又、昨日からとても寒い。暖冬との天気予報ははずれ。ストーブに抱きついて、心中しそうなくらい寒い。
ふくちゃん
3年半前に死んだ飼い猫のふくちゃんが、まだ1歳にもならなかった頃、その日もとても寒く小さな電気ストーブの前で、いつものようにふくちゃんを抱きしめ「スキスキ~
」と言いながら頬ずりしていたら、突然、ふくちゃんが目をむき、血管を白目に浮き上がらせ、必死の形相でバタバタともがき、私の腕の中で暴れだした。その時、何かの焦げる匂い、ストーブの方を見ると、煙が出ている。
ふくの細長い綺麗な尻尾の先はストーブのガードの隙間から入って
煙が出ている。慌ててそばにあった飲みかけのビールのグラス
に尾っぽを突っ込み消した。毛だけで幸い焼けどはしなかったが、形の良かった尻尾の先は使い古した筆の先のようにバサバサになってしまった。元の形になるまで数ヶ月かかった。
高校生の頃、この季節、学校帰りに新しくオープンしたスーパーのセルフのうどん屋にエミちゃんの案内でユミコちゃんと3人で行った。ねぎとテンカスだけののった50円くらいの安い狸うどんを頼んだ。エミちゃんはテーブルの上にあった七味唐辛子しのビンを振ったが、どうも穴が湿気で詰まっているらしく出てこない。仕方なくキャップを外し、振りかけようとしたら、運悪くバサッとうどんの上にビンの3分の2くらい大量に落ちた。
私達はそ~と御箸でつゆに触れてない表面のをビンに戻したが、エミちゃんのうどんはオレンジ色である。3人でコップにつゆや麺を移し、3人分のつゆを混ぜ、麺を入れ替えた。エミちゃんは「私、辛いのが好きなの」と言ってやせ我慢して食べ始めた。見るからにピリピリと辛そうであった。麺が無くなった茶碗を見るとごっそり七味が溜まっている。私達のうどんも結構辛く喉がひりひりした。
「もう~止めた方がええよ。体に悪いよ。つゆは飲まないほうがええ。」と二人で止めて止めさせた。ヒリヒリするらしく、水ばかり飲んでいたが、それでも「私、辛いのが好きやから、大丈夫よ。」と言っていた。その後、そのうどん屋に行った記憶がない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます