社労士(社会保険労務士)さんのひとり言

社会保険労務士ブログは早く卒業して、グルメブログにしたいものです。

備忘。アルコール依存症について。

2012年07月17日 08時08分28秒 | Weblog
アルコール依存症。

元はアルコール中毒といわれていたが、今は、薬物依存の一種としてアルコール依存症という。

飲酒によって得られる精神的、肉体的な薬理作用に強く囚われ、飲酒をコントロールできなくなり、強迫的に飲酒を繰り返してしまう。


ウェルニッケ‐コルサコフ症候群。

ビタミンB1の欠乏によって発症する疾患。急性症状をウェルニッケ脳症(アルコール性脳症)、慢性状態をコルサコフ症候群という。ウェルニッケ脳症は可逆的。コルサコフ症候群に進展すれば80パーセントが回復しない。

意識障害、外眼筋麻痺、記憶力障害…。アルコール依存症の患者さんで、視点が定まらない人がおられますが…。それは外眼筋麻痺によるものが多いようです。


治療法は、断酒。専門医への受診と周りの援助が不可欠。


薬物療法。

抗酒剤。アルコールの代謝物であるアセトアルデヒドが分解されるのを阻害する。アセトアルデヒドは二日酔いの原因物質です。抗酒剤を飲んだ後アルコールを飲むと、ひどい二日酔い状態になる…ということですね。

シアナミドとジスルフィラム(商品名は「シアナマイド」と「ノックビン」)。

ただし…。抗酒剤には酒を止めさせる直接的効果があるわけではありません。

アカンプロセート(商品名キャンプラル)⇒飲酒欲求そのものを抑制する薬剤物質。

発売は日本新薬です。ただし、現在は治験中。


断酒会。AA(アルコホーリクス・アノニマス)等。

断酒をサポートする団体。