退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#1327: 少子化問題ではありません。

2019-12-16 20:21:57 | アメリカ便り

昨日朝7時半に、‟午後から雪です”と言う我が町を、キキちゃん、息子、主人、そして私の3人と1匹は出ました。
アメリカ大陸ほぼ3分の1を横断し、14時間かかって無事誰もいなくなった主人の両親の家に着きました。
途中ガススタンドでキキちゃんに逃げられると言った心臓が止まるぐらい焦った事件も発生しましたが。
家に入り改めて、この家に義理の両親が帰って来ることはもうないのだな~と何とも言えない寂しさ悲しさを覚えました。
私の母の時もホスピス入院中2日間だけ家に帰ってきた後、病院に送った時、同じ感情が頭の中を走りました。
去年のクリスマスには義理の両親がまだ家にいて、私は‟軍隊を食べさせるぐらいの量”(この表現はよく言われます)の天ぷらを作り、残った分は冷凍庫に入れて帰っていったのでした。
いつものありきたりの生活が一つ抜け二つ抜けと、知らず知らずに年を取っていくんです。
施設に入った義母はいつもの文句たらたらですが、もう家に帰る体調ではないというのを自覚したせいか、‟あっぱれな態度で施設で死に際を咲かせてやろう”と言う覚悟が見られました。
その点義父はダメですね。
未だに‟家に帰りたい、こんなところにはいたくない”と言う態度が見え見え。
まるっきり潔くはないものでした。
義理の妹たちも”絶対に家には帰っては来られない”と主張しているので、義父は潔くあきらめたほうが良いでしょう。
今日は施設に訪問に行く前に庭の枯れ葉集め。
家の周りは長いニードルの松に囲まれているため、ひどい量の松の針葉っぱ。
大人3人で4時間かかって終わりませんでした。
雪が2インチも降ったという我が町と比べ、ここは今日は70’F。
汗だくで頑張りました。

明日も続きをやって、午後からは義母を床屋さんに連れて行ってそのあとお買い物に行きたいそうです。
年を取るということは悲しいことです。
自分の姿を見ても周りの人間を見ても。
いくら後悔のない大満足と思っている人生を送っても、やはり終わりが見えてくるというのは辛いことです。

この家ももう売りに出されます。

家の裏のゴルフコース

どうしたら良いものかわからないソワソワのキキちゃん


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