第一次オイルショックの頃、深夜営業の店は12時まで、屋外の照明やライトアップも規制された。
その頃、学生だった私達は食事か飲んだ帰りに城山で鬼ごっこをした。走って逃げていると照明が消えた。規制で9時に消されたのだ。突然、真っ暗になった。
その途端、「あ痛たたた…」と中の一人が躓いて脛を抱え、もう一人はお城の裏手の雑木林に白いものが浮かんだとか何とか言って血相を変えて走ってきた。
そういう事があったので止めてポツポツと歩いて下山し帰宅した。今考えると、肝試しに近い。
その頃、ラジオもテレビもNHKは日付が変わると日の丸の旗がなびく映像に君が代が流れて終了した。
たぶん民放もテレビはそれに順じたのではないかと思う。
今、生活パターンが違うと言われるかもしれないが、ほとんどの人は夜に寝て朝起きる事には変わりないはずである。
24時間営業の店も要らない。強盗事件も減るだろうし、光に吸い寄せられた蛾のようにコンビニの駐車場にたむろする子供達もいなくなるだろう。
深夜のテレビ放送も要らない。どうせTVショッピングか再放送か笑えないお笑いしかない。昔に比べるとBSもあり増えて広告収入に障るのかもしれないが、それらを自粛するだけでも相当のエネルギーは減少するはずである。
何故、昔のように規制しないのか?営業に差し障る団体の力が掛かるのか?素朴な疑問である。
10年余り前、初めての海外旅行はバリ島だった。そこで妹が何気なしにを点けた。
「此処の放送はまじめな番組ばかりよ。日本みたいにちゃらちゃらしたのはなかったわ。」と言った。
その頃でもつまらない番組が多かったのに今はいっそうである。
まじめな教育番組をしろと言っている訳ではない。お笑いであればおなかを抱えて老若男女みんなが笑えるような番組もない。
ただ、見てても残らず、アホになって行きそうなものばかりを垂れ流して国民全部をアホにする気かというようなものばかりでエネルギーの無駄使いである。
原発を再稼動する以前に、使い道をもう一度点検すべきだろうと思う。
田舎に24時間営業の店は要らぬ。必要な物は営業時間に買い置きするだろし、メタボの人間も減るだろう。
実際私の町でもコンビニが出来ては消え、出来ては消えで儲けるのは本部だけである。
早起きだと思っていた鶏は単に、コンビニの明かりで狂ってしまっただけで4,6時中鳴き叫んでいる。凶悪な事件も多いが人間も狂わされているんではないか?