Romarin フランスの草の根となって

住み始めた時は腹がたち、住み慣れると離れがたいフランスにすみ、45年の年月がたちました。日々のことなど綴ります。

2009年の幕開け

2009年01月03日 | 生活
昨年11月に娘の内輪の結婚披露宴のために日本にいきました。
義母が病気で今年の6月の結婚式に出られそうにもないため、
是非おばあちゃん2人にフィアンセとの仮の結婚式を見せたい
との娘の願いでした。

フィアンセの家族12人が日本に行く事になり、会食程度の
披露を考えていたのが結局大がかりなものになり、
ホテルの一間を借りて、娘とフィアンセは着物を着て
進行も本当の結婚式のように執り行われました。

親族もフランス人が大勢来ると言うので、着物を着た方が多く、
暖かな、いい結婚式となりました。

病気の義母も病院から車椅子で運ばれ、いつもは食事も
進まないのに、出されたものはほとんど食べ、娘のスピーチに
涙しました。



それから1ヵ月半後、義母は89歳で永眠いたしました。

連絡を受けた朝に飛行機のチケットを取り、家族4人で
27時間の旅行の末、家で静かに永遠の床に着いた義母に
再会したわけです。

クリスマスカードと年賀はがきを出さねばと思っていた
矢先でしたが、それも出さずに2009年が明けました。

また新しい年が始まります。
色々な思い出を心に抱きながら、足を地に付け、毎日を
送らなければと思っています。