もりあおがえるのつぶやき

山里の四季の移ろい、日々の暮らしをつれづれに

女神が微笑んで

2024-11-28 08:04:34 | 季節

  登山口まで来てみたが全くの霧の中、どうしたものか、いや体の鍛錬と思って登り始める。今日は朝はぐずつくが次第に晴れてくるはずなんだ、それが10時か12時かあるいは夕方までかかるのか。ローカルな山の平日は人っ子一人いない、山頂まで来たが静かなきりのなか。とそのとき霧が流れ始めた。北アルプスの白い峰々が突如姿を現した。なんということだ。山の女神は孤独な若者に微笑みかける、昨日の新雪できれいに化粧した峰々が、白馬から鹿島鑓、三俣蓮華、穂高の山々、鑓の穂先はあんなにとがってたか、南には美ヶ原、東には浅間の噴煙、北に戸隠、ここはすごい展望があるのだ。深い霧の中頭だけ出した峰々が連なっていた。

 


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