退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#26:アメリカのドライヴィング情勢

2013-05-26 21:17:55 | アメリカ便り
先日、日本の運転手のすばらしさについてお話しました。
今日は、アメリカの運転手についてちょっと。

アメリカは15才半で、“同乗者が運転免許証を持っていたら、車を運転しても良いよ”と言う許可がおります。
これをパーミットと言いますが。そして16才で正規の免許証がおります。もちろんテストに受かったらですが。

15才半ですよ。小学校5年、中学校3年、そして高校が4年と言うアメリカでは(州によっては違う所もあるが)
高校に入るそうそう免許を取るのです。洟垂れ小僧が車と言う凶器を使い始めるのです。

高校に入った子供を持つ親は、本当に大変な思いをします。
というのは、大抵の場合親が運転を教えるからです。もちろん、子供との関係を崩したくない親は、自動車学校に通わせたりもしますが。
私も人並みにやりました。上の子は主人が主にやってくれましたが、それにこりたかどうか知りませんが、下の子は、私が面倒を見るはめになりました。
私は、助手席で、想像ブレーキを一所懸命に踏みました。
吊り輪も指が痛くなるほど握り締めました。
私の勤めていた会社の広い駐車場で駐車の練習も数多くしました。

おかげで二人とも免許証が取れ、高校2年生になったら私達がもう車での送り向かいをする必要がなくなり、大変楽になりました。

思うに、アメリカで“餓鬼”がこんなに早く免許証を取ることができる(または、取らなくてはならない)と言うのは、親の都合からなんでしょうね。

日本みたいにバスや電車等が発達していないから、どこに行くにも車を運転しなければならないからなんです。子供が小さいうちは、そのたびに親が運転しなければなりません。だから親としては、子供に早く運転を始めてもらいたいのが、正直な気持ちなんでしょう。

でも怖いです。これに携帯の組み合わせ、怖さ倍増です。

これにもまして怖いのは、年寄りの運転です。次の免許証の更新日まで可能な限り運転する人が多いです。
高速120キロの所を60キロぐらいでよろよろ走ったり、出口から入ってきたりと言う非常に危ない運転をしています。

でもこれも家族や国の都合なんです。家族が忙しくどこにも連れて行ってあげることができないから、90歳を過ぎてなお運転しなくてはいけないのです。

今日は、ちょっと長くなってすいません。

どぶ太郎さんコメントありがとうございます。ちゃんと読んでいてくださっているのですね。

裏庭に降り立った鷹です。


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