Romarin フランスの草の根となって

住み始めた時は腹がたち、住み慣れると離れがたいフランスにすみ、45年の年月がたちました。日々のことなど綴ります。

今週のコンサート

2006年03月19日 | 音楽
今週はつらく厳しい週でした。

プログラム

ラヴェル:シェーラザード(ラヴェルの最初のオーケストラ曲)
デゥティーユ:交響曲第一番
デゥティーユ:ミステール・デゥ・ランスタン(Mystère de l'instant)
ラヴェル:ラ・ヴァルス

プログラムはとても素敵なのですが、何しろ指揮者が自分の要求する音楽を振ることが出来ない。口では説明できるが体で示すことが出来ない。

いつもは整然と整った演奏をするわれわれのオーケストラがめちゃくちゃな音になってしまいました。本当に迷惑な話です。
合わないのがわかっていてあわせることの出来ないストレス。
毎日くたびれてヴィタミンCを飲んでいました。

昨日今日と二回の本番が終わりほっとしています。
今日はさすがに二回目で、オーケストラの方で表現をしようとして、少しはましな演奏になりました。でもこれでは本末転倒ですね。何のために指揮者がいるのだか。

今日は愚痴になってしまいました。ひとりの悪い指揮者のために大勢の人間が犠牲になる・・・ちょっと政治の世界と似ていなくもありませんね。