退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#14、アメリカ便り:秋入学へ一言

2013-05-14 20:29:01 | アメリカ便り
これからは、勝手ながら今まで使っていた第1弾、パート1等の表題をやめて続き番号と見出しだけにします。

昨日は、私のグローバル化に対する意見を述べましたよね。今日はその中の秋入学について更に私の意見を述べたいと思います。

この秋入学は、東大(総長)が言いだしっぺであり、国際的に一般的な秋入学にして海外からの学生、且つ海外へ留学する学生を増やすことにより東大学生が刺激され、それが学生の質向上につながるんじゃないかな~と言うすべて仮定のもとに提案されたものです。

先ずは、一言で言うと “愚かな考えであり、非常に甘い” のです。今の学生も社会もそれほど単純ではない。
やる気のある学生、質の良い学生は、どんな環境においても行動を起こすのです。

そこで学生にやる気を起こさせる(質の向上の)ための私の提案です。またまた箇条書きになりますが、文才のない私にはこの方が書き易いのでご了承ください。

1.3年生秋学期からの就活を100%禁止する。就活は4年生の春学期からで充分。
  大学1,2年は教養過程。3年生から専門に入るのに、それが始まったとたん就活なんてほかの国では考えられないだろう。この現象は、いかに大   学で学ぶことが無用かと言うことを示していると思うし、そんな学生を取る会社も何を判断の基準にして決めているのだろうか非常に疑問。勉強をさせ  なさい、学生には。大学がこんな感じだから、昨今の大学生は、大学は、アルバイトと遊ぶ所だと思っているところがある。

2.1点でも足りなかったら単位を取らせるない。
  勉強しない学生には単位を取らせないと言うことを徹底する。これは、アメリカではごく当たり前。だから皆勉強します、その1点のために。

3.留学して帰ってきた学生が働ける場所を供給する。
  最先端の技術、知識を習得しても職がないと日本には帰ってきません。
  ちなみに私も留学後に日本での就職がなくてアメリカに居残った一人です。

4.学生が大学院に進め易くする。
  やはり本当の専門は大学院に入らなければ身につかないし、その面白さも解からない。でも大学4年間の授業料を払った後、また2年(修士)、4,  5(博士)年分の授業料となると苦しい。だから、大学院生にはどんどん助成金を出す。

  春入学から秋入学に移行したときに生じたギャップ期間、学生が留学したり、企業のインターンをしたりする為の奨学金を出すなんて仮定を基にした案  のために国のお金を使うよりも現実的なことに使って欲しいです。

“日本人は優秀である”と言うのが長年アメリカの製薬会社で研究員をしてきた私の意見です。これは、別に自分のことを言っているのではなくて、一緒に働いていた日本人を見ての感想です。しかしながら、昔も今もやる気のある学生なんてほんの一握りだと思う。
大学とは、一般学生が知識常識を学ぶ場所であると伴に、そのやる気のある一握りの学生を作りあげ(見つけ)、その能力を伸ばし、日本を背負っていくような人間にする為の場所でもあるべきだと思います。

以上、今日はこの辺でやめておきます。長くなってすいません。 
また禮ちゃんに文句を言われそうですが。。。
禮ちゃんに頼まれていた我家(別名ぼろ家)の写真です。日本から来た人に”林間学校みたい”と言われました。

禮ちゃんのブログです。読んでみてください。http://blog.goo.ne.jp/reiko1941/
  


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