大相撲は看板の両横綱が初日から欠場する寂しい秋場所の開幕となった。玉ノ井部屋は新型コロナ感染者を大量に出し、先行きも不安が付きまとう。四股や塩撒きの神事によって、少なくとも日本国土から邪を祓ってほしい。
全米オープン・テニスで、大坂なおみさんが2年ぶり2回目の優勝を飾り、、喜ばしい。時おり、神経質になったりムラが出る癖が見受けられ、危ぶまれたけれど、黒人差別撲滅の意志をきっぱり示し、精神的な強靱さが増したようにみられる。
長い物に巻かれていたり、旧い慣例の縛りから抜けられないでいては、前途を拓く道は生まれない。伝統派は人類の進化を長い時間を掛けてゆっくり遷移したように見誤るけれど、実は常に日々激変しているのが真相に違いない。今日の私は細胞的にも地球環境的にも昨日の私ではない。時間の経過を記憶の力で押し止めようとする努力は無駄であり、必要な突破力が失われる。どうも、一番先頭に立って社会の隘路を切り開かなくてはならない集団が、内輪のしきたりに囚われて、意味もなくのたうち回っているように見える。外周の各種集団も、傷を舐め合うように蝟集するから、かさぶたも膿みも取れないまま、昨日が今日、明日に続いていく。曝気しないと腐っていくのに。
秋桜
清がしき姿
常なれど
雨風いびつ
野は荒れけり
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