7月の海の日の連休の頃の事である。
6月から宇和海に赤潮が発生していたが、その後超大型の台風8号が来ると言うので、海を攪拌して消えるのではと密かに期待した。、被害に遇われた方々には申し訳ないが、逸れてほとんど雨も風も影響がなかった。
連休の数日前、その赤潮が拡大したと言うニュースが報道された。
梅雨が明け、暑さが増せば益々広がってしまうのではと心配である。
その晩、横になっていると宮崎の口蹄疫病がはやった時、ノワタリさんのお供をしてその周辺の河川を清める事によってその後落ち着いた事を思い出した。
もしかして…。赤潮もどうにかなるのでは?と思い、ノワタリさんにご相談すると、すぐに行動に移すように言われた。
20日の朝、いつものお清めの3点セットと巫女鈴と鈴を10個余り持ちその海へ走った。休日の国道は車も少なかったが海岸へ近づくと、生臭い匂いが鼻を突いた。上から見ても海は鉛色であり、事の深刻さを感じた。
塩、お神酒、水を撒き、祝詞をあげていると、ピンクサファイアのブレスを奉納しないといけないのかもと思った途端、急に喉がいがらっぽくなり声が出なくなった。
やはり奉納せよという事か、ノワタリさんに連絡を取ると海に納めるように言われた。
そうしているうちに風が出てきて波が荒くなり沖に船も走っていないのに波が押し寄せて来たので慌てて荷物を持って少し高い処に移った。
祝詞をあげ、この海で亡くなられた方々の御魂に対して般若心経と光明真言を唱えた後、この海の龍神様にご真言をあげ、鈴を振りながら投げ入れた。最後に
「赤潮は収まりました。」と、念じながら大きな声で海に向かって言った。
そうして国道に戻り、遠くをめがけてブレスを投げ入れた。
車に戻ると、携帯に付けていた赤やピンク、ブルーや紫、グリンのカラフルな小さな鈴が15個ほどあったのでそれもまた海に投げ入れて、30分くらいの事であったが、暑い日であったので帰宅するともう何もする気が起きなかった。
それで終わりだと思っていた。
翌朝、ノワタリさんから電話があり、そのお浄めは日を置かず3回しなければならないという事と、2度目は全ての祝詞もご真言も3回通りあげる事と大きめのご神鏡も奉納するように言われ、神具店で3寸5分のご神鏡を買い求めてから出かけ、3日目は仕事があるので、早朝の出かけた。
2日目行った時は前日の鼻を突いたむっとするような生臭い匂いが気のせいかもしれないが少し和らいだような気がした。
3日目の海は穏やかであった。
ノワタリさんでなく、私で良いのか?
お尋ねすると、
「真心を持って懸命にするといいのですよ。すぐには収まらないでしょうけど。」と言われた。
あれから赤潮が消えたとも広がったとも放送は無い。
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