先週、静岡県の丸子宿にあります。
とろろ汁で有名な、丁子屋さんに行ってきました。
その後、吐月峰紫屋寺さんにお参りをさせて頂きました。
素晴らしいお庭を拝見しながら、ご住職のお話をお聞きしたのですが、
その中に、借景というお言葉を初めてお聞きしました。
「お庭の向こうに、富士山のように見える山が見えますが、その山までが、このお寺の庭と考えております」
実際は、山までは、かなり距離がありますので、山までの土地がすべて境内ではありません。
しかし、この庭をお造りになった僧侶の方は、山の景色も境内として、木や池を配置されていて
参詣者をもてなそうと考えたそうです。その意味で、借りる景色と書くのだそうです。
なるほど、法徳寺からも、大山や富士山が見えます。
特に、冬の晴れた日は、美しく見えます。お寺からの景色すべてが、境内だと考えるのは
面白いと思いました。
明日は、3月の法話会です。
お参りお待ちしております。今回は、京都から、帰ってきた長男が法話をさせていただきます。