Romarin フランスの草の根となって

住み始めた時は腹がたち、住み慣れると離れがたいフランスにすみ、45年の年月がたちました。日々のことなど綴ります。

イタリア/スポレットへ行きました

2006年07月18日 | 音楽
ローマから180キロほど北にあるスポレットに行ってきました。
紀元前三世紀前に出来たウンブリア地方の重要な町です。

町にしつらえられた野外舞台で演奏しました。
3000人の人が聞けるように道路を閉鎖していすが並べてあります。
生の音より、マイクで拡大した音の方が大きく、オーケストラに近い席ではあまり聞こえず、後ろに行くほどよく聞こえると言うまずいものだったようです。

熱演の割りに、前の方の紳士淑女が拍手をしていなかったのが不思議でしたが、そういう理由のようでした。

イタリアのコンサートには男性はタキシード、女性はドレス、それもとても品のいい素敵な着こなしで来ます。見ているだけでいい雰囲気に浸れます。

警備に当たっている警察の人だと思いますが、制服が素敵で、ぴたっとしたしわひとつない制服に制帽をかぶり、それこそ皆さん美男に見えました。

このコンサートはスポレットフェスティヴァルの7月の区切りの終幕コンサートで、コンサートのあと、ディナーに招かれました。
私たち音楽家は庭とバルコンでブッフェ形式。子牛肉のシャンピニオンソース、リゾット、ナスのグラタン、ジャガイモのソテーなどなどおいしいものがふんだんに出ました。デザートも豊富。果物のサラダが人気で出てくるとあっという間になくなり、何度も食べ損ね、最後にやっと新しく来たときに駆けつけて食べることが出来ました。

コンサートの日は朝と午後はフリーでしたので汽車で30分くらいで行けるペルジヤに行ってきました。ここは町全体が美術館と思えるくらい歴史的な建物が並んでいます。建築が素晴らしいですね、イタリアは。ここではジャズのフェスティヴァルもやっていて、昼ころからは人出が増え、町を歩くのもままならぬほどでした。
アッシジも近かったのですが、コンサートもあるしで、今回は私は断念しました。

イタリアは久しぶりでしたが、魅力的な国です。またゆっくり行って見たいですね。