細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

蒼い猟犬 1300万人の人質   堂場 瞬一

2011-11-20 13:06:33 | 読書メモ 

《内容》

葛飾南署刑事課にいた江上亨は、夢見た警視庁捜査一課の新部署に異動となった。“特別捜査第三係”―そこは実務研修で若い刑事を育てるために設立され、実験的に経験が足りない者が集められていた。そのため他部署のベテラン刑事からは、蔑むように“ひよこ”と呼ばれている。江上たちの初任務は、複数の小学校で同時発生した急性食中毒事件。毒物を混入された給食を食べた200人近い児童が腹痛と嘔吐を訴えたのだ。懸命の捜査を開始した警察を嘲笑うかのように、繰り返される犯行、そしてTVの生放送番組にかかってきた犯人からの電話。都民の生命を人質に都庁に5億円を要求した姿なき脅迫犯を、“ひよこ”たちは追い詰めることができるのか…。警察小説の旗手が“刑事の苦悩と成長”を爽やかに描く意欲作。           (紹介文より)

 

K


月の光のために-書き下ろし長編時代小説  風野 真知雄

2011-11-20 12:06:04 | 読書メモ 

《内容》

大奥に渦巻く黒い陰謀に立ち向かう剣豪同心の活躍!幕府の政治刷新に大ナタをふるう新井白石の家臣・村雨広は、剣の腕を見込まれて、現将軍の実母である月光院の警護を命じられた。月光院はかつて浅草の裏長屋で村雨の隣に住んでいた浪人の娘・お輝だった。ひそかに思いを寄せていた村雨は、運命を感じ、彼女を命を懸けて守り抜く覚悟を固める。大奥に仕掛けられた黒い陰謀に立ち向かう「大奥同心」の活躍を描く新シリーズ、第1弾!                                 (紹介文より)

K


武蔵三十六番勝負 1    楠木 誠一郎       

2011-11-20 11:05:25 | 読書メモ 

《内容》

血煙舞う関ヶ原に、甲胄もつけず、返り血に塗れたまま歩く一人の男がいた。男の名は、宮本武蔵。鬼神のごとく雑兵を斬り払いながら進む武蔵が狙うのは、東軍大将・徳川家康の首―。死に場所を求めるように幼少から闘いに明け暮れる武蔵は、猛将・本多忠勝や変幻自在の忍術を操る霧隠才蔵、三好入道兄弟ら真田十勇士とも死闘を繰り広げる。虚無を抱えた新たな武蔵像を打ち立てる書き下ろし時代小説、新シリーズ第1弾。    (紹介文より)

K


恋かたみ  狸穴あいあい坂   諸田玲子

2011-11-20 10:04:47 | 読書メモ ま行

《内容》

変わらぬ宿命、駆け落ち覚悟か!?火盗改方与力の娘・結寿と町方同心・妻木道三郎。ままならぬ想いを秘め、麻布狸穴界隈に起きる武家の、町家の、幸不幸を浮き彫りにした事件に立ち向かう…。恋と事件の連作時代小説。                 (紹介文より)

 

―――いつかこうして、さりげない気づかいや、なにげない思いやりを交わし合っているうちに、夫婦の心は寄りそい、かたく結ばれてゆくのかもしれない

―――「非がない」ということは、時にそれ自体、非になり得る

―――よき思い出だけでなく、哀しいことや辛いことも、かけがえのない思い出になるのでしょう

 


癌だましい    山内令南

2011-11-20 09:04:13 | 読書メモ や・ら・わ行

《内容》

末期癌を患いながら執筆、文學界新人賞受賞の衝撃作。著者はその10日後、世を去った。絶筆「癌ふるい」も必読。いまだかつてない闘病小説。            (紹介文より)

 

―――でも、痛みは自分で耐えるしかないことを学びました。当たり前のことに、やっと気づいたのです。


圓朝語り    稲葉 稔

2011-11-20 08:03:44 | 読書メモ あ行

《内容》

時は幕末。芸に悩む若き噺家・圓朝は、娘殺しの下手人を追い、江戸の町を尋ね歩く。手には怪談『牡丹灯籠』の創作帖…。時代小説の旗手が描く、「落語の神様」事件帖。                                     (紹介文より)                                  

 

―――人間の心の奥にひそむものが何であろうかと考えている。その辺が他の芸人と違うところだ。


錨を上げよ    百田尚樹

2011-11-20 06:03:01 | 読書メモ は行

《内容》

戦争が終わってちょうど十年目、いまだ空襲の跡が残る大阪の下町に生まれた作田又三。高度経済成長、六十年安保闘争、東京オリンピック、大阪万博、よど号ハイジャック事件、日本列島改造論、石油ショック―激動の昭和の時代、生まれながらの野生児、作田又三は、人生という荒海を渡っていく。いざ、海図なき嵐の海へ。さあ、錨を上げよ!疾風怒濤の2400枚。圧倒的青春小説。                  (紹介文より)

 

―――本当に人を変えるものは、突如の思いつきではなく、しっかりと根をつけ、ゆっくりと育つものだ。いかに一時の激情が強くても、そんなことで性格が大きく変わるはずもない


たとえば君     河野裕子  永田和宏

2011-11-20 04:01:59 | 読書メモ か行

《内容》

昨年8月に乳がんで亡くなった歌人の河野裕子さん。出会い、結婚、子育て、発病、再発、そして死まで、先立つ妻と交わした愛の歌。                (紹介文より)

―――

呑もうかと言へば応えるひとがゐて二人だけとふ時間があった

がんばっていたねなんて不意に言うからたまごごはんに落ちてるなみだ

 


黄金の太刀 刀剣商ちょうじ屋光三郎  山本兼一

2011-11-20 03:01:19 | 読書メモ や・ら・わ行

《内容》

刀は、男の生き方さ。覇気が溢れ、見ているだけで命の力が湧き上がってくるような刀がいい。江戸を騒がす「黄金の太刀」をめぐり、とある大名家で一万両の刀剣詐欺が勃発。事件の鍵を握るのは、稀代の詐欺剣相家・白石瑞祥。相州、美濃、山城、大和、備前―。瑞祥を追い、光三郎は日本刀「五か伝」の地をゆく!直木賞作家が渾身の筆で紡ぐ本格時代小説。                         (紹介文より)

 

☆☆☆☆