《内容》
戦争が終わってちょうど十年目、いまだ空襲の跡が残る大阪の下町に生まれた作田又三。高度経済成長、六十年安保闘争、東京オリンピック、大阪万博、よど号ハイジャック事件、日本列島改造論、石油ショック―激動の昭和の時代、生まれながらの野生児、作田又三は、人生という荒海を渡っていく。いざ、海図なき嵐の海へ。さあ、錨を上げよ!疾風怒濤の2400枚。圧倒的青春小説。 (紹介文より)
―――本当に人を変えるものは、突如の思いつきではなく、しっかりと根をつけ、ゆっくりと育つものだ。いかに一時の激情が強くても、そんなことで性格が大きく変わるはずもない