Romarin フランスの草の根となって

住み始めた時は腹がたち、住み慣れると離れがたいフランスにすみ、45年の年月がたちました。日々のことなど綴ります。

ガス爆発事故

2008年03月01日 | 生活
いやぁ~驚きました。

お昼にオーケストラのリハーサル室でカルテットの練習を
していましたら、「ど-ん!」と言うすごい音。

午後の仕事も終わって、車を止めているところに行こうとしたら、
おびただしい人が道にあふれかえっていました。
道路のあちこちにテープが張られ、警察官がわんさかと出ていて、
駐車場まで行けません。
ものすごく遠回りをして、やっとたどり着いたら、私が車を止めて
いる所は進入禁止。

仕方なくバスに乗ろうと20分歩きましたが、ヴァイオリンを
しょっていたのと荷物もあったこともあり、疲れてしまいました。

たまにはカフェでも入ってのんびりと休憩しようか、と
ベルクール広場にあるハーゲン・ダンツのサロン・ドゥ・テに
はいってホット一息。



この爆発事故は、ガス管補強工事をしているところで起こったものです。
工事中の近くの建物で、強いガスのにおいがして、消防署員が建物の人
に立ち退きをさせたところで爆発が起きたそうです。

最後に残った人がいないか確認の見回りをしていた、35歳の消防隊員が
死亡しました。

その地区一帯は立ち入り禁止となり、住民たちも自分の家に戻れず、
一夜、体育館で過ごしたようです。



領事部の方から早速メールが来ていて、情報を伝えてくれました。
近くには立ち寄らないようにと言う事でしたが、私の車は、
まさにその現場から数メートルの所にありますので、
翌日、まだガス臭くて出どころがはっきりしていないと言う中を、
一応立ち入り可能になったので、取りに行ってきました。


いつどこでこのような事故が起こるかわからず、テロの頻発している今、
皆、まず「テロ?」と考える所が、恐ろしい時代になったと思います。