退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#939: ブラックフライデイ

2017-11-24 21:31:35 | アメリカ便り
昨日はサンクスギヴィング。
日本版の感謝祭とでもいうのでしょうか。
この日は年間を通して一番、家族が一緒になる日だそうです。
アメリカ全国に散らばっている家族が飛行機や車を運転してクラス会ならず、家族会を開くのです。
そしてみんなで、七面鳥の丸焼き、マッシュポテト、グレービー、スイートポテト、グリーンビーンズ、クランベリーソース、パンプキンパイと言った定番料理を食べるのです。

我が家はウエストバージニアにいる娘が、休みがなくクリスマスまで帰れないとのこと。
それでも息子、息子のガールフレンド、友達一家二組と例年よりは少なかったけど集まりました。

私の周りから一人抜け、二人抜け、そして母が抜けた今年、こうやって毎年、集まり、元気でみんなの顔を見ることができることに感謝をしたいと思います。

今朝、ジュンちゃんとのお散歩から帰ってくると、アリッサからメッセージが入ってました。
“買い物にいこう”。
アメリカではサンクスギヴィングの次の日は、ブラックフライデイと言ってオフィシャルのクリスマスショッピングの解禁日(?)。
今日からクリスマスまでショッピングに明け暮れる日々(?)が続きます。

ブラックフライデイは早朝から店があくまで列を作って待ち、ドアが開くや否や、なだれのように店に入り込み、特価のものを我先にと棚から略奪していくのです。
この特価の品物は人寄せのために設けられているため、数に限りがあり人々は恥も外聞もなく群がります。
だから毎年けが人が発生します。

私はそういった状況はテレビのニュースで見るだけ、その中には絶対加わりません。
恥も外聞もなくなるほど欲しいものはないので。
ちなみに昔ちょっと読んだ記事に、女の品格としては“セールには群がらない”、“道で配っているティシューやただのものをやたらともらわない”なんて事が書かれていたので。

買い物のお誘いは断れないので、お昼ぐらいになって“悠々”と出発。
アウトレットモールに行くと、いつもはがらがらの広いモールが人と車で“パンパン”。
駐車場もなく、みんな芝生に駐車している。
これじゃ、もしなんか見つけてもお金を払うにも30分ぐらい待たなくてはいけない、と思い絶対すいているモールへ行ってきました。
予想通り、いつもよりはずっと人が多かったけど、難なく買い物ができました。

でもいつもはこの時期、母のものを選んでいたんだけど、それもなくなった。
プレゼントを買ってあげる人がいると言う幸福感は、そんな人がいなくなって初めてわかるものなんですね。
40年間一緒には住んでいなかった私と母、”毎日の生活”ではなく、こういった“機会”がなくなったことにより、母が逝ってしまったという現実が身にしみてきます。

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1 コメント

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ブラックフライデー (maru36)
2017-11-25 23:11:10
ブラックフライデーという言葉 この前知りました。
アメリカ好きの日本で この風習も輸入され始めているみたいです。

ふとした事で 思い出してしまいます。
ふとした事で 寂しくなってしまいます。

皆さんと楽しい時間を過ごして気をまぎらわせて下さい。
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