られてしまったとか。
相変わらず、運が悪い主人です。

友達夫婦はもう10日ほど京都、奈良、広島を回っておりすっかり日本が気に入ってました。
もちろんだい‼️、日本に来て日本が嫌いなんて言ってるものは、反日民族ぐらいしかいないでしょう。
なんと、納豆も気に入ったとのこと。
今までにアメリカ人で納豆が好きと言った人はこれで3人目です。

空港ではコンパクトカーを借りるつもりでいたけど、2、3年前にあった時から見たら、必要以上に体重が増加してしまったご主人を見て大きめの車に変更。
先ずは和歌山城。
お天気は小雨。
うるさい、旗を持った中国人集団とかちあわせ。
“うれせーな”、と思ったけど、わたし達のクラス旅行集団もひょっとして、周りから “うるせーな”、と白い目でみられていたかも、と思い、“ちっ”だけで終わりました。

城を後にして東へ1時間半ほど運転し、ホテルに到着。
天の里というところで、何もないところに“ぽっつり”と密かに立っていました。
友達と”ペダル式の立って乗る(ノルディックみたいに)“と言う初めてみる乗り物で、そこらへんを1周していたら、農家のおじさんが話しかけてきました。
“丹生都比売神社“が良いよ。
“は?“、“は?”、と何回聞いても分からなかったので、一応わかったっふりをしておじさんと別れて、ホテルに戻り、聞き直しました。
皆さん、この漢字なんて読むかわからないでしょう。
“にうつひめじんじゃ”と言うのです。
世界遺産です。
早速男達を連れて行ってきました。
ホテルから3、4分のところにひっそりと建っていました。
あまりにもひっそりすぎて、通りすぐてしまいました。
一言、“神を感じる社”でした。
5じをすぎていたせいか人っこ1人いませんでした。
今朝また行ってみます。

今日は高野山、熊野古道です。

ハブグレジュンタのマミー

#1108:GMO

2018-10-21 05:24:46 | アメリカ便り
水曜日朝3時半にいえをでてサンフランシスコ経由で無事祖國日本につきました。
なんて書くと、なん10年ぶりかで帰って来るような書き方ですが、先月も日本の地に立っていたんですが。
でも先月は非常に悲しい理由できましたが。
40年以上も前に一緒に勉強したクラスメート11人との小旅行、何をしても楽しい。
良く言われる、“箸が転がっても可笑しい、だったっけ“、若者に64才のばあさんたちが早変わり。
札幌から来た一団は、飛行機の中であまりの騒々しさにCAから注意を受けたそうな。
第一夜は淡路島の百段園というところに行ってきました。
凄い、日本の芸術的センスって凄いと感心させられました。
夜は淡路島のホテルに泊まりました。
翌朝、どういうわけか、そのホテルでアンモナイト等の出店が出ていました。
“父親も石がすきだったな〜“と思って見ていたら、そこのおじさんが“女性なのにこんなものに興味があるのかい、めずらしいね”、と話しかけてきました。
事実、私はこう言ったものに対して憧れを持っています。
だって、何千万年前の生物を手にしているんだから。
一つ気に入ったものがあったので、手に持ったりしていたら、おじさん“1万円でいいよ”と。
1万8千円と正札が着いていましたが。
“え、うそ〜”、買います”、ということで買っちゃいました。

アンモナイトの集落岩を薄く切って磨いたやつです。
明かりに照らしてみると、そこには1千5百万年前の世界があった。
このおじさん自ら、世界中を歩き集め、そして磨いた化石。
私が買ったものはモロッコから集めたものだそうです。

昨日は舟で鳴門の渦潮見学後、大塚美術館。土曜日ということで、混んでましたが、2時間案内人の説明を聞きながら館内を歩き回りました。
大塚美術館も凄い。
日本の技術、繊細さというものは世界的に稀です”
夜は大阪住人となって、すっかり大阪弁が地に着いたクラスメートの家でバーベキュー。
ご主人を狩り出しての豪華三田牛。
うまい、和牛は。
ありがとうございます、私のブログを愛読してくれている、お父さん。
これからもよろしく。
アメリカにも遊びに来てね。

そして、人任せの私は、“今日はどこだろう”てな感じです。
何をやっても楽しい、友達と一緒だったら。
だから、楽しめる間に楽しみましょう。

てなことで、もう十分長くなったのでGMOは次回です。

ハブグレジュンタのマミー

#1107: GMO (2)

2018-10-16 09:21:05 | アメリカ便り
明日、朝3時半に起きて6時のサンフランシスコ経由羽田行きで、またまた日本に帰ります。
昨日は荷造りで、今日はジュンちゃん、キキちゃんのベービーシッター(最初の5日間ほどは主人、次の10日間ほどは隣人キャシー、そして残りは息子:一番信頼できるのはキャシーです)用の指示を書いておかなくては。
ジュンちゃんは簡単なのだけど、キキちゃんが手がかかる。

スーツケース一杯のナッツ、チョコレート、クラッカー等々。
最大限の重量(50パウンド)のお土産が詰まったスーツケース2つです。
もうやらないぞ、と決めたはずの戦後の買い出しにまたなってしまった。

今朝荷造りをしながら考えたんです。
先日の韓国の自衛艦の旭日旗拒否で、自衛艦が観艦式取りやめにしましたが、これって非常にいいことなのでは。
国際ルールに基づいた旭日旗を韓国近海では揚げられないということは、韓国有事の時にも自衛艦は救援に行かなくても良いということなのでは。
自分で自分の首を絞めてるね。
やはり馬鹿な国だ。

GMOの続きです。

赤い布切れひらひら女:GMOは特許で守られているから、何十年も会社に金が入ってくる。

元サイエンティストの私:特許で守られている期限って無限じゃないのよ。政府に特許の請求してから20年なの。そのうち、薬の場合、一般的に12年は研究臨床実験で市場には出ることがないの。だから残りの8年、延長が効いてもその後5年ぐらい、だから最高で計12,3年間ぐらいしか会社にとって儲かるる期間ってないの。その間だって、常に安全試験やら、患者からの告訴が入って来るから出ていく金も多い。GMOなんて未知のもの開発するのにいくら金がかかったか。

ちなみに薬では、10,000個という‟良いかも知れないな~”というターゲトから最終的に10個ぐらいしか残らない。
そしてその中からまた更に各臨床実験に入る薬を決める。
実験室から臨床実験が終わり、市場に出るまで、1000億円近い金と長い年月がかかるのです。
そしてそんな貴重な物を中国が盗んでいく。
トランプが起こるのも無理がないです。

と、赤いひらひら布切れ女との会話が終わったところで、食事が始まったので、これ以上の会話はなしでした。

”勉強しろよな!!”。と一言(言いたかったけど、言わなかった)。

続きは次回です(飛行機の中か空港の中か)。

ハブグレジュンタのマミー






#1106: GMO (1)

2018-10-15 07:10:29 | アメリカ便り
先日言うのを忘れたけど、無事イミグレーションでパスポートにハンコをもらってきました。
40分ほど待った後、また例のくそばばーにあたりました、というかこの場所、このくそばばーしか働いていないのでは。
でもなんとこのくそばばーは、今回は優しいばばーに変わっていました。

コンピュータを打ち込んでいたら、‟あんたの名前がどこにもない”とこの優しいばばーが言った。
‟あんた6か月前も同じこと言ったよ、私の名前がないって”。
しばらくして、”番号がひっくり返っていた”だって。
9桁の番号の中で、82であるべきが28となっていたそうな。
‟あんた6か月前に直さなかったの?’とはききませんでした。
前にも言ったけど、イミグレーションでは、‟従順な人となれ”なので。
とにかく無事終わりました。
単純なグリーンカードの更新に10か月もかかっているのはこのせいかしらね。

昨日の続きです。

赤い布きれひらひら女、最初から好戦的でした。
‟私、GMOのことをしっているんだから”てな感じで。
こういう人たちって自分は絶対正しいと思っている。
これは宗教に偏った人達、中絶反対派の人たちに多く見られる現象です。

そんな人を相手に私は論理的説明しようとしました。
以下はその時の状況を誇張したものです。
ついでにGMOをわかりやすく説明したいと思います。

赤いひらひら女:GMOはサイエンティフィックに癌を起こすと証明されたんだよ。

元サイエンティストの私:うっそー。GMO ってね、殺虫性を持つたんぱく質や、除草剤に耐性を促すたんぱく質を作るの。わかる? タンパク質なの。タンパク質は食べると胃の中で消化され短いアミノ酸鎖に変わって、栄養素になるだけなの。アレルギー反応は一般的な食物と同様、出る人もいるかもしれないけど。

もう5年くらい前になると思うけど、あなたたちみたいな人がいるために、貴重なサイエンスのたまものであるGMOの将来に不安を感じた、ノーベル賞受賞者を含んだ100人の著名なサイエンティストが、‟GMOは安全”という文書に署名をしてそれを発表したの。

赤いひらひら女:GMOなんて作らなくてもこの自然環境を大切に活用したら、十分な食料を生み出すことができる。自然は偉大なんだ。

元サイエンティストの私:それができたらいいね~。でもね、地球温暖化は現実なの。おまけに地球の人口は2050年には100億人にもなっちゃうの。その大多数の人たちは殺虫剤も除草剤も西欧諸国の人たちみたいに買えない発展途上国の人たちなの。地球上の人の食べ物を有機栽培で作るの? ふっふっふ(やれるもんならやってみな、もうやってられないというあきらめの含み笑い)。GMO を使うと、殺虫剤、除草剤の使用を減らすことができるのよ。でもね、その恩恵がはっきり見えるには反GMO活動家やただの反GMO支持者が多すぎるの。

私自身も含めて、私たちは、‟知る”という社会に住む人間としての‟権利”を放棄していると感じる。
この世の中、図書館に行かなくても実際にあらゆる場所に行かなくても、コンピューターの前に座ればそこに世界がある。
こんな素晴らしいものがあるのに活用していない。

GMOの他、新しいものに、‟反、反、反”と言わずに、まず調べてほしい、自分が反対するものは何なのかと。

続きはまだあるので、次回にします。

ハブグレジュンタのマミー


#1105: パーティーでの会話:GMO

2018-10-13 08:23:58 | アメリカ便り
‟さむ!!”。
朝の起き掛けの一声です。
来週は零度以下になる日があるかもしれません。
大陸性気候は本当に極端です。
昨日は10'C行かなかったのでは。
ついに暖房を入れました。

昨日は日本に帰る前にオーブンをきれいにしておこうと思って、オーブンクリーナーを買って掃除。
昨晩はその強烈な化学成分を肺に感じながら就寝。
今朝もまだ肺がおかしい。
私は極力こういった物を使いたくないので、オーブン掃除なんて最後にやったのはいつか忘れるぐらいです。
アメリカ人はよくこういったものやら、スプレー式消臭剤なんてよく使います。
日本も昨今消臭剤がスーパーの棚をにぎわせていますが。
私が思うに、これらは化学成分なんです。
空中に化学成分を振りまいていることになるのです。
そしてそれを吸い込んでいるのです。

私はそんな化学成分より、犬のにおい、魚を焼いたにおい、天プランにおいのほうが良いと思っているので、消臭剤なんて使いません。

ちなみにこういった化学成分を使う人達って、その危険性を知っているのかしら。
成分を見たら、‟あんれまー”と思うようなものばかりです。

GMO反対を唱える人たち、こういった家庭で使われている化学製品について考えたことがあるのでしょうか。

まず最初に私はGMO賛成派です。
と言っても倫理と生態学に沿ったGMOの使用に賛成します。
もう何回も私のブログでGMOについて書いていると思います。

私は‟GMOと言えばあの会社”と言われていた会社で1983年から85年までの2年間世界初のGMO開発に従事していました。
と書いたら、読者がどっと減るでしょうが。
‟まーいいや、たかがブログ”なので。

学校卒業してすぐ入った会社、何やっているかわからず、アドヴァイザーの‟この会社はつぶれないから行け”と言われて入った会社です。
その後つぶれはしなかったけど、日本の地震の回数より頻繁に起きる、リストラや他会社との合併吸収やらで落ち着きませんでしたね。

85年までしかやらなかった理由は、私のいた130人ほどのグループが、同じ会社の違う部門との戦いに負けて抹殺されたからです。
私を入れた5人ほどは生き残り、製薬部門に回されましたが。

入社当時、まだバイオテック、遺伝子工学なんて言葉はそれほど普及していませんでしたが、そんな中で、この会社の‟GMO開発”という長期視野、まさに‟大陸的考え、すごい”と思いました。
誰もやったことがないことを膨大な金と時間をかけ、おまけに一般人の反応も知らずに始めるのだから。
ちなみにこの長期視野(long term vision)、日本ではあまり行われてはいないですが、日本ではベンチャー企業が育たないのはこの理由だと思います。

パーティでの赤いひらひら布切れ女性、(こういったダンスを踊る人、菜食主義者、サイエンスを知らない人たちにGMO反対者は多い)、GMO反対者が絶対唱える非サイエンティフィックなことを得意げに唱え始めました。
”GMOは危険だ、癌になる、環境に悪い”等々。
他にGMOはいまだにフランケン食物、食べるとゲイになる、国家の陰謀だと様々なことを言われています。

もうだいぶ前に有名なGMO反対者、マークライナスという人がいますがGMO賛成者に生まれ変わりました。
そして‟Seeds of Science"という本も出しました。
この人は15年ほど前には他の反対者とともにGMO コーンを畑から引っこ抜いたことでも知られていました。
そんな人が生まれ変わったのです、GMO賛成者に。
サイエンスを学んだからです。

と書いたところでもう十分に長くなったので、続きは次回です。
もう少しGMO について詳しく説明したいとおもいます。

ハブグレジュンタのマミー