法徳寺 本堂において、11月2日 PM1時半~3時まで ニコニコ法話会が開催されます。
お参りお待ちしております。
どならでも、ご参加出来ます。参加費などもございません。
今月の法話講師 住職 伊東英幸
法徳寺 本堂において、11月2日 PM1時半~3時まで ニコニコ法話会が開催されます。
お参りお待ちしております。
どならでも、ご参加出来ます。参加費などもございません。
今月の法話講師 住職 伊東英幸
聴聞の心得
浄土真宗の門徒の皆さんが日々の生活の中で、実践すべき最も大事な行いは何だと
思いますか?
念仏やお経を称える?・・お坊さんも口を酸っぱくして勧めますね。「ご一緒にお念
仏を称えましょう」とか「朝と夕方にはお仏壇に向かってお念仏を・・」とか。でも
意外にも一番大事ではありません。
精進や修行?・・これは浄土真宗では必ずしも必要ではありません。座禅はもちろ
ん、苦しい修行は自力の教えといい、他宗の考えです。
お墓参り・・先祖を敬うということは素晴らしいことですが、浄土真宗では最も大事
な行いとは言えません。じゃあ一体何?
それは「聞法」です。「えっお念仏より大事なことが、仏教の教えを聞くこと?」は
い、そうなのです。間違いありません。浄土真宗本願寺派の手引書に書いて有ります
から(^O^)
具体的には、お寺の法話会に参加しお坊さんの話を聞くとか、葬儀や法事でのお説教
に耳を傾けるとか、仏教関連の書物を手にするとかでしょうか。
なんか面倒くさいな・・(*_*)
そう言わないで下さい!「聞法」とは素直に仏教の教えに耳を傾け、煩悩や別れの悲
しみによってなかなか信じることのできない自分を、徐々に解き放っていく行いで
す。最初のうちは「嘘だぁそんな話」と突っ張ってしまっても、回を重ねるうちに。
お浄土に旅立った、大事だったあの人を思い浮かべ「そうかもしれないなぁ」と疑い
無く受け止める自分が見えてくるはずです。
↑の手引書に「聴聞の心得」というのが書いてありましたので解説します。
1、このたびのこのご縁は、初事と思うべし・・・・教えは何度も何度も聞くことに
よって、疑い無く受け止めることができるのです。このお坊さんの話は何回も聞い
た・・などと思わずに、必ず新たな発見がありますから気持ちを新たに聞いてみてく
ださい。
2、このたびのこのご縁は、我一人のためと思うべし・・・・えっ、周りに沢山いる
のになんて自分勝手な・・。違います!誤解です。これは親鸞聖人がおっしゃった言
葉なのですが、・・ここで家庭に例えてみましょう。5人兄弟のいる家庭、「お母さ
んの愛情は五分の一だなぁ」と子供は思うべきでしょうか。いや、愛情はみんなに行
き渡る。少ない多いなど考えてはダメ。僕の大事なお母さん。そう思った方が幸せだ
と思いませんか?そんな風に阿弥陀さま、ご先祖様のお慈悲は私のために降り注いで
いるのだという表現なのです。
3、このたびのご縁は、今生最後と思うべし・・・・1番と似ていますね。この法話
会での出会いや話は「一期一会」、素晴らしき出会いであり、もう二度と聞くことは
出来ないかもしれない覚悟で聴くべし。ということでしょうか。さらに言うと我々は
老若男女問わず、いつ往生するかわからない。この聞法が最後になるかもしれない。
安心して往生を迎えられるように心して聴くべし!
・・少々オーバーになりましたが、それほど仏教の教えに出会い、疑い無く信じると
いうことは難しく、有り難く、素晴らしいことだと思いたいものです。というわけで
既に参加している方も初めての方も是非、法徳寺のニコニコ法話会に参加してみてく
ださい。